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コラム更新日:2025.02.21

「Gemini for Google Workspace を使って生産性の向上に役立てたい」「そもそも何ができるのか知りたい」「日本語でも使えるの?」など、Google のビジネス向け生成AI に興味を持っている人は多いかと思います。

本記事では、Gemini for Google Workspace の使い方として、導入方法、有効化する方法、日本語未対応の機能を使う場合の言語設定について解説します。また、各アプリケーションで Gemini for Google Workspace ができることの詳細もご紹介。さらに、「実際にどんな場面にどう活用できるの?」と気になる方向けにビジネスでの利用シーンごとの活用方法についてもお伝えします。Gemini for Google Workspace で業務効率化したい方は、ぜひ参考にしてください。

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執筆・監修:TSクラウド編集部

Google Workspace 正規代理店のうち、最も高いランクのプレミア資格を持っています。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上へのサービス提供で培った知識と経験を活かし、Google Workspace の情報を発信しています。

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Gemini for Google Workspace とは?

Gemini for Google Workspace は、Google Workspace の利用者向けに提供される生成 AI サービスです。2025年1月に、アドオンサービスとしての提供を廃止し、Google Workspace へ標準搭載となりました。

Gmail、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleプレゼンテーション、Google Meet などの Google Workspace の主要なアプリケーションで AI ワークアシスタントとして活用できます。(※無料 Google アカウントではご利用いただけません。

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Gemini for Google Workspace はいつから日本語が使える?

Gemini for Google Workspace は、機能によって日本語対応状況が異なります。2025年2月現在は、チャット型 AI サービスの Gemini アプリに加え、サイドパネルでの日本語対応が開始されており、その他の機能についても順次対応が進められています。

以下の記事で、機能ごと日本語対応されている・されていないを表でまとめていますので、参考にして下さい。

関連記事:Gemini for Google Workspace とは?料金や機能、トライアル方法

Gemini for Google Workspace の使い方

Google Workspace に標準搭載された Gemini for Google Workspace の使い方をご紹介します。

まずは Google Workspace を導入

Gemini for Google Workspace のご利用には、Google Workspace の Business エディションもしくは Enterprise エディションのご契約が必要です。Google Workspace の導入がお済みでない場合は、以下の記事を参考に、お申し込みをお願いいたします。

関連記事:Google Workspace 導入はこれで完璧!申し込み手順を詳しく解説

Gemini for Google Workspace を有効化

以前は Gemini for Google Workspace ライセンスの割当が必要でした。2025年1月より、標準搭載となったため、Google Workspace の Gemini for Google Workspace 利用可能エディションを導入していれば、設定不要で利用できます。

日本語未対応の機能は利用時に言語設定を変更

日本語未対応の機能を利用する場合、アカウントの言語を日本語から英語に変更する必要があります。以下の方法で、言語設定を変更して下さい。

  1. Google アカウントへアクセス
  2. 左側のメニューバー「個人情報」>「ウェブ向けの全般設定」>「言語」をクリック

    Googleアカウントから言語設定

  3. 優先言語の日本語の横の鉛筆マークをクリック

    Googleアカウントの言語設定を変更

  4. 「English」>「United States」を選択し、「保存をクリック」

    Googleアカウントの言語を英語に設定

Gemini for Google Workspace ができること

Gemini for Google Workspace でできることの一例をご紹介します。

Gemini サイドパネル

Gemini サイドパネルとは、Google Workspace のアプリ上で Gemini を使用できる AI アシスタント機能です。サイドパネルが対応しているアプリは、Gmail、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライド、Google ドライブです。(2025年2月現在)

アプリやタブを切り替える必要がなく、直接 Gemini へアクセスでき、Google ドライブ内のファイルや Gmail から情報を収集し、コンテンツの要約や作成、分析が行えます。

Geminiサイドパネル

関連記事:Gemini サイドパネルの使い方!各アプリでできることをご紹介

Gmail でメール作成やスレッドの要約、検索

Gmail で、利用可能な文章作成サポートが「Help Me Write」です。新規メール文章の作成下書きの修正を、AI を使って短時間で行えます。また、サイドパネルを利用すれば、複数回のやり取りをしているメールの内容を要約したり、必要な情報を検索して見返す時間をなくしたりと、メール業務が効率化され、生産性が向上します。

今後は、Gemini を使って返信の候補を取得する「コンテキストに応じたスマート リプライ」も提供予定です。

関連記事:Gemini for Google Workspace でメールを自動作成する方法

Google ドキュメントで文書の作成をサポート

Google ドキュメントでは、Gmail 同様に、文章作成サポート「Help Me Write」が利用可能です。プロンプト(指示文)を入力し、メールの下書きやプロジェクトの計画書などの素案を作成します。書きにくい文章でもすぐに生成してくれるため、文章作成にかけていた時間を短縮できます。

Google ドキュメントでは、ほかにもサイドパネルや資料に挿入する画像作成、議事録・論文などのドキュメントの要約機能も提供されており、AI を活用して文章作成の作業時間を大幅に減少します。

関連記事:Google ドキュメントの Gemini の使い方。AI で文章生成を時短!

