Google Workspace 導入手順。契約方法や注意点などを解説
コラム更新日:2025.12.22
Google Workspace とは、ビジネス向けのクラウド型グループウェアサービスのことで、生産性とチームワークの強化を実現できます。企業に導入するにあたって、「Google Workspace 導入の手順を知りたい」「Google Workspace の始め方、設定方法は?」とお悩みの方もいるのではないでしょうか?
今回は、Google Workspace の申し込み方法から実際の始め方(初期設定の手順)までまとめてご紹介します。スムーズな導入を可能にするため、申し込み前に準備しておくことや、必要な準備物について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
Google Workspace のスムーズな導入には、自社に最適なプラン選定と正確な初期設定が不可欠です。選び方やお支払方法のご相談、「どこから手をつけたらよいかわからない」という場合なども、一度、TSクラウドへお問い合わせください。 ⇒お問い合わせフォームから相談する
執筆・監修:TSクラウド編集部
Google Workspace 正規代理店のうち、最も高いランクのプレミア資格を持っています。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上へのサービス提供で培った知識と経験を活かし、Google Workspace の情報を発信しています。
目次
Google Workspace 導入の5ステップを確認
導入を成功させるには、多くのステップが必要です。まずは全体フローを確認しましょう。
手順① Google Workspace 導入の体制・計画策定
Google Workspace をスムーズに導入するには、最初に以下のような準備が必要です。
プロジェクトの管理者・導入担当者の決定
まずは導入計画を進行する導入担当者と、Google Workspace の管理を担当する企業内の「管理者」を決めましょう。 導入担当者は、Google Workspace の契約手続きや初期設定を中心となって進めます。
管理者とは Google Workspace の管理コンソールにログインすることができ、ユーザー毎の設定や機能制限が可能な権限をもつユーザーです。 今後さまざまな管理業務をスムーズに進めることができるよう、社内の管理部門や情報システム部門などから、適切な人材を選んでください。 管理者権限は複数名に付与することができます。
▼Google Workspace を初めて導入するケースや社内に IT に詳しいスタッフが不在?初期設定に不安がある場合は、 TSクラウドの導入支援サービスがおすすめです。 専門スタッフが導入計画の策定や面倒な初期設定を代行するため、 お客様はログインするだけで使い始めることが可能です。
データ移行を含む移行計画の策定
続いて、現在のシステム体制からどのように Google Workspace へと移行していくのかスケジュールを立てていきます。 「社内の情報共有で課題に感じている部分をどのように変えていきたいか」や、 「クラウド上で管理する体制を作るために、第一歩としてどのような機能が必要なのか」を考慮して策定するとよいでしょう。
移行計画の策定によって課題や時期も明確になり、より円滑に進めていくことができます。
手順②アカウント数・プランの決定
導入計画が固まったら、契約するアカウント数とプランを決定します。
利用人数(アカウント数)の決定
計画が立てられたら、次は契約する人数(アカウント数)を決めましょう。 Google Workspace の利用人数については、初めから従業員全員の契約をせずに一部の部署から始めてみるなど、部分的な導入も可能です。
企業のニーズに合わせた最適なプランの決定
Google Workspace の導入手続きを行う前に、実際に利用したいプラン(エディション)をある程度決めておく必要があります。 Google Workspace のプランは、Business プランと Enterprise プランの 2 つが主要プランとなっています。 組織の規模や、必要な容量・機能・ツールに応じたプランを選択できます。
| Business | Enterprise | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| Starter | Standard | Plus | Standard | Plus | |
| 価格 ユーザー1人あたりの月額 (年間契約の場合) |
¥800 | ¥1,600 | ¥2,500 | ¥3,060 | ¥3,980 |
| 利用可能人数 | ~300人 | ~300人 | ~300人 | 無制限 | 無制限 |
| ストレージ容量 ユーザー1人当たり |
30GB(プール) | 2TB(プール) | 5TB(プール) | 5TB~(プール) | 5TB~(プール) |
| 生成 AI 機能 | ◯ (機能制限あり) |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
