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コラム更新日:2024.09.13

在宅勤務やリモートワークが増える中、効率的なコミュニケーション手段が重要となっています。 Web会議ツールである Google Meet ですが、「有料版とは?無料版と何が違うの?」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Google Meet の有料版とは、Google が提供する有料のビジネス向けグループウェア「Google Workspace」に含まれるアプリを指します。 有料版では、「会議への最大参加人数」や「時間制限」のほか、録画機能などより高度な機能が使えるメリットがあります。

本記事では、有料版 Google Meet でできることや、料金や機能など無料版との違いについてご紹介します。 Google Meet を使って、効率的なWeb会議を行いたい方はぜひ参考にしてください。


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Google Meet は Google 製の Web 会議ツール

Google Meet は、離れている人とも顔を見ながらコミュニケーションを取ることができる、Google が提供する Web 会議ツールです。 Google Meet では、Web会議の通信が暗号化されている他、各種不正防止機能のデフォルトが有効となっているため、安心安全に Web会議が行えます。 また、Google Meet はアプリのインストール無しで利用できるため、簡単な操作で手軽に Web会議が行えるのも魅力のひとつです。

Google Meet は無料で利用することができるツールですが、有料の Google Workspace を導入することで、より便利で快適に Web会議を行えるようになります。 Google Workspace とは、Google が提供するグループウェアで、仕事に必要なツールが1つに統合し、時間や場所を選ばず、どこからでも仕事ができます。 多様な働き方をサポートし、生産性向上とスムーズなチームの連携を実現パッケージされたサービスです。


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Google Meet 有料版と無料版の料金・機能の違い

無料版の Google Meet と有料の Google Workspace で使える Google Meet では、「最大参加者数」「時間制限」に大きな違いがあります。また、有料版 Google Meet が含まれる Google Workspace には、会社の規模や必要な機能・容量で選べるエディションが複数用意されています。エディションごとに、料金やサービスに違いがありますが、今回は主要エディションである Business エディションと Enterprise エディションと、無料版とを比較してみました。

  無料
アカウント
Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
年間契約
(月額)
¥0 ¥680 ¥1,360 ¥2,040 お問い合わせ
最大参加人数 100人 100人 150人 500人 500人 1000人*
利用時間制限 3名以上:1持間
1対1:24時間
24時間 24時間 24時間 24時間 24時間

*500人を超えた場合、次の500人は視聴専用として参加


無料版 Google Meet の基本機能

無料版の Google Meet を利用している人がホストになった場合、最大参加者数は100名です。時間制限は、1対1の通話の場合は24時間、3名以上での通話の場合は会議時間が1時間にとなっており、「時間制限なし」は存在していません。

3人以上で行う場合は、55分時点になると通話終了間近であることが参加者の全員に通知されます。1時間以上の通話をする場合は、一度会議を中断し、接続し直す必要があります。時間制限なしで使用したい場合には、有料版の Google Meetを利用しなければなりません。

Google Workspace に含まれる Google Meet の基本機能

有料の Google Workspace には、6つのプランがあり、それぞれ金額が異なります。最大参加者数は、Business Starter は無料版と同じ100人まで、Business Standard は150人、Enterprise Essentials は250人、Business Plus と Enterprise Standard は500人、Enterprise Essentials Plus と Enterprise Plus は1000人です。また、会議は最長24時間連続して行えます。

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有料版 Google Meet でできること

有料版の Google Meet には、Web会議がより便利になる無料版にはない機能が数多くあります。プランごとに利用可能な便利機能について、ご紹介します。

  Business Enterprise Essentials Enterprise
Starter Standard Plus Essentials Plus Standard Plus
参加可能人数 100人 150人 500人 150人 1000人 500人 1000人
時間制限 24時間 24時間 24時間 24時間 24時間 24時間 24時間
背景の変更
ホワイトボード
挙手
Web会議の録画
ブレイクアウトルーム
アンケート、Q&A
出欠席の確認

