Gemini の使い方を解説!何がすごい?できることや活用例のご紹介
コラム更新日:2024.12.26
「もっと効率的に仕事をするために 生成AI の導入を考えている」
特に、限られた人員で奮闘する中小企業の IT担当者 や業務管理者の方なら、そんな思いを抱えているのではないでしょうか。生成AI の導入に興味はあるものの、「専門的なスキルがない」「使いこなせるか不安」という声もよく聞かれます。
そこで注目したいのが、Google が提供している 生成AI「Gemini アプリ」です。直感的な操作で業務効率化を実現でき、データの整理から、文書作成、タスク管理など、日常業務の多くを効率化できる可能性を秘めています。
この記事では、Gemini アプリは何がすごいの?といった概要から、基本的な使い方、できることを解説。具体的な活用例や、ビジネス向けの「Gemini for Google Workspace」についてもご紹介しています。ぜひ、Gemini アプリで、あなたの業務改革への第一歩を始める参考にしてください。
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Gemini とは Google が開発したマルチモーダルな AI
Gemini は、マルチモーダル生成AIシステム です。このシステムを利用したチャット型の AIサービス が「Gemini アプリ」であり、誰でも無料で利用可能です。
➤Gemini は何がすごい?
Gemini の特徴は、マルチモーダルであることが最大の特徴です。テキスト生成だけでなく、画像や音声などさまざまなデータを学習しており、テキストデータを得意とする他の AIサービス に比べ、より多くのタスクに対応可能です。また、情報源が Google 検索であり、リアルタイムの情報から回答を生成できる点も優れています。
➤Gemini を使いこなすコツ
Gemini を含め、生成AI の進化は目まぐるしいですが、上手に活用できていないと、効果を感じない場合もあるでしょう。Gemini を使いこなす一番のポイントは、適切なプロンプト設計です。
プロンプト設計が不十分だと、意図しない結果や非効率なやり取りにつながります。AIシステム とユーザー間のコミュニケーションを円滑にし、効果的な AI の活用を行うためのプロンプト設計については、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:ビジネスで役立つ Gemini のプロンプト設計テクニック
➤Gemini アプリのプラン・料金
Gemini アプリは無料で利用できますが、機能制限があります。有料版にすることで、Gemini の効果を最大限に発揮できるでしょう。Gemini アプリは、個人向けの無料版・有料版のほか、企業向け 生成AI の Gemini for Google Workspace でもお使いいただけます。
Gemini アプリ | Gemini Advanced | Gemini for Google Workspace |
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料金 | 無料 | 有料 | 有料 |
利用者 | 個人向け | 個人向け | 企業向け |
機能 |
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関連記事:Gemini for Google Workspace とは?無料版 Gemini との違い
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Gemini アプリの使い方
Gemini アプリの始め方や操作法を解説していきます。
➤Gemini アプリを使う前に
Gemini アプリの利用には、Google アカウントが必須です。まだお持ちでない方は、Google アカウントから作成してください。なお、アカウントは無料で作成できます。
➤Gemini アプリを開始する
- Google Gemini にアクセスし、Google アカウントでログイン
- 利用規約に同意
- 表示されたチャット画面にプロンプトを入力して開始
- 画像アイコンから画像のアップロードも可能
➤回答を再度生成する
生成された回答の末尾にある「再生成」をクリックするだけで、生成された回答を、他の案として再度生成し直すことが可能です。
➤生成された回答をダブルチェックする
一般的に、生成AI は便利な一方で、誤った情報の提供に注意が必要です。Gemini では、生成された回答を裏付ける情報を表示するダブルチェック機能も備えています。
- 生成された回答の末尾の3点アイコンから「回答を再確認」をクリック
- 生成された回答にハイライトがつく
緑色:記述と似ている可能性のあるコンテンツあり、URL が提供される
オレンジ色:記述と異なる可能性のあるコンテンツがある、または関連性のあるコンテンツがない
ハイライトなし:評価する十分な情報がない、または事実確認のいらない情報である - 緑もしくはオレンジのハイライトがついた記述をクリックすると詳細が表示
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Gemini アプリの機能。何ができる?