月額料金や利用人数、利用できる機能は、プランによって異なります。 自社の求める条件と照らし合わせて、最適なプラン選びが重要です。
▼プランが未定の方は、主要プランの比較が簡単にできるこちらの記事もご確認ください。
Google Workspace プラン比較。機能や料金、選び方までを解説
容量、録画機能、セキュリティなど、各プランの特徴と、選び方の重要ポイントを解説。
導入サポート役の決定と支援サービスの確認
社内で実際に Google Workspace の運用が始まった時、便利な機能を使いこなそうとしてもスタッフ全員が使い方を把握することが難しく、「困りごとがあるが、自分では解決できない」という事態も発生するかもしれません。
そのような時のために、Google Workspace の「導入サポート役」を決めておくと安心です。 あらかじめサポート役を決めておくことでトラブルが起きた時に迅速に対応できるほか、 ナレッジが集約されるので企業として Google Workspace の活用が進むでしょう。
ただ、Google Workspace を初めて使う場合など、社内に IT に詳しい人材がいるとは限りません。 その場合は、TSクラウドなどの「販売代理店」を頼りましょう。TSクラウドの場合は、電話やメール、Web 会議 などでサポートすることが可能です。 代理店を選定する場合は、価格やカスタマーサポート、拡張機能の提供など、販売元ごとに違いがありますので、気になる点を問い合わせるようにしましょう。
TSクラウドでは、はじめて Google Workspace を導入するお客様の導入〜運用開始のフェーズを包括的に支援する「導入支援サービス」を提供しております。IT に不慣れな企業や、導入をお急ぎの企業におすすめです。
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問い合わせる手順③ Google Workspace 契約に必要な準備
実際に Google Workspace の申し込みを行う際に、準備が必要な物についてご紹介します。
企業ブランドを確立する独自ドメイン
Google Workspace では、企業の独自ドメインを使ったメールアドレスを作成することができます。 独自ドメインとは、インターネット上の住所のようなもので、メールアドレスの「@」以降の文字列となります。 全従業員が企業の独自ドメインを使ったビジネス用メールアドレスを使用することにより、クライアントからの信頼が得られます。
会社のクレジットカードなど決済手段の確保
会社のクレジットカードは、Google Workspaceを「Googleと直接契約」する場合に必要になります。 会社名義のクレジットカードがない場合や請求書払いの方が良い場合は、 請求書払いに対応した販売代理店から契約するとよいでしょう。弊社TSクラウドは、日本の商習慣に合わせた請求書払いが可能です。
▼請求書払いで Google Workspace の利用をご希望の場合は、こちらの記事もご参照ください。
Google Workspace の請求書払いの条件は?支払い方法を解説
「日本円で請求書払い」にしたい企業は必見!契約先による支払い方法の違い、クレジットカード払いの注意点、代理店で契約するメリットなどを解説しています。
セキュリティを強化するスマートフォンの確保
出勤前や退勤後、外出先などに普段使っている PC 以外のデバイスから接続する場合は、二段階認証を行うためにスマートフォンが必要になります。 スマートフォンを使えば、Google アプリからスムーズに操作できるため格段に便利になります。
手順④ Google Workspace の契約方法を選択
申し込み前の体制や必要な準備物を整え、Google Workspace の契約を行います。ここでは、それぞれの契約方法の特徴や注意点などを解説します。
Google へ直接申し込みを行う
1つめは企業から Google の公式ホームページへ問い合わせを行い、直接契約する方法です。
直接契約の場合、支払いはドル建て(米ドル)で、会社名義のクレジットカード払いが基本です。「請求書発行アカウント」を申請できる場合もあるようですが、基準は非公開のため、詳細は Google へ直接問い合わせる必要があります。クレジットカードの有効期限が過ぎた場合や、限度額に達して決済ができない場合などは、支払いができずサービスが停止することも考えられます。
また、公式の技術サポートは限定的なため、設定やトラブル発生時などは、社内で解決できる体制も必要です。
代理店で契約する
2つめは、Google が正式に認定した Google Workspace の販売代理店と契約するという方法です。代理店によって提供するサービスは異なりますが、日本円での請求書払いが可能な場合があります。また、導入前の相談、運用開始後の技術サポート、活用支援など、手厚いサポートを提供している代理店もあります。
▼Google 公式と代理店経由の具体的な違い、代理店経由で申し込むメリット、代理店を選ぶときのポイントなどは、以下の記事で詳しく解説しています。
失敗しない Google Workspace 販売代理店の選び方