Google スプレッドシートでデータの整理や分析

Google スプレッドシートでは、テーブルや数式の作成のほか、AI を使って効率的にデータ入力できる「拡張版スマート フィル」なGoogleどが提供されおり、データ整理のサポートが行えます。また、シート内のデータを使ったグラフ作成・データ分析も順次提供予定です。

関連記事:スプレッドシート × Gemini の連携で生産性向上!AI 活用のヒント

Google スライドで画像を生成

Google スライドでは、プロンプトを入力し、画像を生成する機能「Help me create an image」が提供されています。難しいプロンプトは不要で、生成したい対象と画像のテイスト(水彩画風や写真、スケッチなど)を指定するだけで、簡単にオリジナル画像の生成が行えます。

プレゼンテーション資料を作成する際に、イメージに合う画像を検索する時間が大幅に短縮でき、業務効率化に繋がります。

関連記事:Google スライドで使う画像を AI で自動生成する方法

Google Meet で自動メモ生成や字幕の翻訳

Google Meet では、会議内容を自動的に Google ドキュメントにメモをする機能があります。会議に遅れて参加する場合は、メモから概要を作成し、進行状況の確認も可能です。また、会議の主催者とこの機能をオンにしていたすべての出席者が、生成された会議メモのドキュメントへのリンクが記載されたメールを受け取れるため、議事録作成にかかる時間の短縮も実現できます。

また、会議内容を字幕で翻訳する機能もあり、複数言語間での会議もスムーズに行えるでしょう。ほかにも、Web 会議の質と効率を向上させる機能が複数提供されており、今後は音声などの品質向上や背景画像の作成なども提供予定です。

関連記事:Google Meet で AI を使う!背景の作成や翻訳機能で会議の質を上げよう

Gemini for Google Workspace が活用できるビジネスシーン

Gemin for Google Workspace は、使い方によって、ビジネスでさまざまな場面に活用できます。実際のシーンごとの活用例を以下でご紹介します。(※今後提供予定のものは太字で記載しています。)

営業担当者の生産性向上

Gemini for Google Workspace は、見込み顧客に合わせたメッセージや資料の作成など、顧客アプローチから提案までのプロセスを迅速化できます。

  • Gmail:営業メールの下書き、テンプレートの作成、メールスレッドの要約
  • ドキュメント:営業資料や提案書の文章作成、校正、サイドパネルで要約
  • スプレッドシート:プロジェクト管理表の作成、顧客データの整理
  • スライド:プレゼンテーションや資料の画像生成、ドキュメントからプレゼンテーションの作成(提供予定)
  • Google Meet:翻訳、背景画像の生成、議事録作成(提供予定)

マーケティングに関するコンテンツ作成

文章作成や定期タスクの自動化、画像生成によるクリエイティブ業務に活用することで、コンテンツ作成のコストを削減できます。

  • Gmail:メールマーケティングの文章の下書き、メールスレッドの要約
  • ドキュメント:ブログや広告コピーなどの下書き、校正、サイドパネルで要約
  • スプレッドシート:キャンペーンの進行状況の管理表作成、集客データの整理
  • スライド:ブランディングに合わせたイラストやデジタル広告などの画像生成
  • Google Meet:複数言語での翻訳、背景画像の生成、議事録作成(提供予定)

カスタマーサポートによる顧客満足度の向上

Gemini for Google Workspace を利用し、大量の情報を把握・管理して作業効率の向上を実現します。また、問い合わせに対する最適な回答を迅速に生成し、顧客対応にかかる時間の軽減や顧客満足度向上につながります。

  • Gmail:問い合わせに対する自動応答や文章作成
  • ドキュメント:問い合わせ内容に対する回答の生成、顧客プロフィールの作成、校正、サイドパネルで要約
  • スプレッドシート:顧客からの質問やサポートケースの整理
  • スプレッドシート:面接者への評価表作成、オンボーディング期間のスケジュールやタスクの管理

人事業務の作業時間軽減

採用や研修資料の作成など、人事業務の効率化も行えます。

  • Gmail:採用メールのテンプレート作成
  • ドキュメント:職務内容説明書や求人広告の文章作成、面接の質問準備、履歴書の要約・分析
  • スプレッドシート:面接者への評価表作成、オンボーディング期間のスケジュールやタスクの管理
  • スライド:研修資料の画像生成、ドキュメントからプレゼンテーションの作成(提供予定)

仕事効率が格段にあがる Gemini for Google Workspace を使いこなそう

本記事では、Gemini for Google Workspace の使い方について、導入方法、有効化する方法、日本語未対応の機能を使う場合の言語設定について解説しました。また、各アプリケーションで Gemini for Google Workspace ができることや、ビジネスシーンごとの活用例もご紹介しました。

AI の技術は、今後ますます進化し、企業経営において重要な役割を果たすと考えられます。効果的な活用が、企業の競争優位性を確立し、持続的な成長の達成につながるでしょう。Gemini for Google Workspace は、ビジネスでの AI 活用を加速させるツールです。この機会に Gemini for Google Workspace を使いこなし、業務効率化とイノベーションを実現しませんか?

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