コラム更新日:2026.08.26

Google Workspaceの利用を検討される場合、プラン選びは第一の関門となります。

Google Workspaceには、機能や容量、セキュリティ要件が異なるプランが複数用意されています。企業規模や自社課題に合わせて柔軟に選べる反面、「選択肢が多くて、どのプランが最適か決めきれない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Google WorkspaceのBusinessクラスの各プラン(Starter、Standard、Plus)を比較し、それぞれが向いている企業について解説します。

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執筆・監修:TSクラウド編集部

Google Cloud の「プレミア認定」を保有する、Google Workspace 正規販売代理店です。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上の導入支援実績( 2026 年 2 月時点)に基づき、Google Workspace の最新機能から活用術、DX推進に役立つノウハウを専門的な視点で解説しています。

※情報は記事公開(更新)時のものです。Google Workspace の仕様や価格は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。

※名称変更に関するお知らせ: NotebookLMは、2026年7月に「Gemini Notebook」に名称が変わりました。メディア内では旧名称が利用されていることがあります。その場合は、Gemini Notebookに読み替えてご確認ください。

目次

TSクラウドのGoogle Workspace導入ガイド3点セット

Google Workspace Businessの3プラン、特長や違いは?

Google Workspaceには複数のプランがあり、中でもBusinessプランは、以下の3つのプランが提供されています。

  • シンプルな機能と最低限のコストで始められる「Business Starter」
  • 生成AI Geminiやコラボレーション機能を網羅した「Business Standard」
  • より高度なセキュリティ機能や大容量のストレージが搭載された「Business Plus」

まずは、Businessの各プランの料金と基本的な機能を押さえられる、以下の一覧表をご確認ください。

Business
Starter
Business
Standard
Business
Plus
ライセンス料金
(年契約の月額)
¥800 ¥1,600 ¥2,500
ストレージ容量
(1ユーザーあたり)
30 GB
(※プール)
2 TB
(※プール)
5 TB
(※プール)
Meet ビデオ会議 ◯ ◯ ◯
Meet ビデオ会議への
最大参加人数
100 人 150 人 500 人
Gmail ◯ ◯ ◯
Googleカレンダー ◯ ◯ ◯
ドキュメント・スプレッドシート・スライド ◯ ◯ ◯
chat ◯
(制限あり)
◯ ◯
共有ドライブ ◯
(制限あり)
◯ ◯
生成AI(Geminiアプリ) ◯
(制限あり)
◯ ◯
技術サポート 24 時間 365 日 24 時間 365 日 24 時間 365 日
利用可能最大人数 300 人 300 人 300 人


月額料金、クラウドストレージ容量、ビデオ会議ツールMeetへの最大参加人数の違い
が目立ちます。一方、「Gmail」「Google カレンダー」「Google ドキュメント」「Google スプレッドシート」などのベーシックな機能(アプリケーション)は、どのプランでも利用できます。その点では、どのプランもGoogle Workspaceが得意とするビジネスにおける「コラボレーション」機能のメリットを実感できるでしょう。

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株式会社TSクラウドでは、貴社の企業規模や課題・状況に応じて、最適なプランをご提案します。まずは、お気軽に現状をお聞かせください。

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Google Workspace、最適なプランはどれなのか

「Business Starter」「Business Standard」「Business Plus」各プランに対して、それぞれどのような企業が適しているのか簡単にご紹介します。

Business Starterプランが向いている企業

1人あたり月額¥800と最も低コストで始められるBusiness Starterは、「Google カレンダー」「Google Meet」「共有ドライブ」といったGoogle Workspaceの主要機能をまず試してみたい企業や、ビジネス向けの独自ドメインメールアドレスが必要な小規模事業者におすすめです。

「グループウェアは初めてで、多機能すぎるプランはコストに対してリターンが少ないかもしれない」「予算は限られているが、クラウド化による業務への効果を見てみたい」などとお考え企業は、Business Starterを導入し、自社の業務にフィットするのかを試してみる、という使い方がおすすめです。

ただし、Business Starterは「ビデオ会議ツールGoogle Meetの録画や文字起こしができない」「生成AI Geminiの一部機能が制限される」など、他のプランと比べて各アプリケーションの中での機能制限があることに、注意が必要です。機能ごとの違いの詳細は、後述します。

