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コラム更新日:2025.02.13

ついに、ワンクリックで表作成ができる時代が到来!しかし、「表作成やデータ分析に時間にかかる時間を効率化したい」「Gemini が Google スプレッドシートでできる具体例を知りたい」といったお悩みを抱えていませんか?

ビジネス向け生成 AI の Gemini for Google Workspace とスプレッドシートが連携した機能を「Gemini in Google スプレッドシート」といいます。AI を活用したテーブル作成やデータ分析により、作業時間を大幅に削減。さらに、データ活用の促進によって、ビジネスの競争力強化も期待できます。

本記事では、Gemini in Google スプレッドシートの主要機能である「サイドパネル」「拡張版スマート フィル」の使い方から、活用方法注意点まで徹底解説します。ぜひ、AI を活用した新しい働き方を始める参考にしてください。

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執筆・監修:TSクラウド編集部

Google Workspace 正規代理店のうち、最も高いランクのプレミア資格を持っています。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上へのサービス提供で培った知識と経験を活かし、Google Workspace の情報を発信しています。

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Gemini in Google スプレッドシートとは?

Gemini in Google スプレッドシートとは、Gemini for Google Workspace とスプレッドシートを連携させた AI機能 です。AI を活用したテーブル作成やデータ分析による作業時間の削減や、データ活用の促進によるビジネスの競争力強化も期待できます。(※無料 Google アカウントではご利用いただけません。)

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Gemini in Google スプレッドシートでできること

Gemini in Google スプレッドシートができることの例が以下になります。

  • テーブルを作成する
  • 数式を作成する
  • データ分析と分析情報を生成する
  • グラフを作成する
  • ドライブ内のファイルや Gmail 内のメールの内容を要約する

Gemini in Google スプレッドシートの機能

Gemini in Google スプレッドシートで提供されている機能は、「サイドパネル」「拡張版スマート フィル」です。こちらの機能は、Business Starter での利用はできません。

  日本語
対応
Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
サイドパネル
拡張版スマート フィル

Gemini for Google Workspace は、エディションごとに利用できる機能に差があります。「今使っているエディションでは何が使える?」「目的に合わせた Gemini 機能が使えるエディションを選びたい」とお悩みの方は、以下の記事で、Gemini for Google Workspace のエディションごとの機能比較をまとめています。ぜひ、ご活用ください。

関連記事:Gemini for Google Workspace とは?料金や機能、トライアル方法

Gemini in Google スプレッドシートの使い方:サイドパネル

Gemini in Google スプレッドシートの使い方として、ここではサイドパネル機能の操作方法や活用方法をご紹介します。

サイドパネルの操作方法

サイドパネルとは、Google Workspace アプリ内で Gemini を活用するための機能です。Google スプレッドシートでは、Gemini と対話しながら、データ分析や表・数式・グラフの作成などさまざまなタスクを効率的に進められます。

  1. Google スプレッドシートを開く
  2. 右上の「Gemini に相談する」の Gemini アイコンをクリック

    Geminiに質問する

  3. サイドパネルで「候補を選択」または「プロンプトを入力」

    スプレッドシートでGeminiサイドパネルを開く

    💡もっと役立つヒント「Gemini を使いこなすならプロンプトが重要」

    Gemini をより効果的に活用するには、適切なプロンプト設計が必要です。適切なプロンプトには「回答精度の向上」「創造性の発揮」といった効果があり、生成AI を有効的に活用するためには欠かせません。以下で、プロンプト設計について解説していますので、ぜひ参考にしてください。

    関連記事:ビジネスで役立つ Gemini のプロンプト設計テクニック


  4. 生成データを活用
    • 挿入:回答内容を挿入する
    • コピー:回答内容をコピーする
    • 再試行:別の回答案を再生成する
    • Google で:回答結果を Google で再検索する(ダブルチェック)
    • Geminiサイドパネルの使い方

