Google Workspace Frontlineとは?価格、使用できるツール、適した職種の事例

コラム公開日:2022.04.18

Google Workspace Frontline

Google Workspaceの新プラン「Google Workspace Frontline」が2021年4月1日にリリースされました。そして2023年に「Frontline Starter」「Frontline Standard」の2つのエディションに分けれています。

この「Google Workspace Frontline(グーグルワークスペース フロントライン)」は、デスクレスで働く人々が、オンラインでのコミュニケーションや連携の取れた業務を行えるように作られています。統計によると、世界の労働人口の8割近くが「デスクレス」の働き方をしており、その方々に向けて、Googleの正規代理店である弊社TSクラウドでも、Frontlineの販売を開始しています。

この記事では、Frontlineの特徴、使用できるツール、価格、従来のBusiness・Enterpriseプランとの違い、導入のポイントなどをまとめています。

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Google Workspace Frontline要点まとめ

  • ノンデスクワーカー(現場従業員)向けのプラン、対象外の方は利用できない。
  • Business Starterより安価。
  • BusinessもしくはEnterpriseエディションとの併用が必須。
  • 基本的なツールは使用可能。
  • ドライブやメールなどの保存容量が5GBと少ない(Business Starterは30GB)。
  • 「Frontline Starter」と「Frontline Standard」の違いはセキュリティレベル。

他エディションとの混在も必須のため、ご要望をヒアリングさせていただいた後に、最適なご提案をさせていただきます。

Frontlineについて問い合わせる

Google Workspace Frontlineの特徴

Google Workspace Frontlineの特徴

これまでのGoogle Workspaceの課題

これまでのGoogle Workspaceには、デスクワーカー向けのプラン(Google Workspace Business, Enterprise)しか存在せず、デスクにいることの少ない現場従業員向けのプランはありませんでした。

現場で働くことの多い従業員にもGoogle Workspaceを導入しようとすると、デスクワーカー向けのBusiness(もしくはEnterprise)を使用することを余儀なくされていました。そうなると、必要十分すぎる機能が含まれていることから、利用料は割高になってしまいます。

この課題をクリアするプランが、今回リリースされた「Google Workspace Frontline」です。今回のリリースにより、デスクワーカーと現場従業員のスムーズなコミュニケーションが低コストで実現できるようになるでしょう。

▼デスクワーカー向けのプランはこちら

Google Workspace Frontlineの概要

♦ Google Workspace Frontlineとは

Google Workspace Frontlineは、従業員が所有する各自のデバイスからでも、安全なコミュニケーションを実現できます。Google Workspaceの代表的なツールである、Gmail、チャット、Meet、ドキュメント、ドライブなどのコミュニケーションとコラボレーションのアプリケーションが含まれるだけでなく、高度なエンドポイント管理のような企業データを守る機能が含まれています。エディションは「Frontline Starter」と「Frontline Standard」2つがあり、セキュリティや管理機能に違いがあります。

♦ 想定されるユーザーの働き方

  • デスクレスな働き方をしている
  • 仕事中に異なる場所を行き来することが多い
  • モバイル端末を多用している
  • 他のワーカーと仕事用端末を共有している

♦ 適した職種の事例

  • 製造業の従事者
  • レストラン、ホテル、小売業の従業員
  • 農業、漁業、林業従事者
  • 建設作業員
  • フィールドワーカー
  • カスタマーサービスセンター
  • 交通機関のオペレーター、など

♦ Frontlineで使用できるツール・価格

Google Workspace Business Starterと比較して、主な機能は同様ですが、 一部の機能が制限されており、それに伴い価格も低く抑えられています。詳細は後述します。

♦ Business, EnterpriseとFrontlineの併用が必須

これまでのGoogle Workspaceでは、1つのドメインで複数のプランを選択することはできませんでした(例:Business StandardとBusiness Plusを共存させる)。しかし、今回のFrontlineは、アカウント数などの諸条件はあるもののFrontlineとBusiness、FrontlineとEnterpriseのように、1つのドメインで他のプランと共存させることが求められます。

