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コラム更新日:2025.07.18

「社内の情報共有がうまくいっていない」「多様な働き方に対応したいがセキュリティが心配」「もっと業務を効率化したい」など、多くの企業が抱える課題は、Google Workspace で解決できるかもしれません。

Google Workspace とは、業務に必要なツールを1つに統合した Google 社が提供するビジネス向けのクラウド型グループウェアサービスで、時間や場所を選ばず、どこからでも仕事ができます。 多様な働き方をサポートし、生産性向上とスムーズなチームの連携を実現。さらに進化した AI を活用して、より業務効率化が期待できます。

本記事では、Google Workspace の基本から無料版との違い、料金、事例など、網羅的に解説します。あなたのビジネスを次のステージへ進める第一歩にしませんか?

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執筆・監修:TSクラウド編集部

Google Workspace 正規代理店のうち、最も高いランクのプレミア資格を持っています。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上へのサービス提供で培った知識と経験を活かし、Google Workspace の情報を発信しています。

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Google Workspace とは

Google Workspace(グーグルワークスペース)とは、Gmail、Google ドライブ、Google Meet などの多様なツールがパッケージされた Google 社が提供するビジネス向けのクラウド型グループウェアサービスです。世界中のどこにいても、同じクラウド上で仕事をすることができます。テレワークや働き方改革など、現在の働き方に最適な統合型ツールです。

さらに、プランに応じて最新の生成 AI「Gemini」も追加料金なく利用可能で、メール作成のサポートや会議内容の要約といった先進的な機能が、ビジネスを次のステージへと導きます。

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Google Workspace のメリット

Google Workspace が企業にもたらすメリットとして、以下6つが挙げられます。

  • コミュニケーションの強化と情報の一元化
  • 場所を選ばない柔軟な働き方の実現
  • 堅牢なセキュリティとガバナンス
  • 企業の成長を加速させる DX 推進とナレッジマネジメント
  • コストの最適化と従業員エンゲージメントの向上
  • 最先端の生成AI「Gemini」が全社の業務をアシスト

具体的なメリットの内容は、以下の記事で詳しくご紹介しています。

関連記事:Google Workspace のメリットとは?AI 活用 と 全社 DX で組織の生産性を最大化する方法

無料版との違いは?ビジネス利用なら有料版を選ぶべき理由

多くの方が使い慣れた無料版の Google ツールは便利である一方、ビジネスで本格的に利用するにはセキュリティやアカウント管理の面で課題があります。Google Workspace は、そうした無料アカウントのビジネス利用における課題を解決するために工夫がされています。

例えば、会社の信頼性を高める独自ドメインのメールの利用や、情報漏洩を防ぐ強固なセキュリティ監理など、ビジネスを守り、成長させるための機能が揃っています。ビジネスの基盤を固め、安全に成長していくために、多くの企業に有料版の Google Workspace が選ばれています。

Google Workspace の料金プラン

Google Workspace では、Business エディションと Enterprise エディションの 2 つの主要エディションを提供しています。組織の規模や、必要な容量・機能・ツールに応じたプランを選択できます。TSクラウドの割引価格で契約するには諸条件がありますので、お問い合わせください。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
価格
ユーザー1人あたりの月額
(年間契約の場合)
¥800 ¥1,600 ¥2,500 ¥3,060 ¥3,980
利用可能人数 ~300人 ~300人 ~300人 無制限 無制限
ストレージ容量
ユーザー1人当たり
30GB(プール) 2TB(プール) 5TB(プール) 5TB~(プール) 5TB~(プール)
生成 AI 機能
(機能制限あり)

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各エディションのより詳細な比較は、こちらの記事もご覧ください。

関連記事:Google Workspace のエディションを比較!プランの特徴や選び方のポイントを解説

Google Workspace でできること

ビジネス向けのクラウド型グループウェアである Google Workspace ですが、具体的にできることとしてはどのようなものがあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

独自ドメインのメールを使える

無償の Google アカウントで利用できる Gmail は、無料で誰でも使えるサービスですが、ビジネス利用の際にフリードメインを使用することは企業の信頼度やリスクの面で不安があります。Google Workspace では独自ドメインのメールを利用することができるため、ドメイン名を会社名等で登録すれば、よりビジネス利用にふさわしい運用ができます。

