Google Meet の録画方法ガイド。保存先・共有・できない時の対応までを解説

コラム更新日:2025.12.02

Google Meet でオンライン会議をする際、「WEB会議 をあとから見返したい」「欠席者にも録画を確認してもらって情報を共有したい」「分かりやすく動画でマニュアルを作成したい」と考える方も多いのではないでしょうか。

そこで活用したいのが、Google Meet の録画機能です。録画をしておくことで、重要な会議や研修内容の再確認、情報共有がスムーズかつ正確に行えます。また、録画自体を研修資料やマニュアルとして活用でき、業務効率化にも大きく貢献します。 ただし、Google Meet の録画機能のご利用には Google Workspace の導入が必要です。

本記事では、Google Meet の録画機能について、利用するための条件や録画方法についてご紹介します。他にも、録画の事前設定の方法や、データの保存方法、共有方法についても解説。録画できない場合の対処法やよくある質問にもお答えしていますので、ぜひ参考にしてください。

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執筆・監修:TSクラウド編集部

Google Workspace 正規代理店のうち、最も高いランクのプレミア資格を持っています。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上へのサービス提供で培った知識と経験を活かし、Google Workspace の情報を発信しています。

目次

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Google Meet の録画機能は Google Workspace の導入が必要

Google Meet には無料プランと有料プランが存在し、最大参加者数や利用できる機能が異なります。業務で録画機能を使用するには、Google Workspace の契約(有料)がおすすめです。Google Workspace は、Google が提供しているグループウェアで、さまざまなツールが1つのサービスにパッケージされており、Google Meet もその中に含まれています。

録画機能が使える Google Workspace のプラン一覧

Google Meet の録画機能が使用できる Google Workspace のプランを、表にまとめました。

無料アカウント Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
録画機能
年間契約
(月額)
¥0 ¥800 ¥1,600 ¥2,500 ¥3,060 ¥3,980


無料のアカウントでは、録画機能を使用できません。また、Google Workspace を導入していても、選択しているプランが Business Starter の場合は、録画機能を使うことができませんのでご注意ください。

なお、有料プランでは WEB会議 を24時間連続して行えますが、録画できる時間は最長8時間となっています。

無料版 Google Meet での録画機能提供は終了済み

新型コロナウイルス感染症の拡大によってテレワークが増加した社会的背景を受け、録画に対応していないプランでも、Google Meet の録画機能を無料で利用できる期間がありました(2020年9月30日まで)。現在は、サービスを終了しています。

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【画像付き解説】Google Meet 録画機能の使い方

Google Meet を使用した会議を録画する方法について説明します。

事前準備:Google Workspace のアカウントを作成する

Google Meet で録画機能を利用するには、Google Workspace の Business Standard 以上のプランのアカウントが必要です。録画機能を使うために、まずはアカウントを開設しましょう。Google Workspace の導入手順については、以下の記事をご参照ください。

使い方①:会議に参加する

Google Meet への参加は Google アプリ、Google カレンダー、Gmail のいずれからでも可能です。ただし、録画機能は PC からのみ利用できるため、録画を希望する場合は PC で参加する必要があります

使い方②:録画を開始する

Google Meet の録画を開始できるのは、Google Workspace の管理者から許可を受けた「会議の主催者」もしくは「主催者と同じ組織に属しているユーザー」です。

画面下部の三点ボタンから「録画を管理」を選択し、「録画を開始」をクリックします。録画に対するアラートが表示されたら、「開始」を選択してください。

録画が開始されると、画面の左上に「REC」と表示されます。他の参加者には、録画の開始が通知されます。録画されるのは、発言中の参加者と固定されている画面です。それ以外の参加者やその他のウィンドウは録画されません。

使い方③:録画を終了する

Google Meet の録画を終了するには、左上の録画ボタンを押し、「録画を停止」をクリックする、もしくは録画開始時と同様に画面下部の三点ボタンから、画面右下のアクティビティアイコンから「録画」を選択し、「録画を停止」をクリックします。なお、参加者全員が会議から退出した場合にも、録画は停止します。

Google Meet を自動で録画!事前設定で録画忘れを防止

Google カレンダーから WEB会議 を設定する際、自動的に録画開始する事前設定が行えます。これにより「録画を忘れてしまった!」といった心配がなくなります。設定手順は、以下の通りです。

  1. Google カレンダーから会議を作成時に「ビデオ通話オプション(歯車マーク)」をクリック
  2. 表示された画面の左側「会議の記録」をクリックし、「会議を録画」にチェックして「保存」

録画の事前設定では、主催者・共同主催者が WEB 会議 に参加すると録画が開始されます。また、事前設定をした場合、参加ユーザーへは画面上に「この会議は録画されています。」のメッセージが表示されます。

Google Meet の録画データはどこに保存される?