Frontline と Business Starterとの比較表

  Frontline Starter Frontline Standard Business Starter
年契約(月額) 520円/ユーザー 1,360円/ユーザー 680円/ユーザー
ストレージ容量 5GB/ユーザー 5GB/ユーザー 30GB/ユーザー
ドキュメントファイルの作成
(共有ドライブ)
X X X**
ドキュメントファイルの作成
(マイドライブ)
利用可能人数 無制限 無制限 300人
エンドポイント管理 高度 高度 標準
高度なセキュリティおよび管理機能 X X
99.9%の稼働率保証
24時間365日の電話サポート
2段階認証プロセス
Meet ビデオ会議への最大参加社数 100人 100人 100人

*TSクラウドでのご契約は、年間契約・5アカウント以上をお願いしております

**Business Starter をご利用のお客様は、2023年後半に共有ドライブの一部の機能をご利用いただけるようになります。

Google Workspace Frontlineで使えるツールの詳細

現場従業員向けであることから、Business Starterと使用できるツールはほぼ同じですが、機能に一部制限がされています。申し込み前にご確認ください。

▼Frontlineで使用できる主なツール

  • Gmail:「~~~@[会社名].com」のようなビジネス用アドレスを使ってメールを送受信
  • Meet:各種デバイスからビデオ会議に参加
  • Googleカレンダー:カレンダーを共有して会議や予定のスケジュールを簡単に設定
  • ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーション:各種資料の閲覧と編集
  • Googleドライブ:1ユーザーあたり5GBのクラウドストレージの利用
  • Chat:グループまたは1対1でのチャットコミュニケーション

以下では、それぞれのツールの詳細を見ていきます。

① Gmail

  利用の可否
固有のドメインを使ったメール送受信
ユーザー単位で付与できる追加のアドレス
([部署名]@[会社名].com)
管理者が管理するメーリングリスト
ユーザーが管理するメーリングリスト
迷惑メールフィルタとウイルスブロック
Gmailでの広告の無効化
フィルタ機能やコンテンツポリシーのカスタマイズ

② Google Meet

各種デバイスからビデオ会議を実施することができます。
参考記事:Google WorkspaceのMeetとは?無料版との違いや使い方を解説

  利用の可否
100名までのWeb会議
外部の参加者
プレゼンテーションと画面共有
Android版とiOS版のアプリの使用

③ Googleカレンダー

Google Workspaceの他のプランと同様に、他の従業員と共有されたカレンダーを使って、会議やイベントの予定を簡単に立てることができます。

利用の可否
チームカレンダーの設定
会議室や設備などのリソース予約
予定にビデオ会議(Meet)を追加する
カレンダーをMicrosoft Exchangeと同期する

④ Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド

Frontlineは、マイドライブ内でのファイル作成はできますが、共有ドライブ内でのファイル作成はできません。共有ドライブ内のファイルの閲覧はデフォルトで可能、編集権限のある他アカウントからの権限付与されれば編集もすることができます。

  Google Workspace
Frontline
Google Workspace
Business, Plus
Google Workspace
Enterprise
ファイルの作成
(マイドライブ)
ファイルの作成
(共有ドライブ)
共有ドライブ内の
ファイル閲覧
共有ドライブ内の
ファイル編集
△(権限が必要)

  利用の可否
1ユーザーあたり5GBのクラウドストレージの利用
ドライブの監査ログ
Google以外のアカウントとの共有(ビジターとの共有)
外部リンクの共有

⑤ 共有ドライブ

組織内の共有ドライブでは「閲覧者」または「コメント投稿者」以上のアクセスレベルを設定することができないため、ファイル・フォルダの新規作成およびアップロードができません。ただし、ファイルやフォルダごと個別に権限を付与することで、編集は可能です。なお、マイドライブでのファイル・フォルダの新規作成・アップロードは自由に可能です。
関連記事:Google Workspaceの共有ドライブとは。容量制限や権限管理など。

⑥ Google Chat

Google Workspace Business、Enterpriseと同様にGoogle Chatを利用して、グループまたは1対1でのチャットコミュニケーションと取ることができます。

⑦ Googleアシスタント

以下の動画のように、音声で様々な操作ができます。Googleアシスタントに仕事のカレンダーの次の予定をGoogleに尋ねたり、メッセージを送信したりできます。タイピングができない状況では特に重宝される機能となるでしょう。

Googleアシスタント

⑧ 高度なエンドポイント管理

Frontlineは、オフィス外で利用するシーンが多く想定されているため、端末のセキュリティをBusiness Starterよりも高いセキュリティレベルを上げることができます。より安全なパスワードの必須化、デバイスのリモートワイプ、iOSアプリの管理、Androidでの仕事用プロファイルの使用などが可能です。