Gemini アプリでできることはなにがあるでしょうか?基本的な機能をご紹介します。
➤文章を作成
Gemini アプリは、入力したアイデアや指示を瞬時に把握し、その内容をもとに文章を作成できます。人間が書いたような自然な文章が作成できるだけでなく、字数制限を設けたり、フォーマルな文調にしたりも可能です。
例えば、専門用語の多い文章も、「高校生でも分かりやすい文章に変更して」と指示すれば、内容を噛み砕いて教えてくれます。
➤長い文章の要約
Gemini アプリには、長文を一度に読み込めるという特徴があります。長い文章でもすぐに理解し、内容の要約が可能です。人が文章を読み込むのにかかっていた時間と労力が大きく減り、短時間で資料の理解・まとめ作業ができます。
➤画像の作成
文章だけでなく、画像の生成も Gemini アプリで行えます。入力したプロンプトをもとに、高品質な画像の作成が可能です。
➤画像や URL の読み取り
高い画像認識能力も備えており、読み込ませた写真や図から、数値やテキストを出力できます。また、URL を読み込ませれば、Webページ の内容の要約や必要情報の抽出が可能です。競合サイトの情報を分析し、自社の改善点を見つけるのに役立ちます。(※一部読み込めない URL もあるため注意が必要)
➤Google Workspace 拡張機能で Google アプリと連携(有料)
有料版の Gemini アプリで利用可能な Google Workspace 拡張機能を利用すれば、より生産性の向上が期待できます。Google Workspace 拡張機能とは、Gmail や Google ドキュメントなどの Google アプリと連携し、ユーザーからの質問に対してより有用な回答の作成が可能になります。
例えば、「Google ドキュメントを読み込ませて内容を要約」「Google スプレッドシート内のデータを分析、表やグラフの作成」「Gmail の履歴から知りたい情報をピックアップする」などが可能になります。
➤Gem(有料)
Gem は、Gemini アプリをカスタマイズできる機能です。ユーザーの作業履歴や過去の対話を保存し、より文脈や業務に特化した支援が可能になります。すぐに使えるプリメイド Gem のほか、より専用にカスタマイズできる Gem マネージャーが提供されています。例えば、入力したテキストを自動的に複数言語に翻訳する Gem を作成すれば、翻訳ツールを開く手間が省けます。ただし、Gem も有料版の Gemini アプリでのみ利用となる点に注意が必要です。
Gemini の具体的な活用方法
Gemini アプリの機能を使った業務の活用例をご紹介します。
➤アイデア出しや壁打ち相手
Gemini は、アイデア出しや壁打ち相手として、人間の創造性を刺激し、新たな可能性を広げるツールです。
新規サービスの開発では、「20~30代女性をターゲットとした新しいコミュニケーションのツールを提案してください」と指示すれば、複数のコミュニケーションツールの機能や斬新なアイデアを提示してくれます。
他にも、自身が企画しているアイデアに対し、「このアイデアの弱点は?」などと問いかけながら、改善点を見つけたり、客観的な意見を聞けたりといつでも壁打ちが行えます。
➤ブログやメール文、キャッチコピーの作成
Google 検索で得られる膨大な情報と学習モデルを組み合わせ、指示に基づいた文章を生成します。「取引先へのお礼のメールを作成してください」と指示すれば、丁寧な表現で相手に配慮した文章を作成してくれます。
他にも、キャッチコピーの作成も可能。「20代の女性向けの化粧水のキャッチコピーを20字で考えて」
と指示すれば、ターゲット層に響くキャッチコピーが出力されます。
作成した文章を、生成された回答の末尾の「共有とエクスポート」から、Google ドキュメントや Gmail で利用することも可能です。
➤長い文章の要約と分析
Gemini のコンテキストウィンドウは大きく、長い文章の処理が可能です。
「結論部分を詳細に説明してください」「顧客レビューの中からポジティブな感情のものをまとめてください」などの指示により、膨大なテキストデータも、すぐに理解でき、長文の要約や分析、複雑な質問への回答に役立つでしょう。
人が時間をかけて読み込み、理解する必要がある文章でも、Gemini は短時間で処理でき、効率よく情報収集できます。また、客観的な分析や他覚的な視点から、文章の理解と洞察が可能になります。
「ビジネスへの 生成AI 導入は不安」を解消して生産性を向上するなら?
ビジネスへの 生成AI の導入は、情報漏洩やセキュリティリスクが不安と感じている企業も多くあるのではないでしょうか。高度なセキュリティ対策のもと、安心してお使いいただくなら、Gemini for Google Workspace がおすすめです。
生成AI の活用の課題には、「リテラシー・スキル向上」と「リスクへの対処」が多いとされています。これらの課題を解決できる AI としても、Gemini for Google Workspace は最適といえるでしょう。以下で詳しく説明していきます。
参考記事:NRI 「ユーザ企業のIT活用実態調査(2023年)」
➤直感的な操作ですぐに使いこなせる
Gemini for Google Workspace は、Google Workspace とシームレスに連携しており、普段使い慣れたインターフェースでの利用が可能です。高度なプロンプト生成などの特別なスキルがなくても、生成したいもの・やりたいことを言葉として入力するだけで利用できます。
➤「入力データは学習されない」など安心のセキュリティ
一般ユーザー向けに展開されている無料で利用できる Gemini アプリは、入力情報が Gemini モデルの学習に使用される場合があります。学習に使用しないような設定も可能ですが、社内や顧客情報を取集合う際には、十分な注意が必要です。
一方、ビジネス向けとして展開されている Gemini for Google Workspace では、Google のプライバシーポリシーのもと、入力したデータやプロンプトの内容、生成されたデータは AIモデル の学習には使用されないと名言されています。情報漏洩やシステム障害等のリスク対策が必要な企業での利用には、高度なセキュリティを備える Gemini for Google Workspace をおすすめします。
➤Google Workspace とのコラボレーションが優れている
Gemini for Google Workspace では、上述した Gemini アプリの機能「Google Workspace 拡張機能」が利用できます。Google アプリとの連携に優れており、Gemini の力を100%発揮。Google ドライブのデータを利用できるため、生成AI に使うデータの作成や整理の必要がなく、すぐに AI の導入が可能です。また、Google ドライブの権限ルールに基づき、アクセスできないファイルに関する質問は回答しないといった機密情報の取り扱いなど、安心してお使いいただけます。
Gemini for Google Workspace でビジネスを加速しよう
Gemini アプリの使い方について、始め方から具体的な活用方法についてご紹介しました。マルチモーダルである特徴を活かし、さまざまな場面で利用できる Gemini は、働き方を新しく変えていくでしょう。さらに、ビジネスで生成AIを活用するなら、情報漏洩やセキュリティリスクの不安を解消するソリューション として Gemini for Google Workspace をおすすめします。高度なセキュリティと使いやすさを兼ね備えた Gemini for Google Workspace で、ビジネスの AI活用 を始めませんか?
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