コラム更新日:2026.04.22

ノートブック型AI「NotebookLM」には、マインドマップを作成する機能があります。多様な種類の資料(ソース)をまとめることで定評があるNotebookLMですが、このマインドマップは、さまざまな形式のデータを整理して、視覚化してくれます。

この記事では、作成手順、NotebookLMならではの活用方法、マインドマップが役立つ具体的なビジネスシーン、共有方法などを紹介します。セキュリティ上の注意点もありますので、ぜひ最後までご覧ください。

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執筆・監修:TSクラウド編集部

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※情報は記事公開(更新)時のものです。Google Workspace の仕様や価格は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。

目次

NotebookLM のマインドマップは資料を「図解」する機能

NotebookLMのマインドマップは、アップロードされた資料(ソース)をAIが読み取り、主要なキーワードやトピックを抽出して、その関連性を自動でマッピングする機能です。中心となるテーマから関連するトピックを、ツリー状(階層構造)の図解にします。単なる要約ではなく、情報全体の構造と各トピックのつながりを視覚化して、直感的に把握しやすくなります。

マインドマップ作成の 3 ステップ

マインドマップの作成に専門スキルは不要で、以下の3ステップで情報を図解にできます。

①ソースとなる資料を NotebookLM にアップロード

NotebookLMに、対象となる資料(ソース)を追加します。具体的には、Google ドキュメントGoogle スプレッドシート、PDF、テキストファイル、公開されているWebサイトやYouTubeのURLなどです。ソースのアップロードが完了すると、NotebookLMが自動的に概要を生成し、マインドマップを作成する準備が整います。

②画面の「マインドマップ」をクリック

画面右側の「Studio」にある「マインドマップ」ボタンをクリックします。AI が資料内容を横断的に分析し、主要なトピックを階層的にまとめたマインドマップが自動生成されます。

NotebookLMのStudioパネルにあるマインドマップボタン

生成されたマインドマップは、ノートブック内に保存されます。クリックして開き、実際に見てみましょう。

生成されたマインドマップの表示画面

【注意】チャット欄で「マインドマップを作成して」と指示すると、マインドマップをイメージしたイラスト調の回答(インフォグラフィック)が生成されます。マインドマップ機能そのものを、チャットで起動することはできません。

③画像ファイルとしてダウンロードが可能

作成したマインドマップは、画面右上にあるダウンロードボタンをクリックすると、PNG 形式の画像ファイルとしてダウンロードできます。これにより、Google スライドのプレゼン資料に貼り付ける、メールに添付して送信するなど、NotebookLMの外で使用可能です。

マインドマップのダウンロードボタンとPNG出力

NotebookLM ならではのマインドマップ活用法

NotebookLM のマインドマップは、単に情報を視覚化するだけではなく、情報を深掘りできるという特長があります。具体的には以下のような活用です。

ノードを一気に展開して全体像をすぐに把握

各ノード(トピック)の横にある「>」をクリックすることで、関連する詳細(サブノード)を開くことができます(「<」クリックで閉じることも可能)。画面右下の「すべてのノードを開く」をクリックすれば、すべてのノードを一気に開くことが可能です。拡大・縮小や移動も可能で、情報のつながり全体を迅速に把握できます。

ノードの展開と全体像の把握

ノードからチャットを起動してソースを確認

マインドマップ上の特定のノード(トピック)をクリックすると、そのトピックに関する詳細な解説が、自動的にチャット欄に出力されます。NotebookLMの回答には情報元の引用箇所が示されるため、どのソースを参照したのか、資料のどこに記載されているかをその場ですぐに確認できます。

「なぜこの関係性なのか?」を AI と対話して深掘り

NotebookLMのチャットで、マインドマップを見ながらAIと対話を始めることも可能です。マップを見て気になったノードのキーワードやトピックについて、チャットで質問すれば、AIがソース全体から関連する回答を探して提示するので、より思考を深めることができます。