Business Standardプランが向いている企業

Business Standardは、Google Workspaceの基本的な機能を網羅しており、かつ1ユーザーあたりのストレージ容量が2TB(テラバイト)まで対応できることが大きな特徴です。

Business Standardは、下位プランのBusiness Starterでは制限されている多くの機能が利用可能。例えば、Google Meetでは会議を開催するだけでなく、録画や議事録作成機能が利用できます。さらに、今や業務に欠かせない存在とも言える生成AI GeminiとNotebookLMの機能をフルに使いたい企業にもおすすめです。また、動画など、容量の大きなファイルを日常的に大量に利用する組織も、Business Standardの利用がおすすめです。

Business Plusプランが向いている企業

Businessクラスの最上位プランであるBusiness Plusと、先に紹介したBusiness Standardで大きく差がつくのは、セキュリティ機能とストレージ容量です。

Google Workspaceはそれ自体に強固なセキュリティ基盤がありますが、Google Workspaceのアプリケーションやデータの管理、保全を行うGoogle Vaultなど、より高度なセキュリティ対策を求める場合は、Business Plusが最善の選択です。

最適なプランは、向いているかどうかの他にも、コストや利用したい目的など、多角的な視点での判断が必要です。

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  • StarterとStandard、どちらが費用対効果が高いか迷っている
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Businessプランの機能の違いを比較

Businessの各プランによって、利用できる機能の違いを確認してみましょう。

Business
Starter
Business
Standard
Business
Plus
コラボレーション Meet 録画 ✗ ◯ ◯
Cloud Search ✗ ◯ ◯
共有ドライブ ◯
(機能制限あり)
◯ ◯
セキュリティ Google Vault ✗ ✗ ◯
デバイス管理記録 ✗ ✗ ◯
セキュア LDAP ✗ ✗ ◯
AI機能 Gemini ◯
(機能制限あり)
◯ ◯
Deep Research ◯
(機能制限あり)
◯ ◯
NotebookLM NotebookLM NotebookLMs in Pro NotebookLMs in Pro

機能ごとの違いを詳しくみていきましょう。

Business StarterとBusiness Standardの決定的な違い7選

Google Workspace Businessプランの中で、最も多く検討されるのが「Business Starter」と「Business Standard」の選択です。料金が月額800円と月額1,600円(年間契約)でちょうど2倍の差があるため、Business StarterとBusiness Standardの違いを正しく把握し、自社に必要な機能を精査することが失敗しないプラン選定のカギとなります。

実務において決定的な差となる7つのポイントは以下の通りです。

①ストレージ容量と「プール」運用の実情
Starterは1ユーザーあたり30GB、Standardは2TBが割り当てられます。どちらも組織全体で容量を共有する「ストレージプール」方式ですが、30GBはGmailのメールデータや日常的なドキュメント保存だけでも数年で圧迫されがちです。デザインデータや動画、バックアップ資料を扱う部署がある場合は、Standard(2TB)が必須となります。

②Google Meetの「録画」および「自動文字起こし」機能
オンライン会議ツールのGoogle Meetは全プランで利用可能ですが、Starterでは「会議の録画」や「Geminiによる自動文字起こし・議事録作成」が利用できません。欠席者への共有や社内研修のアーカイブを行いたい場合は、Standard以上の契約が必要です。

③各種アプリ内でのGemini「サイドパネル」連携
生成AI「Gemini」は両プランで利用可能ですが、Starterでは主にGmail内での文案作成や要約などに限定されます。Standard以上になると、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライド、Google ドライブ、Google Chatの画面上に「サイドパネル」が表示され、文書の推敲やデータ分析、画像生成などのアシストを直接受けられるようになります。

④共有ドライブの「詳細な管理権限」
チームでファイルを一元管理する「共有ドライブ」は双方で利用できますが、Starterでは組織外ユーザーへの共有禁止など、細かいアクセス権限やセキュリティポリシーの設定に制限があります。社外秘データを厳格に運用したい場合はStandardが推奨されます。

⑤組織内横断検索「Google Cloud Search」
Gmail、Google ドライブ、Google カレンダー、Google ドキュメントなど、Google Workspace内のあらゆるデータを一瞬で横断検索できる「Google Cloud Search」は、Standard以上のプランから利用可能となります。過去の社内資料を探す時間を大幅に短縮できます。