関連記事:無料Gmailを企業業務で使う経営リスク。信頼のある独自ドメインを使おう。

大容量のクラウドストレージを持てる

無償の Google アカウントで利用できるストレージ容量は 15GB ですが、Google Workspace では利用できるデータ容量が大きくなります。Google Workspace の契約プランにより利用できるストレージ容量は異なりますが、1 ユーザーあたり 30GB から 5TB と、無償の Google アカウントに比べて大きく変化します。

関連記事:Google ドライブの容量・料金比較!支払い方法や個人・法人向けの違いを解説

テレワークが格段にしやすくなる

Google Workspace に含まれるツールは、全てクラウド上で操作します。そのため、どこにいてもインターネット環境があればデータにアクセスができ、自宅でも外出先でもテレワークを行うことが可能です。会社に行かないとデータにアクセスできない、とお困りの方にもオススメです。

関連記事:Google Workspace はテレワークに効果的!リモートに必要なツールとセキュリティ

多くのセキュリティ強化機能がある

無償の Google アカウントでは、パスワードの長さや安全性に応じたカスタマイズはできませんが、Google Workspace ではパスワード要件のカスタマイズが可能です。迷惑メールのフィルタ機能や広告の無効化など、無料アカウントではできないセキュリティ機能が提供されます。Google Workspace は、標準のセキュリティ機能に加えてさらにセキュリティを強化することのできる機能が多くあります

例えば、疑わしいメールが届いた場合やデバイスの不正使用があった場合に通知されるアラート機能があり、事前に迷惑メールフォルダに振り分けたり、遠隔で端末をブロックしたりすることができます。また、管理者はユーザーに対して2段階認証プロセスの適用を必須とすることができ、第三者による不正ログインやアカウントの乗っとりを防止することができます。

関連記事:Google Workspace のセキュリティ対策を解説!信頼できる?よくある質問にもお答え

管理者機能を追加できる

Google Workspace には、管理者のみがアクセスできる管理コンソールがあります。この管理者機能を活用すれば、企業内のユーザーを一元的に管理することが可能です。

Googleドライブ上のファイルは、スマートフォンやパソコンなど複数端末からリアルタイムで作成・編集ができますが、特定の人に共有したはずの URL が、知らぬ間に社外に漏洩してしまうリスクもつきまといます。一つひとつのファイルの閲覧・編集権限を、社員それぞれに任せるのは、企業の情報セキュリティ面でおすすめできません。Google Workspace を利用すれば、社内に管理者を明確に定めて、全体のアクセス権限をコントロールできます

関連記事:Google Workspace の管理者ができること。管理コンソールの機能やログイン方法


生成 AI Gemini が日々の業務をアシストする

Google Workspace では、エディションやプランによって、Google の生成 AI Gemini の利用が可能です。Gmail でのメール文面の作成のサポートや、Google ドキュメント内の要約、Google Meet での Web 会議の議事録自動作成など、日々の作業を Gemini によって効率化。より創造的な仕事に集中する時間を生み出します。

関連記事:Gemini for Google Workspace とは?料金や機能、トライアル方法


Google Workspace の主な機能

Google Workspace は、実際にどのような機能を備えているのでしょうか。主な機能をご紹介します。

アプリ 機能
Gmail 独自ドメインのメール運用ができ、Google の AI が迷惑メールやウイルスを 99.9 %以上ブロックする安全なメールサービス
Google ドライブ ファイルを安全に保管・共有できるオンラインストレージ。チームでファイルを一元管理でき、リアルタイムで同時編集も可能
Google Meet 社内外のミーティングをオンラインで実施でき、Google カレンダーなどから簡単に招待可能。録画機能で情報共有も容易
Google カレンダー チームのスケジュールを一元管理でき、空き時間を自動で調整、通知
Google Chat 1 対 1やグループでのチャットに対応し、スレッド化でプロジェクトの進捗管理が可能。Web 会議への招待も簡単
Google ドキュメント リアルタイムで共同編集でき、議事録や企画書をチーム全員で同時に作成・変更。自動保存やコメントでタスク割り当ても可能
Google スプレッドシート 共同編集や自動保存が可能な表計算ツール。スマホやタブレットからもアクセスでき、Excel ファイルの編集も可能
Google フォーム 専門知識不要でアンケートを簡単に作成でき、回答は自動でスプレッドシートに集計。条件分岐も可能
Google スライド チームでのプレゼン資料作成に最適なツール。複数人がリアルタイムで共同編集でき、クラウドで一元管理可能
Google サイト プログラミング知識不要で Web サイト作成ができるツール。Google アプリの埋め込みも可能で、社内ポータルの構築・運用に最適
Google Keep 付箋のように手軽にメモができ、テキスト・音声・画像を保存。リマインダーやラベル編集も可能で、画像からの文字起こしも可能
管理コンソール Google Workspace のサービスを一元管理できる機能。ユーザーやセキュリティ設定、モバイル端末の管理も可能
Google Vault 訴訟や監査に備え、メールやチャットのデータを法的保持・検索・書き出しが可能な電子情報開示ツール
AppSheet プログラミング知識がなくても、業務アプリを作成できるノーコード開発ツール。既存データを活用し、業務効率化に貢献
Cloud Search Google Workspace 内の情報を一括検索できるツール。必要な情報を素早く発見し、業務効率を向上
Gemini Gmail やドキュメントで文章作成や要約を AI がサポート。チャット型の Gemini アプリや、情報分析できる NotebookLM など、多彩な機能で業務を効率化