※2024年1月現在


機能① 背景変更

自宅で Web会議をするとき、部屋の様子が写り込むことが気になることもあるのではないでしょうか。Google Meet は、ビデオ通話中の背景を変更できるため、部屋の様子を写り込ませたくない場合に便利でしょう。背景の画像は、オフィスや風景などの Google が厳選したものから選べる他、自分でアップロードした画像も設定できます。また、背景をぼかす設定もできるので、TPO や気分にあわせてカスタマイズできます。

▼背景に画像を設定する

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▼背景をぼかす

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また、会議の妨げになる背景ノイズを除去する機能や背景をぼかす機能もリリースされています。会議の妨げになる映像を軽減することで、個人のプライバシーを守り、会議に集中できる環境を作ります。

この機能が使えるエディション

有料版 Google Meet のすべてのプラン

G機能② ホワイトボード

ホワイトボード

Google Meet には、Web会議中に Google Jamboard を開始し、参加者同士がリアルタイムでアイデアを出しあえるデジタルホワイトボード機能があります

しかしながら、Jamboard は2024年12月で提供が終了となることが Google より発表されました。今後もホワイトボードを利用したい場合に必要なデータの移行方法や代替アプリなど、詳細はこちらの記事を参考にしてください。

参考記事:Jamboard が終了。データの移行方法や代替アプリを紹介

機能③ 挙手

挙手

Web会議中に質問があるときには、挙手機能を使って、意見があることをアイコンで簡単に知らせることができます。ミュートの状態でもリアクションができるので、他の人の発言を遮ることなく、スムーズに会議を進めることができるでしょう。挙手以外にも、うなずいたり、反応したりするアイコンがあるので上手に活用するとよいかもしれません。

この機能が使えるエディション

有料版 Google Meet のすべてのプラン

機能④ 録画

Web会議の録画

Google Meet での Web会議を録画することができる機能です。録画されたデータは Google ドライブに自動で格納され、会議に参加できなかった人にも会議の内容を共有することができます。

この機能が使えるエディション

Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus

機能⑤ ブレイクアウトルーム

ブレイクアウトルームは、大人数での会議のなかで、一時的に小さなグループに分けてディスカッションをした後、また元の会議に参加し直すことができる機能です。Google Meet では、1回のビデオ通話で、最大100個のブレイクアウトセッションが作成でき、ランダムかつ均等に割り当てられます。会議のホストは、各ブレイクアウトルームに入室し、ディスカッションの視聴や参加が自由にできます。

参考記事:Google Meetのブレイクアウトルーム開催方法を解説!やり方や条件、よくある疑問と回答

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この機能が使えるエディション

Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus

機能⑥ Q&A、アンケート

Q&A を活用することで、会議の流れを中断せず、自由に質問を投げかけたり、質問に賛同したりすることができる機能です。主催者は、多くの参加者が関心を持っている質問に絞って回答することができます。

アンケート、Q&A

また、Q&A を利用すると、控えめな人や考えを整理するのに時間がかかる人などでも、自分のペースで質問を投げかけることができ、参加者全員が積極的に会議に参加することができるかもしれません。会議終了後、参加者からの質問の内容がメールで自動的に主催者に送信されるので、未回答の質問へのフォローもできます。

アンケートは、参加者の意見を速やかに収集できる便利な機能です。アンケートを使って、論議が必要な課題をピックアップしたり、会議の内容が理解できているか確認したりすることができます。アンケートが終了すると、集計結果を含むレポートが会議主催者に送信されます。主催者はアンケート結果を共有して参加者が集計結果を、グラフなどで閲覧できるようにすることもできます。

この機能が使えるエディション

Business Standard、Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus

機能⑦ 出欠状況確認

大人数でビデオ会議を行うときやオンライン授業を行うとき、参加者の出欠状況を確認するのは大変な作業ではないでしょうか。Google Meet では、ビデオ通話終了後、主催者に出欠レポートがメールで送信されるので、簡単に参加者の出欠席がわかります。レポート内には、参加者の名前、メールアドレス、参加者が会議に参加していた時間の長さが記載されます。