Google Workspace の代理店の選び方を詳しく紹介!Google 公式との違いや、代理店で契約するメリットなどを解説しています。
手順⑤ Google Workspace の利用開始:基本設定
Google Workspace の初期設定は、企業の担当者が行うことも可能です。初期設定の方法は以下の内容になります。
1.サービス利用開始のための DNS 設定(ドメイン所有権の証明)
Google Workspace に使用するドメインの DNS に TXT レコードを追加し、ドメインの所有者であることを証明する作業です。 完了すると、Gmail 以外のサービスが利用可能になります。( Google Workspace のドメインの所有権を証明する )
2.従業員のアカウントを登録
Google 管理コンソールですべてのユーザーアカウントやグループメールを作成します。 次の工程で受信メールサーバーを変更すると、これまで使用していたメールサーバーではメールを受信できなくなるので、 引き続き受信したいすべてのメールアドレスを Google Workspace に登録することが重要です。
3.Gmail を利用するためのDNS設定
ドメインの DNS 管理画面で MX レコードの設定を変更して、受信メールサーバーを Google のサーバーに切り替えます。 これにより、メールが Google Workspace アカウントの Gmail に配信されるようになります。
※一部のユーザーは Gmail を利用せず既存のメールサーバーでの受信を行いたい場合は、上記の方法とは異なる高度なメールルーティング設定を行う必要があります。
上記の作業手順が難しいと感じた方は、初期設定のサポートを代理店に任せるのをおすすめします。TSクラウドではさまざまなサポートを行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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▼Google Workspace の始め方についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェック!
Google Workspace の始め方。初期設定から全社展開のロードマップ
Google Workspace 導入担当者は必見!事前準備、初期設定の流れ、運用開始に向けた全社展開のポイントまでを解説。
導入失敗を回避!Google Workspace 導入の注意点
Google Workspace の導入を成功させるためには、事前の計画と準備が不可欠です。ここでは、導入時によくある失敗を回避するための、主な注意点をご紹介します。
アカウント設定の不備とセキュリティリスク
Google Workspace の導入において、初期設定がその後の安全性や運用性に大きく影響します。設定に不備があると、不要なアクセスや情報漏洩につながるリスクが高まります。適切なアクセス権限の設計、多要素認証設定、パスワードポリシーの徹底など、導入時点でのセキュリティ設定を念入りに行いましょう。
移行期間とデータ移行の計画不足
データ移行は単なるコピー作業ではなく、既存システムから Google Workspace への移行計画と実行の管理が重要です。十分な期間を確保し、「どのデータを」「いつ」「どの手順で移行するか」を明確に計画しておくことが、トラブル回避につながります。また、移行前のバックアップや、影響範囲の周知も必須です。
アカウント数の過不足
アカウント数は、多すぎると不要な費用がかさみ、足りなければ業務が滞る原因ともなります。導入時の正確な従業員数を把握することはもちろん、利用する機能や将来の人材採用(アカウント追加)も考慮し、必要に応じて段階的に調整できるようにしておくことが重要です。
利用定着に関わるトレーニング不足
Google Workspace は機能が多岐にわたるため、社員一人ひとりへの定着を図るには、利用に関するトレーニングが不可欠です。基本操作や業務での活用方法を学べるようなトレーニングを、導入計画に盛り込みましょう。トラブルが発生しても「誰に相談・報告すればいいのかわからない」という事態も発生するかもしれません。運用後の問い合わせ窓口やフォローアップ研修も必要です。
こうした注意点は、「導入支援サービス」でカバーできます。各企業の規模や課題に合わせて、必要な支援オプションを柔軟に組み合わせることができるため、まずは貴社の現状と、特に利用したい機能などをお聞かせください。
Google Workspace の導入は計画とプラン選びが大切
Google Workspace を導入する前の準備や、申し込む手順について解説しました。 Google との直接契約を済ませた後に代理店の存在を知り、慌てて問い合わせるという事態を避けるためにも、 導入にあたっての体制作りや準備を考慮したスケジュールを策定し、計画的に申し込みを行うことが重要です。導入そのものがゴールではないため、Google Workspace で業務効率を向上するには、自社に最適なプランを選ぶことも大切です。
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