Google Workspace の Business Starter、Standard、Plus を比較!機能の違いや選び方、注意点
コラム更新日:2024.08.29
本記事では、Google Workspace の Business Starter、Standard、Plus の違いについて比較しています。 料金プランや機能の比較、選定するにあたっての容量の違いなどの注意点をご紹介します。 また、プランを混合して導入できるのかもお伝えし、どのプランが適しているのかを分かりやすく解説しています。
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Google Workspace Business の3つのプランを一覧で比較
Google Workspace は、G Suite がリブランディングされたサービスです。Google Workspaceでは、最大利用人数が300名の Businessプラン(Business Starter、Standard、Plus)が提供されています。300名を超えて利用される場合は、Enterprise プランの利用が必須となります。
まず、Business の各プランの料金と基本的な機能について一覧表で比較していきましょう。 特に注目したいのが、月額料金、1ユーザーあたりのクラウドストレージ容量、Meet(ビデオ会議)への最大参加人数の違いです。
Business Starter |
Business Standard |
Business Plus |
|
---|---|---|---|
年契約(月額) | ¥680円 | ¥1,360円 | ¥2,040円 |
技術サポート | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 |
利用可能最大人数 | 300人 | 300人 | 300人 |
ストレージ容量 (1ユーザーあたり) |
30GB(プール) | 2TB(プール) | 5TB(プール) |
Meet ビデオ会議 | ◯ | ◯ | ◯ |
Meet ビデオ会議への最大参加者数 | 100 | 150 | 500 |
Gmail | ◯ | ◯ | ◯ |
Googleカレンダー | ◯ | ◯ | ◯ |
ドキュメント、スプレッドシート、スライド | ◯ | ◯ | ◯ |
Chat | ◯ | ◯ | ◯ |
エンドポイント管理 | ◯ | ◯ | ◯ |
Google Workspace のプラン別の機能の詳細比較
Google Workspace のプランによって、利用できる機能がどのように変わってくるのでしょうか。以下の比較一覧表を見ると、各プランの機能の違いを確認できます。 1ユーザーあたり月額¥680円と低コストで導入できるBusiness Starterから、月額¥2,040円のBusiness Plusに上がるにつれ、利用できるサービスが増えていくことが分かります。
Business Starter |
Business Standard |
Business Plus |
|
---|---|---|---|
Meet 録画機能 | ✕ | ◯ | ◯ |
Cloud Search | ✕ | ◯ | ◯ |
共有ドライブ | ◯ (機能制限あり) |
◯ | ◯ |
Google Vault | ✕ | ✕ | ◯ |
デバイス管理記録 | ✕ | ✕ | ◯ |
データ損失防止(DLP) | ✕ | ✕ | ✕ |
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Business Starter、Standard、Plus の違いのポイント
上記の比較一覧表を踏まえ、各プラン同士で提供される機能がどのように異なるのかを詳しく見ていきましょう。
➤利用料金
Google Workspace の Business エディションの1ユーザーあたりの価格は、以下になります。
- Starter:月額¥680円
- Standard:¥1,360円
- Plus:¥2,040円
➤Google ドライブの保存容量、使用容量の計算方法
上記のプラン別機能の比較表を見ても分かるように、 Google ドライブ・Gmail などの保存容量となるクラウドストレージ容量は、1ユーザーあたりの容量が以下の通りに設定されています。
- Starter:30GB
- Standard:2TB
- Plus:5TB
Standard と Plus のクラウドストレージは、 ドライブを所有している組織全体でアップロードができる容量の上限が決まる「プール」という方式が採用されています。 これまでの G Suite のGoogle ドライブは「1ユーザーあたりがアップロードできる容量の上限」が決まっていましたが、計算方法が変更になっています。人によってアップロードする容量に偏りがある組織で、特に歓迎される機能と言えるでしょう。
例えば、Business Standard を10人の組織で契約したとします。 その場合は、1ユーザーあたり2TBをアップロードできるのではなく、組織として20TB(10ユーザー×2TB)をアップロードできるようになるのです。 つまり、2TBを Google ドライブにアップロードしていないユーザーがいれば、2TB以上をアップロードできるユーザーも出てくる、ということになります。 組織全体で保存容量が不足した場合には、新規ユーザー追加もしくは保存容量の大きいプランをご検討いただくこととなります。
【関連記事】Google ドライブの容量上限は?ストレージ容量の確認方法や増やし方を紹介
➤Meetの最大参加人数
ビジネス仕様のビデオ会議ツールである Google Meet の最大参加人数は、以下になります。
- Starter:100人
- Standard:150人
- Plus:500人
【関連記事】Google Meet とは?メリット、機能、価格について
➤Cloud Search の利用可否
Google Cloud Search とは、Google Workspace 全体から目的のファイルを見つけるための機能となっており、Gmail やドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、カレンダーなどに含まれるデータの中から包括的な検索を行うことができます。目的のファイルをGmailやドライブまで行って検索することもできますが、何処にあるのか分からなくなってしまったファイルを手早く探したい時に便利な機能と言えるでしょう。Cloud Search は、Standard 以上のプランで利用することができます。
【関連記事】Google Cloud Search とは何か?機能と使い方について
➤Google Vault の利用可否
Vault とは、Google Workspace のデータ保持と電子情報開示を行うためのツールです。Vault を使用することにより、ユーザーの Gmail やドライブ内のファイルなどのデータ・記録の保持、検索、書き出しを行えることから、管理者向けの機能と言えます。Vault は、Plus 以上のプランで利用することができます。
【関連記事】Google Vault とは。使い方や価格、その機能を解説。
Google Workspace のアップグレードはすぐにできる?