サイドパネル活用方法

ここでは、Gemini for Google Workspace が Google スプレッドシートで実際にどのようなことができるのかご紹介します。

スプレッドシートを要約

データを含んだ Google スプレッドシートを開くと、サイドパネル上に自動的に「概要」が表示されます。

GeminiでGoogleスプレッドを要約

データを操作中の場合は、「この表を要約」をクリックすると要約されます。出力された要約に対し、「中学生でも分かるように」「もっと短く要約してほしい」などのプロンプトを入力し、より目的に合わせた内容に変更も可能です。

Googleスプレッド「この表を要約」

テーブルの作成

Google スプレッドシート上へのテーブル作成も、サイドパネルで簡単に行えます。

  1. サイドパネルで、プロンプトの選択もしくは、独自のプロンプトを入力し「Enter キー」をクリック

    プロンプト例:
    メールマーケティングのタスク管理テーブルを作成してください。タスク名、担当者、期日、進捗状況の項目が欲しいです。

  2. 作成された表を挿入する場合は、サイドパネル上の左斜め上向きの矢印をクリック、もしくは、スプレッドシート上に仮で表示された表の「挿入」をクリック

    GeminiでGoogleスプレッドシートにテーブルを作成する

数式の作成

表計算ツールでは、関数を使うことが多いですが、多くの数式を暗記するには労力が必要です。Gemini を使えば、やりたいことを伝えるだけで、すぐに数式を作成してくれます。数式を覚えていなくても、Gemini さえあれば、効率よくデータ整理が可能です。

  1. 使用するデータ範囲内のセルにカーソルを置く
  2. サイドパネルで、シートの参照または汎用的なセル名を使用し、プロンプトを入力し「Enter キー」をクリック(※使用するデータ範囲内のセルにカーソルを置く)

    プロンプト例:
    売上額を販売個数で割る数式を作成してください。

  3. 作成された表を挿入する場合は、サイドパネル上の左斜め上向きの矢印をクリック、もしくは、スプレッドシート上に仮で表示された表の「挿入」をクリック

    GeminiでGoogleスプレッドシートの数式を作成する

  4. Google スプレッドシートに数式を挿入する場合は、挿入したいセルを選択し、「挿入」アイコンをクリック

画像生成

Google スプレッドシートで画像生成が可能です。Google スプレッドシートのデータをプレゼンテーション資料として作成する場合の挿絵などに活用できます。

  1. サイドパネルにプロンプトを入力(今回は「野菜の画像を作成してください」と入力)
  2. 生成された画像にカーソルを合わせ、以下を選択
    • 画像を挿入:「挿入」アイコンをクリック
    • 類似画像を検索:「さらに生成」アイコンをクリック

      GoogleスプレッドシートのGeminiで画像生成

Google ドライブのファイルや Gmail のメールを要約

サイドパネルを利用し、Google ドライブのファイルからテキストの生成や、Gmail のメールの参照が可能です。Google スプレッドシートを開いた状態で、Google ドライブや Gmail のデータ内容を探しに行く手間が省け、作業効率が高まるでしょう。

Google スプレッドシートの操作方法を提示

Google スプレッドシートの操作方法についても、サイドパネルで質問を入力すれば、すぐに答えてくれます。例えば、「条件付き書式の使い方を教えて下さい」「重複している項目を削除する方法が知りたい」など、新入社員など初めて使うスタッフが操作法に困っても、その場ですぐ解決ができます。

データ分析と分析情報の生成(※順次提供中)

Gemini サイドパネルを使用し、シート内のデータに関する質問に回答してもらえます。例えば、シート内データの傾向を特定してもらう、データ内の上位 3 つの商品に関する分析情報を提供してもらう、などが可能になります。

データ分析や分析情報の作成により、勘や経験に頼らず、データに基づいて客観的な判断が可能です。効率よく課題を発見し、すぐに改善施策の考案を行えることで、これまで以上に素早い PDCA を回し、事業成長に大きく貢献できるでしょう。また、過去データからの動向を予測し、リスク対策や事業計画にも役立ちます。