⑨ ドライブの監査ログ

Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム、サイトでのユーザーのアクティビティを確認できます。

⑩ データ保護に関する分析レポート

組織内の機密データを含むドライブ ファイルに関するレポートを確認できます。

Frontline StarterとFrontline Standardの機能の違い

Frontlineには2つのエディション「Frontline Starter」「Frontline Standard」があります。その違いはセキュリティと管理機能の違いです。その違いを表にまとめましたので、ご覧ください。より高度なセキュリティレベルをお求めの方には、「Frontline Standard」がオススメです。

    Frontline
Starter
Frontline
Standard
高度なエンドポイント管理 組織のデータをより細かく管理。より安全なパスワードを必須にできるほか、デバイスのリモートワイプ、Android での仕事用プロファイルの使用、iOS アプリの管理なども可能。
ドライブのログイベントデータ Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム、サイトでのユーザー アクティビティを確認できる。
データ保護に関する分析情報レポート 機密データが含まれる組織内のドライブ ファイルに関する情報を確認できる。
エンタープライズ エンドポイント管理 会社所有デバイスを管理するための管理機能。
・iOSデータ保護、モバイル デバイスの証明書、コンテキストアウェア アクセスなどのセキュリティ設定。
・デバイス管理(モバイル デバイスとiOSデバイスの会社所有インベントリ、管理ルール、BeyondCorpパートナーとの統合など)
・限定公開のiOSアプリ管理
・デバイスのログイベント データや、使われていない会社所有デバイスのレポートなどの、デバイスの詳細データ。
X
データ損失防止(DLP) ルールを作成して適用することで、ユーザーが組織外の相手と共有できるファイルのコンテンツを管理できる。 X
コンテキストアウェアアクセス ユーザーID、デバイスのセキュリティ対策、IPアドレス、位置情報などの属性に基づいて、Google WorkspaceおよびSAMLアプリケーションに対する詳細なアクセス制御ポリシーを作成できる。 X
Google Vault 電子情報開示とデータ保持の次世代型ソリューション。 X
Cloud Identity Premium 企業向けセキュリティ、アプリケーション管理、自動デバイス管理を行える。 X
Google Voice アドオンサブスクリプションとして利用可能。高性能で使いやすいクラウド プライベート電話ネットワークで、ユーザーは電話番号、自動応答、着信グループを利用できる。 X

Google Workspace Frontlineの価格

Frontlineは、BusinessもしくはEnterpriseエディションとの併用が必須となりますので、単体での導入をすることはできません。ご要望をヒアリングさせていただいた後に、プラン混在の最適なご提案をさせていただきます。

価格の詳細についてはお問い合わせください。

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Google Workspace Frontline導入のポイント

Frontline StarterからFrontline Standard、Business、Enterpriseへのアップグレードが可能

どのプランを選ぶか迷われている方もいるかもしれません。一旦Frontline Starterを選んでも、後からグレードアップをすることができるので、安心してお申し込みいただけます。

アドオンによる機能追加が可能

有料の追加機能として、以下の2つをご案内します。セキュリティや訴訟対策を講じたい方におすすめさせていただいております。
関連記事:Google Vaultとは。使い方や価格、その機能を解説。

Google Vault 電子情報開示とデータ保持の次世代型ソリューション
Cloud Identity Premium 企業向けセキュリティ、アプリケーション管理、自動化されたデバイス管理サービス

ポイント③ 利用資格がない従業員は使用できない

利用資格のない従業員(デスクワーカー)が、Google Workspace Frontlineのアカウントを取得しているとGoogleが判断した場合、Frontlineのエディションへのアクセスを制限される場合がありますので、ご承知おきください。Frontlineが対象にする職種かどうか迷われる場合は、TSクラウドまでお問い合わせください。

Google Workspace Frontlineのお問い合わせはTSクラウドまで

Google Workspaceは、これまで現場の従業員向けのベストなプランを用意することができていませんでしたが、今回のFrontlineのリリースでデスクワーカーと現場従業員のスムーズなコミュニケーションが実現できるようになるでしょう。

Google Workspace Frontlineのサービス内容について更に詳しく知りたい方は、TSクラウドに在籍するGoogle Workspaceの専門スタッフにお問い合わせ下さい。

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