Google Workspace で現在利用しているプランを Starter から Standard へ、Plus から Enterprise Standard へなどと移行したい場合、 (代理店であるTSクラウドからの購入であれば)利用期間を気にせず切り替えることができます。まずは、低いプランからスタートさせてみるというのも手かもしれません。
最適な Google Workspace のエディションはどれなのか
自社のビジネスにとって最適なプランを検討したいけれど、Business Starter・Standard・Plus の中からどのプランを選べば良いのか分からないという方もいるでしょう。各プランに対して、それぞれどのような企業が適しているのかご紹介します。
➤Business Starter プランが向いている企業
- 利用するユーザー数が300以下である
- Meet(ビデオ会議)への最大参加人数が100人以内である
- 1ユーザーあたりのクラウドストレージ容量が30GB以内
- 大容量ファイルを頻繁には扱わない
- まず Google Workspace を試してみたい企業向け
- ビジネス向けの独自ドメインメールアドレスが必要な小規模事業者
➤Business Standard プランが向いている企業
- 利用するユーザー数が300以下である
- Meet(ビデオ会議)への最大参加人数が150人以内である
- 1ユーザーあたりのクラウドストレージ容量が2TB以内
- 便利な検索機能である Cloud Search を導入したい
- ビデオ会議を録画して Google ドライブに保存したい
➤Business Plus プランが向いている企業
- 利用するユーザー数が300以下である
- Meet(ビデオ会議)への最大参加人数が500人以内である
- 1ユーザーあたりのクラウドストレージ容量が5TB以内
- 便利な検索機能である Cloud Search を導入したい
- ビデオ会議を録画して Google ドライブに保存したい
- 管理者向けの機能である Vault など、高度なセキュリティと管理機能が必要
企業のビジネスニーズに合わせ、実際にどのような機能が必要なのか照らし合わせてみることで最適なプランを選ぶことができそうです。
株式会社TSクラウドでは、Google Workspace のサービスや導入するメリット、エディションごとの比較ができる資料をご用意しています。ぜひご活用ください。
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300名以上で Google Workspaceを 利用したい場合は?
Google Workspace の Business Starter・Standard・Plus は、最大300名での利用が前提となります。 300名を超えて利用したい場合は、Enterprise プランの導入が必要となりますので、お問い合わせ下さい。
【関連記事】 Enterprise プランをご検討の方はこちらの記事をご覧ください。
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Workspace Enterprise の Essentials, Standard, Plusを比較。料金や機能の違いと選定の注意点。
Google Workspace Business の最適なプランを選定しよう
Google Workspace には、Business Starter・Business Standard・Business Plus などのプランが用意されています。 月額料金や1アカウントあたりのクラウドストレージ容量を比較しながら、自社のビジネスに最適なプランを選定すると良いかもしれません。 Google Workspace のサービス内容について更に詳しく知りたい方は、TSクラウドに在籍する Google Workspace の専門スタッフにお問い合わせ下さい。
また、株式会社TSクラウドでは、Google Workspace ってどんなことができるの?といった基礎や具体的な活用イメージなど、 Google Workspace 導入に関したお悩みを解決する「無料相談会」も実施中です。ぜひお気軽に、お悩みや不安点をお聞かせください。
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