⑥外部連携・予約ページの高度な活用
Standard以上では、顧客や社外パートナーが空き時間に直接面談を予約できる「予約スケジュール」のプレミアム機能や、ドキュメント上での「電子署名」といった営業・運用効率化ツールが利用できます。

⑦データ移行ツール「Google Workspace Migrate」
オンプレミスサーバーや他のクラウドストレージから大量のデータを安全かつ一括でGoogle Workspaceへ移行するための公式ツール「Google Workspace Migrate」は、Standard以上の管理者機能として提供されます。

Google Meetの違い

ビジネス使用のビデオ会議ツールであるGoogle Meet。自宅や離れた場所同士を繋いで行うWeb会議に必須のビジネスツールです。Google MeetはBusinessの全プランで利用できますが、大きく違うのは「最大参加人数」「録画機能」「文字起こし機能」です。

Business
Starter
Business
Standard
Business
Plus
最大参加人数 100 人 150 人 500 人
録画機能 ✗ ◯ ◯
文字起こし
(Gemini 利用)
✗ ◯ ◯


最大参加人数は、Business StandardとBusiness Plusでの違いが明白です。さらに、ノイズキャンセリング機能やブレイクアウトルーム、自動議事録作成など、会議の進行をスムーズにする機能も、Business Standard以上で標準搭載しています。

開催して終わりではなく、「録画をストックしてナレッジにしたい」「文字起こしして議事録を作成したい」といった使い方に対応するには、Business Standard以上のプランがおすすめです。

Cloud Searchの利用可否

Google Cloud Searchとは、Google Workspace全体から目的のファイルを見つけるための機能で、Cloud Searchは、Business Standard以上のプランで利用できます。Gmailやドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、カレンダーなどに含まれるデータの中から包括的な検索を行うことができます。

目的のファイルをGmailやドライブを開いて検索することもできますが、何処にあるのか分からなくなってしまったファイルを手早く探したい時に便利な機能と言えるでしょう。

組織の成長に伴い、社内にある情報は増えていきます。その情報を資産としてうまく使いこなすには、情報検索のスピードが不可欠です。Cloud Searchを利用することで、情報にリーチするための時間を圧倒的に短縮できます。

ストレージ容量の違い

Google ドライブ、Gmailなどの保存容量となるクラウドストレージ容量は、1ユーザーあたりの容量が以下の通りに設定されています。

Business Starter:30GB
Business Standard:2TB
Business Plus:5TB

ストレージ使用容量の考え方

クラウドストレージは、ドライブを所有している組織全体でアップロードができる容量の上限が決まる「プール」という方式が採用されている点にも注目してみましょう。

例えば、Business Standardを10人の組織で契約したとします。その場合は、1ユーザーあたり2TBをアップロードできるのではなく、組織として20TB(10ユーザー×2TB)をアップロードできるようになるというのが、「プール」の考え方です。

つまり、2TBをGoogle ドライブにアップロードしていないユーザーがいれば、2TB以上をアップロードできるユーザーも出てくる、ということになります。人によってアップロードする容量に偏りがある組織で、特に歓迎される機能と言えるでしょう。

なお、組織全体で保存容量が不足した場合には、新規ユーザー追加もしくは保存容量の大きいプランをご検討いただくこととなります。

セキュリティ機能の違い

Business
Starter
Business
Standard
Business
Plus
Google Vault ✗ ✗ ◯
デバイス管理記録 ✗ ✗ ◯
セキュアLDAP ✗ ✗ ◯

Business Plus以上のプランで利用することができるGoogle Vaultは、Google Workspaceのデータ保持と電子情報開示を行うためのツールです。Vaultを使用することにより、機密情報の管理や監査レポートの作成が可能になり、情報ガバナンス強化につながります。

セキュアLDAPは、アプリや会社のシステムやVPNなどのサービスを、Google Workspaceと安全につなぐための機能です。セキュアLDAPを使うと、Googleのシステムが会社のIDやパスワードを管理する「クラウドのID管理システム」として機能し、アプリなどを誰が使っているか確認したり、利用許可を出したり、連絡先などの情報を探したりすることが可能です。