Google Workspace で企業の課題を解決した事例

Google Workspace は、さまざまな業種の企業で導入され、成果を上げています。ここでは、その一部をご紹介します。

導入事例 1:社会医療法人岡本病院 (財団)

京都府内で3つの医療機関と7つの介護施設を運営している社会医療法人岡本病院 (財団)は、院内ネットワークに限定されていたグループウェアからの脱却を図るため、Google Workspace と rakumo サービスを導入。これにより、情報発信や閲覧が容易になり、日々の業務ではもちろん、被災時にも院内外を問わず迅速なコミュニケーションを可能にしました。さらに、rakumo ワークフローにより申請業務の大幅な効率化およびペーパーレス化なども実現しています。今後は、全国規模の医療ネットワークの構築に向けた取り組みを進められる予定です。

事例詳細:Google Workspace と rakumo で 医療DX を先駆け!院内ポータルで情報を1つに。

導入事例 2:株式会社 カドヤ

サイバーセキュリティ対策の強化の為、ファイルサーバーを含む社内のインフラ構築が急務になったことから、Google Workspace を導入。より高いセキュリティ環境の中で、複数の拠点間での円滑なやり取りやデータの一元管理を実現し、働きやすい環境を整備したことで業務効率化を実現しました。

事例詳細:高度なセキュリティ対策も簡単に、中小企業のためのやさしいデジタル化

Google Workspace の導入方法

Google Workspace の導入は、以下の流れで進めていきます。

  1. 導入前に体制を決定:利用エディションや利用人数、移行計画などを決定
  2. 契約前に必要な準備物の用意:事前準備でスムーズな導入が可能
  3. 契約:契約先の決定
  4. 利用開始:始めるための初期設定

それぞれの具体的な手順についてはこちらで詳しく解説しています。

関連記事:Google Workspace 導入はこれで完璧!申し込み手順を詳しく解説

Google Workspace に関するよくある質問

Microsoft 365 との違いは?どちらを選べばいい?

Google Workspace とよく比較される Microsoft 365 は、Microsoft 社が提供するグループウェアです。両者の比較や選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:Google Workspace と Microsoft 365 を比較。選び方のポイントは?

Google と直接契約か代理店経由と何が違う?

Google から直接契約することも可能ですが、販売代理店を通じて契約すると、導入サポートや日本語での手厚いサポート、支払い方法の柔軟な対応など、多くのメリットがあります。自社に最適な導入方法を選ぶためにも、以下の記事を参考にしてください。

関連記事:失敗しない Google Workspace 販売代理店の選び方

IT に詳しいスタッフがおらず導入やその後の運用が不安。サポートはある?

TSクラウドでは、Google Workspace の導入をサポートするサービス「Google Workspace 導入支援基本パック」をはじめとした支援サービスを提供しています。導入から運用まで、お客様のビジネスに合わせてトータルでサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

明日からの働き方を変える、はじめの一歩

この記事では、Google Workspace の基本から無料版との違い、料金、事例など、Google Workspace について網羅的に解説しました。Google Workspace は単なるツールの集まりではありません。チームのコラボレーションを加速させ、高度なセキュリティで業務を効率化させ、ビジネス全体を成長させる強力な基盤となります。

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