マインドマップが役立つ具体的なビジネスシーン

企業で想定される、作成したマインドマップが役立つシーンを紹介します。

社内研修や提案資料の論理構成を短時間で作成

AIにマインドマップを作成させることで、論理的に破綻のないアウトラインが自動的に組み上がります。従来、ホワイトボードや手書きのメモなどで試行錯誤していた「情報の取捨選択と再構築」が、 マインドマップによって半自動化できるため、担当者はより生産性の高い業務に時間を使えるようになります。

社内研修であれば「目的」「各章の学習項目」「期待される効果」といった要素がツリー状に整理されるため、その構成をそのままスライドの目次として流用可能です。提案資料なら、顧客の課題と自社商品の対応関係を視覚化することで、説得力のある構成で作成しやすくなるでしょう。

プロジェクト資料の構造化とタスク整理

複雑なプロジェクトが進行するにつれ、関連資料が増えて、全体像の把握が難しくなります。NotebookLMに関連する資料全てを集約すれば、プロジェクトの構造をマインドマップで可視化できます。

マップ化することで、各タスク間の依存関係や、「どのドキュメントに、どの情報が記載されているのか」などを把握しやすくなります。新しく参画したメンバーに共有すれば、大量の資料を読み込ませる代わりにマインドマップを見せるだけで、プロジェクトの骨子を短時間で理解してもらうことが可能です。マインドマップのノードからチャットで問いかけることで、資料に基づいてタスクを整理するという使い方もできます。

複数ソースを横断した新規事業のアイデア発想

ブレインストーミングやアイデアの創出にも、マインドマップが役立ちます。たとえば、顧客のフィードバック、競合調査、トレンド情報などの多様なソースを横断的に分析し、AIが見出した関連性やつながりをマインドマップで視覚化。資料間の微妙な関連性をAIが抽出してくれるため、手動では見落としがちな、新しい切り口を見つける効果が期待できます。

マインドマップの共有方法

作成したマインドマップは、他者と共有できます。

方法①:ノートブック自体の「共有」設定からアクセス権限を付与

1つめは、同じNotebookLM上で、メンバーにマインドマップを閲覧してもらう方法です。プロジェクトのポータルとしてノートブックを共有すれば、チーム全員が同じソース資料に基づいた共通認識を持つことができます。共有相手により「閲覧者」「編集者」のいずれかを選択可能で、後からアクセス権を削除することもできます。

NotebookLMの共有設定画面

方法②:マインドマップをダウンロードして画像を共有

2つめは、マインドマップをPNG画像としてダウンロードし、その画像ファイルをメールやチャットツールで添付して送信する方法です。相手はマインドマップを画像として閲覧するのみで、ノートブック自体にはアクセスできないため、より広い範囲に共有しやすい方法といえます。

セキュリティとデータ保護に重要な「Google Workspace」環境

安全にNotebookLMを運用するためには、個人向けの無料アカウントではなく、企業が社員の利用を制御できるGoogle Workspaceのコアサービスとして利用することをおすすめします。基本的に、NotebookLMのデータはAIの学習に無断で使用されることはないと明言されています。しかし社員が個人のアカウントでNotebookLMを利用すると、いつ・誰に・どのような情報を共有したかを企業が管理できず、退職者による不正なアクセスなどのリスクもあります。企業が安全かつスムーズにNotebookLMを運用するには、社員の利用を管理できる「Google Workspace」での利用を推奨します。

Google Workspaceを導入することで、データの所有権を会社が保持し、多要素認証( MFA )やアクセス制限、デバイス管理(MDM)などの高度なセキュリティ機能を適用できます。「誰が、どの資料をAIにアップロードしているか」を可視化し、情報漏洩のリスクを最小限に抑えながら、最新の AI を利用できます。

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NotebookLMのマインドマップで情報を視覚的にわかりやすく

NotebookLMのマインドマップは、大量・複雑な情報を自動で階層化し、理解しやすい「図解」へと変換してくれる機能です。手動での資料整理に時間を取られるよりも、AIを活用して日々の情報整理や資料作成を効率化し、「全体像を可視化」してわかりやすくしてみてはいかがでしょうか。

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