コラム更新日:2024.04.01

本記事では、Gemini for Google Workspace(旧 Duet AI)とは?読み方や日本語版はいつから?などの疑問にお答えし、Gemini for Google Workspace でできることや使い方、導入のコツについても解説しています。また、「Gemini for Google Cloud(旧 Duet AI in Google Cloud)」や「Gemini(旧 Google Bard)」などの似ているサービスとの違いについても触れています。Google の最新の AI について知り、体験してみましょう。

Gemini for Google Workspace

Gemini for Google Workspace(旧 Duet AI)とは?

「Gemini for Google Workspace」は、Google Workspace の機能を AI によって拡張するサービスです。Gmail、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライド、Google Meet などの Google Workspace の主要なアプリケーションで AI ワークアシスタントとして活用できます。

Gemini for Google Workspace のプランには、以下の2つが提供されています。

  • Gemini Business:すべての規模の組織向け
  • Gemini Enterprise(旧 Duet AI for Google Workspace Enterprise):更なる機能と使用量を提供

Gemini Enterprise では、Gemini Business で提供される機能に加えて、生成 AI を活用した Google Meet の機能やセキュリティの機能を全て利用できます。

Gemini for Google Workspace(旧 Duet AI)の読み方は?

Gemini の読み方は、英語では「ジェミナイ」と呼びますが、日本語では「ジェミニ」と読むことが多いです。

Gemini for Google Workspace(旧 Duet AI)の日本語版はいつから利用可能か?

現時点では対応言語は英語のみです(2024年3月22日時点)。2024年度中には対応すると発表されていますが、具体的な日程はまだ公表されていません。

Gemini for Google Workspace(旧 Duet AI)でできること・使い方

Gemini for Google Workspace は Google Workspace の生成 AI によるアドオンサービスですが、どんなことができるのでしょうか?以下のような機能があります。

「Help Me Write」機能 Gmail や Google ドキュメントで、メール文の下書きや文章を自動生成できます。
「Help me organize」機能 Google スプレッドシートで、表を作成できます。
「Help me visualize」機能 Google スライドでプレゼンテーション向けの画像を生成できます。
「Generate a background」機能 Google Meet で背景画像を生成できます。
「Studio look」機能 Google Meet で、画質の明るさやピントを瞬時に調整・音声においても自動的にバランスを調整します。

「Help Me Write」機能

Gmail や Google ドキュメントで、プロンプト(指示文)を入力し、メールの下書きやプロジェクトの計画書などの素案を作成します。謝罪文などの書きにくい文章もすぐに生成してくれるため、メールの文面などに悩んでいた時間を短縮できそうですね。以下の記事で詳しい手順について説明しています。参考にしてみてください。

参考記事:
Duet AIでGmailのメール文面を自動作成する方法
Duet AIでGoogleドキュメントの文書を自動作成する方法

「Help me organize」機能

Google スプレッドシートでプロンプトを入力し、表を作成します。罫線やプルダウンなどの枠組みもしっかりと生成してくれるため、表作成の効率が上がりそうですね。詳しい手順は以下の記事で解説しています。

参考記事:Duet AIでスプレッドシートのデータ整理やレポート作成を自動で行う方法

「Help me visualize」機能

Google スライドでプロンプトを入力し、画像を生成します。難しいプロンプトは不要で、生成したい対象と画像のテイスト(水彩や写真、スケッチなど)を選択すると簡単にオリジナルの画像を生成できます。プレゼンテーションのイメージに合う画像を探す時間を大幅に短縮できます。下記の記事では、詳しい手順を解説しています。参考にしてみてください。

参考記事:Duet AIでGoogleスライド内で使う画像を自動生成する方法

「Generate a background」機能・「Studio look」機能

「Generate a background」機能は「Help me visualize」機能と似ていますが、Google Meetで、プロンプトに基づいたオリジナルの背景画像を生成します。また、「Studio look」機能では、自動で音声や画像を調整するため、周囲が騒がしい場合など環境があまり良くない場所でも快適に会議できるようサポートをしています。