Google Meet で録画したデータはどこに保存されるのでしょうか。ここでは、録画データの保存方法や保存先について説明します。

Google Meet の録画は「Google ドライブ」に保存される

Google Meet で録画された映像データとチャット情報は、主催者の「マイドライブ」内にある「Meet Recordings」フォルダに自動で保存されます。会議の主催者と録画の実行者には、データのリンク URL がメールで通知されます。

録画データが保存先にない場合

Google Meet での録画が終了すると録画ファイルの生成が開始されますが、アップロードには多少の時間を要します。準備ができ次第、会議の主催者と録画の実行者にメールが送信されるため、録画データが保存先のフォルダにない場合は、しばらく時間をおいてから確認してみてください。

Google Meet の録画機能を活用し、Google Workspace でさらなる業務効率化に取り組みたい方は、Google 認定プレミアムパートナー TSクラウドにご相談ください。

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Google Meet の録画データを共有するには?3つの共有方法を解説

ドライブに保存された Google Meet の録画データは、「Google ドライブ」「メールに記載されたリンク」「Googleカレンダーの予定」などの方法で共有が可能です。

方法1:Google ドライブから共有リンクを発行する

Google Meet の録画データは、会議の主催者の「マイドライブ」内にある、「Meet Recordings」フォルダに保存されます。目的のファイルの「共有アイコン」を選択してユーザーに共有するか、「リンクアイコン」をクリックしてメールやチャットに貼り付けることで、録画データを共有できるようになります。

方法2:録画完了メールに記載されたリンクから共有する

Google Meet を使用した会議の主催者と録画を開始したユーザーには、録画ファイルのリンクが記載されたメールが届きます。メール内のリンクをクリックし、「その他アイコン」から「共有」をクリックして共有したい人のユーザー名やメールアドレスを入力することで、データの共有が可能です。その他、リンクをコピーして共有することもできます。

方法3:Google カレンダーの会議予定から共有する

会議が予定されている時間に Google Meet の録画が開始された場合、録画データはカレンダーの予定にリンクされます。会議の主催者と同じ組織に属する参加者には、録画データへのアクセス権が自動的に付与されます。ただし、この機能は Google カレンダーで作成された会議かつ、主催者と同じ組織内の参加者のみ利用が可能です

Google Meet で録画できない時の原因と確認すべきこと

Google Meet で録画ができない場合の対処方法をまとめました。

利用中の Google Workspace 契約プランを確認する

Google Meet で録画機能を使用できるのは、 Google Workspace の下記のプランになります。

Business Standard

Business Plus

Enterprise Essentials

Enterprise Essentials Plus

Enterprise Standard

Enterprise Plus

無料アカウントと、Google Workspace Business Starter のプランには録画機能がありません。「Google Meet を起動したのに録画ボタンがない」という場合は、録画機能を使用できないプランである可能性が高いため、契約プランをご確認ください。アップグレードが必要な場合は、TSクラウドにお気軽にお声がけください。

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管理者設定で録画機能が有効になっているか確認する

Google Meet で録画をするためには、Google Workspace の管理者が録画機能を有効にしている必要があります。機能が無効になっていると録画ができないため、録画機能が有効になっているか分からない場合は、管理者に設定を確認してください。

なお、Google Workspace の管理者は、「Google 管理コンソール」から録画機能を有効にできます。手順は以下の通りです。

  1. 管理コンソールにログインする
  2. 左側のタブ一覧から「アプリ」>「Google Workspace」>「Google Meet」を選択する
  3. 「Meet の動画設定」>「録画」を選択し、「ユーザーに会議の録画を許可します」にチェックを入れ、「保存」をクリックする

録画に必要な参加者の権限・参加状況を確認する

Google Meet の録画機能を利用できるのは、「会議の主催者」と「主催者と同じ組織に属している参加者ユーザー」です。外部からゲストで参加している場合には録画権限がないため、録画をすることはできません。

会議を録画したい場合は、録画権限のあるユーザーに録画を依頼し、会議終了後に共有してもらう必要があります。

PC やネットワークの CPU・リソース負荷を確認する

契約プランや参加条件に問題がないにも関わらず Google Meet が録画できなくなった場合は、使用している端末のパワーが不足している可能性があります。「端末自体を変更する」「他のアプリケーションを閉じる」「再起動をする」などの方法を試してみてください。

Google Meet の録画機能に関するよくある質問

Google Meet の録画に関して、よくある質問についてお答えします。

録画することは参加者に通知されますか?

Google Meet で録画をすると、会議の参加者に録画の開始と停止が通知されます。そのため、参加者にわからないように録画をすることはできません。

発言者以外の画面を録画することはできますか?

Google Meet では発言中の参加者と固定されている画面が自動的に録画されるため、それ以外の画面は録画に反映されません。

録画したデータは編集できますか?

録画したデータを Google Meet 内で編集することはできません。ただし、録画したデータをダウンロードした後、動画を編集できるツールを用いれば、MP4 形式などの動画ファイルとして編集・保存が可能です。

Google Meet の録画は利用条件と手順を確認して活用しよう

Google Meet の録画方法や事前設定の方法、保存や共有方法について解説しました。Google Meet で録画をするためには、録画機能を利用できる Google Workspace プランの導入が必要です。また、自身が会議の主催者、もしくは主催者と同じ組織のユーザーであることなど、利用条件を満たす必要があります。 Google Meet の録画を利用する場合、この記事を参考に Google Workspace の導入についてご検討ください。