グラフ作成(※順次提供中)

データに基づいたグラフの作成も行え、データを素早く簡単に可視化できます。これにより、複雑なデータであっても、視覚的に分かりやすく、理解を深めるのに役立ちます。手動でデータをグラフにする作業も効率化され、資料作成の作業効率もぐっと高まるでしょう。

Gemini in Google スプレッドシートの使い方:拡張版スマート フィル

Gemini for Google Workspace の拡張版スマート フィルとは、Google スプレッドシートで AI を活用して効率的にデータ入力する機能です。例えば、「ニュース記事をトピック別に整理」「データの表記を変換」などが行えます。

拡張版スマート フィル機能は、現時点では日本語が未対応であるため、使用する場合は、アカウントの言語設定を英語にする必要があります。

  1. 提案が表示されたら提案バブルをクリック
  2. 提案を拒否する場合、「✕」でキャンセル

    Googleスプレッドシート拡張版スマートフィル

出典:Google ドキュメント エディターのヘルプ「Google スプレッドシートで Gemini の強化されたスマート フィルを使用する」

Gemini in Google スプレッドシートの注意点

Gemini for Google Workspace は、スプレッドシート内でさまざまなことに利用でき、業務の効率化に効果的である一方、活用時に注意が必要な点もあります。

既存の表の編集や書式設定はできない

現時点では、「あるセルの数字を変更する」「行の削除」など、Gemini で既存の表のデータを直接編集できません。また、フォントの種類や色、罫線などの書式設定も、Gemini では行えません。

提案されたテーブルを調整した場合、最初のバージョンに戻れない

新しいバージョンを作成した後、以前のバージョンに戻すことができません。そのため、最初のテーブルを使う可能性がある場合は、コピーしておくことをおすすめします。

Gemini for Google Workspace の導入方法

Gemini for Google Workspace の導入方法について、必要なことや料金、リスクや不安を抑えた導入のコツについてご紹介します。

Google Workspace のライセンス契約が必要

Gemini for Google Workspace は、Google Workspace の機能の一部となるため、Google Workspace ライセンスの契約が必要です。まずはエディションや機能など、以下を参考にご検討ください。

関連記事:Google Workspace 導入はこれで完璧!申し込み手順を詳しく解説

Gemini for Google Workspace の料金

Gemini for Google Workspace の料金は、Google Workspace のライセンス料に含まれます。Gemini for Google Workspace 以外にも、ストレージ容量や活用したい機能・目的にあわせてエディションを選択するとよいでしょう。

               
  Business Enterprise
Starter Standard Plus
価格
ユーザー1人あたりの月額
(年間契約の場合)
¥800 ¥1,600 ¥2,500 お問い合わせ
利用可能人数 ~300人 ~300人 ~300人 無制限
ストレージ容量
ユーザー1人当たり
30GB(プール) 2TB(プール) 5TB(プール) 5TB~(プール)
生成 AI 機能
(機能制限あり)

Gemini in Google スプレッドシートで効率よくデータを活用しよう

本記事では、Google スプレッドシートと Gemini for Google Workspace を連携させた AI機能「Gemini in Google スプレッドシート」がでできることや活用方法を解説しました。Gemini in Google スプレッドシートでは、サイドパネルや拡張版スマート フィルといった機能が利用でき、生産性の向上に大きく貢献します。

特に、サイドパネルの活用は、スプレッドシートの可能性をさらに広げられる鍵となるでしょう。Gemini in Google スプレッドシート は、今後ますます進化していくことが期待されます。Gemini を使いこなして、あなたの仕事をレベルアップさせませんか?

株式会社TSクラウドでは、Gemini for Google Workspace の詳細をまとめた資料をご用意しています。無料でダウンロードできますので、ご活用ください。

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