参考記事:Duet AIでGoogle Meetの会議の質を上げる方法。背景、要約、音質などの設定手順

Gemini for Google Workspace(旧 Duet AI)の導入方法

Gemini for Google Workspace を導入するためには以下の手順が必要です。

  1. 「Gemini Business」もしくは「Gemini Enterprise(旧 Duet AI for Google Workspace Enterprise)」のライセンスを購入(もしくはトライアルを申し込む)
  2. 管理者によるライセンスの割当
  3. 言語を日本語から英語に変更

購入から管理者の設定、ユーザー環境の設定については以下のページで詳しく紹介しています。

参考記事:Duet AIの導入方法。購入から管理者の設定、ユーザー環境の設定まで

Gemini for Google Workspace(旧 Duet AI)の解約方法は?

Google Workspace の契約先によって手続き方法が異なります。Google と直接契約している場合は管理者権限をもつ人に限り管理コンソールのサブスクリプションより変更が可能です。代理店経由で契約している場合は、契約中の代理店へ Gemini for Google Workspace の解約を依頼します。年契約している場合は、返金されない可能性が高いので注意が必要です。

Gemini for Google Workspace(旧 Duet AI)の料金は?

Gemini for Google Workspace の価格については以下のページで詳しく紹介しています。

参考記事:Gemini for Google Workspace(旧 Duet AI)の価格は?無料トライアル方法

リスクや不安を抑える導入のコツ

トライアルで30日間試す

Gemini for Google Workspace はトライアルも提供されています。Google と直接契約する場合では14日間ですが、TSクラウドでは30日間お試しいただくことが可能です。しっかりとトライアルすることで、自社に合っているか検討することができ、不安も軽減できるでしょう。

いきなり社内の全員に導入しない

段階的に導入していくことをおすすめします。まずは、数名からチーム、チームから全社へ段階を踏むことで活用しきれないリスクを減らすことができます。

サポート体制のしっかりした代理店を選ぶ

Google でのサポートは英語のみで返信がやや遅いこともあるようです。TSクラウドでは、日本語対応に加え、レスポンスの速さも定評があり、サポート体制が充実しています。

解約の条件を確認しておく

導入方法でも解説した、解約の条件を確認しておくと安心です。まずは、Google と契約しているのか、代理店と契約しているのかを確認しましょう。

社内で広める勉強会を実施する

社内理解を深めるためにGemini for Google Workspace の勉強会を実施することで、社内全体で AI を活用できるでしょう。

名前や機能が似たサービスとの違い

Gemini for Google Cloud(旧 Duet AI in Google Cloud)

「Gemini for Google Cloud」は Google Cloud 向けの AI で、開発者やデータエンジニアに対してリアルタイムで最適なコードの選択肢を提案し、エラーや脆弱性を指摘して修正を提案します。

Gemini for AppSheet(旧 Duet AI in Appsheet)

「Gemini for AppSheet」は Google が開発している AppSheet に組み込まれた AI 機能です。ノーコードでアプリを開発できる AppSheet とコラボレーションすることで、より簡単にオリジナルのアプリが作成できるようになります。チャットで会話するだけで、ユーザーのニーズに最適なアプリが作成できるため、話題になっています。

Gemini(旧 Google Bard)

「Gemini」も AI を活用したサービスですが、目的や機能が異なります。Gemini は Google AI が開発した対話型 AI サービスで、ユーザーの質問や要望に対して、自然な会話形式で回答や提案ができます。

Google Workspace に関する問い合わせはTSクラウドへ

株式会社TSクラウドは、Google Workspace の正規代理店として、ユーザーの皆様の支援を行っています。電話やメールなどによるスピーディーで丁寧なサポートも充実しています。Google Workspace のコストダウンの検討や、お困りごとがありましたら是非ともTSクラウドにご相談ください。

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