セキュアLDAPを使うことで、会社に複数のID管理用のサーバーを置く必要がなく、システム管理負担の軽減につながります。

AI機能の違い

Business
Starter
Business
Standard
Business
Plus
Gemini ◯
(機能制限あり)
◯ ◯
Deep Research ◯
(機能制限あり)
◯ ◯
NotebookLM NotebookLM NotebookLM in Pro NotebookLM in Pro

現代のワークスタイルに欠くことのできない生成AI。Google Workspaceの生成AI GeminiやNotebookLMはBusiness Standard以上のプランで、より充実した機能を搭載しています。

Google ドライブのほか、Google ドキュメントやGoogle スプレッドシートといったアプリから直接Geminiを利用できる「サイドパネル」がその一例です。

複雑で本格的な分析や調査を行えるDeep Researchを回数制限を気にせず使いたい場合や、アップロードしたファイルのみをソース(情報源)として、分析や要約、レポート作成などが行えるNotebookLMも、Business Standard以上ではチャットのカスタマイズ、高度な共有、ノートブックの分析といった、より高度な活用が可能です。

また、AIを活用して社内マニュアルや研修動画、提案用ショート動画を数分で自動生成できる「Google Vids」は全プランで提供されていますが、高度なAI生成プロンプトや動画テンプレートのフル活用にはStandard以上の環境が適しています。

プランの機能の違いを比較して、自社に必要なプランの目星はつきましたでしょうか?「高度なセキュリティ機能は自社に必要?」「同じような規模や業種ではどのプランを選んでいる?」といった疑問や、具体的な導入のコストなど、まずはお気軽にご相談ください。

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Google Workspaceの導入を進めるには?

プラン選択が完了したら、いよいよ導入の準備を進める段階です。

まずは契約先を検討、Google公式か正規代理店か

Google Workspaceの契約先には、「Google公式」「正規代理店」の2種類があります。

Google Workspaceの機能はどちらも変わらないですが、支払い方法やサポート体制に違いがあります。

  Google公式 TSクラウド
契約方法 年契約・フレキシブル契約 年契約
支払い方法 クレジットカード 請求書払いに対応
導入支援 基本的に自社で対応 代行やサポートができる場合もあり
運用サポート 「管理者」用の問い合わせ窓口があり、技術的な質問が中心 操作方法から活用提案まで、幅広い相談に対応
教育支援 なし あり
活用支援 なし あり

クレジットカード決済しかできない公式とは異なり、TSクラウドでの契約なら請求書払いに対応。また、サポート面では、安心・確実に導入ができる「導入支援サービス」の提供で、組織全体の生産性向上を専門家が支援します。

導入するために必要な手順

Google Workspaceをスムーズに導入するには、次のようなステップを踏むことをおすすめします。

  1. 「管理部門」「担当者」など移行の体制構築
  2. 「ドメイン」「クレジットカード」など契約に必要になるものの準備
  3. 「Google公式」または「代理店」経由で、Google Workspaceの契約
  4. Google Workspaceの設定

より詳しくは、以下の記事で解説しています。

Google Workspaceのプラン選びに関するQ&A

ここからは、Google Workspaceのプラン選びに関するQ&Aを紹介します。

Google Workspaceのアップグレードはすぐにできる?

Google Workspaceで現在利用しているプランをBusiness StarterからBusiness Standardへ、Business PlusからEnterprise Standardへなどと移行したい場合、Googleの正規代理店であるTSクラウドからの購入であれば、利用期間を気にせず切り替えることができます。まずは、低コストのプランからスタートさせてみるというのも手かもしれません。 ⇒ アップグレードの相談をする

300名以上でGoogle Workspaceを利用したい場合は?

Google WorkspaceのBusinessプランは、最大300名での利用が前提となります。300名を超えて利用したい場合は、Enterpriseプランの導入が必要です。

Google Workspace Businessの最適なプランを選定しよう

Google WorkspaceのBusinessプランについて、機能や料金の違いを解説しました。月額料金や1アカウントあたりのクラウドストレージ容量のようなわかりやすい違いから、利用できるアプリケーションの使用感やセキュリティ機能まで、さまざまな違いがあります。各プランを複数の視点で比較しながら、自社のビジネスに最適なプランを選定しましょう。

TSクラウドのGoogle Workspace導入ガイド3点セット

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