この機能が使えるエディション

Business Plus、Enterprise Essentials、Enterprise Standard、Enterprise Plus

有料版 Google Meet の基本的な使い方

Google Meet の基本的な使い方として、「会議の設定方法・参加方法」「画面共有」「録画機能」をご紹介します。

参考記事:Google Meetの使い方。招待されたら?パソコン・スマホでの対応方法

Web会議の設定方法と参加方法

Google Workspace のアカウントにログインすることで、Google Meet が使用できるようになります。Web会議の設定方法は3つの方法があります。

・Google アプリから Google Meet を開く

参加する、Google Meetでビデオ会議を設定する

Google アプリのアイコンから Meet を選択します。予定されている会議の場合は、表示されている予定から目的の会議を選択し、「続行」をクリックしたあと「今すぐ参加」をクリックします。

予定に表示されていない会議への参加の場合は、「ミーティングに参加または開始」をクリックします。ミーティングコード(Web会議URLの末尾の文字列)かニックネームを入力し、続行をクリックします。自分で新たにミーティングを開始する場合は、ニックネームを入力するか空白のまま「続行」をクリックし、「今すぐ参加」をクリックします。

・Google カレンダーで設定した予定から Google Meet を開く

Google カレンダーのイベントを利用したビデオ会議への参加

スケジュールを選択し、「Google Meet に参加する」を選択したあと、Google Meet の画面が表示されたら「今すぐ参加」をクリックします。

・Gmail から Google Meet を開く

Gmailで会議に参加する

Gmail のサイドバーに表示されるMeetを開き、「参加予定の会議」を選択します。該当の会議を選び、「今すぐ参加」をクリックします。また、届いた招待メールからビデオ会議の URL を選択する方法もあります。

Google Meet で画面共有する方法

プレゼンテーションなどで画面共有が必要になることもあるのではないでしょうか。Google Meet での画面共有の方法をお伝えします。

1.ビデオ会議に参加します。
2.右下の 「画面を共有」 を選択します。
3.「あなたの全画面」「ウィンドウ」「Chrome タブ」のいずれかを選択します。
4.「共有」を選択します。

カメラがオンになっていると、画面を共有している間も自分の映像が参加者に表示されます。Chrome のタブを共有すると、そのタブの音声もデフォルトで共有されます。また、別のタブを共有するには、共有するタブを選択し、「代わりにこのタブを共有」をクリックします。画面共有を停止するときは、Meet のウィンドウで「画面共有を停止」をクリックします。

Google Meet で画面を共有する方法の詳細は、以下の記事にて画像付きで解説しています。
参考記事:Google Meet、3つの画面共有方法を解説。便利な使い方や利用時の注意点

Google Meet での録画機能の使い方

Google Meet の録画機能の使い方の手順は以下の通りです。

1.ビデオ会議に参加します。
2.画面右下のアイコンのなかにある「ミーティングを録画」をクリックすると、録画に対するアラートが表示されるので「承認」を選択する。
3.録画が開始されると画面右上に「REC」と表示されます。
4.録画を終了させる場合は、録画を開始したときと同じように画面右下のアイコンのなかの「録画を停止」をクリックします。停止を選択すると、録画停止の同意ボタンが表示されるので「録画を停止」を選択します。

録画されるのは、発言中の参加者と、固定されている画面です。参加者を固定しても、発言中の参加者以外のユーザーやその他のウィンドウは録画されません。録画ファイルは、主催者のマイドライブ内「Meetの録画」フォルダに保存されます。

有料版の Meet であっても、Business Starter プランの場合は録画機能に対応していないのでご注意ください。

Google Meet での録画方法は、以下の記事にて画像付きで解説しています。
参考記事:Google Meetの録画方法。保存先や録画できない場合の対処法を解説

Google Workspace の Google Meet には無料版にはないプレミアム機能も

Google Meet の有料版は、ビジネス向けグループウェア Google Workspace の一部であり、 Web会議の参加人数増加や、時間制限なく336時間連続での利用が可能になります。 さらに、ブレイクアウトセッションや挙手、録画機能など数多くの便利な機能が使用でき、Web会議がより便利で快適に行えます。

Google Workspace には、Google Meet だけでなく、さまざまな機能が含まれていますので、ぜひご検討いただければと思います。 Google Workspace について更に詳しく知りたい方は、TSクラウドに在籍する Google Workspace の専門スタッフにお問い合わせ下さい。

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