看護・介護の現場でのGoogle Meet活用法!医療コミュニケーションを変えよう

本記事では、医療現場でのGoogle Meetの活用例やGoogle Meetの使い方・メリットなどについて解説しています。また、Google Workspaceとの連携例や導入事例などについてもふれています。時間や場所を選ばないGoogle Meetを活用して医療コミュニケーションをさらに効率化させましょう。

 

問合わせ

 

現代の医療現場の課題とデジタルツールの必要性

 

医療現場の課題

日本の医療業界は、少子高齢化、人手不足、医療費の増加といった多くの課題に直面しています。医療従事者の増大する負担、医療の質の向上、そして医療費の削減が求められています。日本の医療分野におけるDXの進行は、他の業界と比べても顕著に遅れている状況が見受けられます。  

デジタルツールの必要性

医療DXの推進は、これらの課題を解決し、医療の持続可能性を高めるための鍵となります。情報システムの統一と共有の課題、制度的・評価の壁、そして病院のITリソースの不足など、多くの要因が医療のDX化の遅れを引き起こしています。これらの問題を解決するためには、デジタルツールの導入と活用が不可欠であり、医療現場におけるデジタル変革の必要性が高まっています。  

Google Meetとは

 

Google Meetの基本的な概要

Google Meetは、Googleが提供するビデオ会議ツールです。絵文字やリアクション、会議の録音や文字変換、ブレイクアウトルームなど、コミュニケーションがとりやすく効率的な会議を実現するため、豊富な機能を提供しています。  

Google Meetのメリット

資料共有や画面共有で情報伝達がスムーズ

Google Meetの資料共有や画面共有機能は、医療現場での情報伝達を効率化します。治療計画の説明から研究データの提示まで、参加者全員が同じ画面を見ながら議論を進めることができ、誤解を防ぎながら迅速な意思決定を支援します。

アプリでスマホからも参加可能

Google Meetのスマホアプリは、医療従事者が外出先や移動中でも会議に参加できる柔軟性を提供します。スマホ一つで、重要な会議や緊急の討議に即座に参加できるため、医療現場の迅速な対応が可能になります。

高度なセキュリティ

Google Meetは、医療情報の厳格なセキュリティが求められる環境においても信頼性の高い通信を保証します。通信時のデフォルト暗号化、不正アクセス防止機能、二段階認証など、多層的なセキュリティ対策を備えており、HIPAAなどの規制要件にも対応しています。これにより、患者と医療従事者双方のプライバシーを守りつつ、安全なコミュニケーションが可能です。

Google Workspaceとの連携でさらなる業務効率化

Google Workspaceとは、Googleが提供する有料のビジネス向けクラウド型グループウェアサービスです。Google MeetはGoogleスライドやドキュメントとの連携を通じて、リアルタイムでの共同作業を可能にし、会議中に資料の編集やフィードバックが行えます。また、カレンダーでのスケジュール共有や自動招待機能により、参加者の調整も簡単です。さらに、Googleドライブによる文書管理は情報の一元化を促進し、医療チームの業務効率化を強化します。
《参考》Duet AI in GoogleWorkspaceを活用してさらに業務効率化!
「Duet AI in GoogleWorkspace」は、Google Workspace の機能を AI によって拡張する新たなサービスです。Duet AIを導入することで、背景画像を作成したり、映像の品質や音声を自動でサポートしたりします。今後、会議の内容を要約する機能も実装予定です。

参考記事:Duet AIでGoogle Meetの会議の質を上げる方法。背景、要約、音質などの設定手順

 

医療現場でのGoogle Meetの活用例

 

他病院や他部署との勉強会や情報共有

Google Meetを活用することで、異なる病院や部署間での勉強会や情報共有が簡単にできます。リアルタイムでのディスカッションを可能にし、専門知識の共有や最新の医療情報の交換が可能となります。これにより、物理的に距離の離れた医療従事者同士の連携が実現し、患者ケアの質の向上に繋がるでしょう。  

採用担当者によるWEB面接

医療機関の採用担当者は、Google Meetを使用してWEB面接が可能となります。これにより、遠方に住む応募者や、勤務中の医療従事者も面接に参加しやすくなります。効率的なスクリーニングプロセスを通じて、より幅広い人材プールから適切な候補者を見つけることが可能となります。  

遠隔地の患者のフォローアップ

Google Meetを利用することで、遠隔地にいる患者のフォローアップも簡単になります。ビデオ通話を通じて患者さんの状態を確認し、必要な医療指導を提供することができます。患者の定期的な通院の負担を軽減し、医療従事者は効率的に患者管理を行えます。  

Google Meetの使い方

 

ビデオ会議の作成方法

Google MeetはGoogle Workspaceとシームレスに連携しているため、GmailやGoogleカレンダー、Google Chatなどからもビデオ会議を設定することが可能です。  

参加方法

Google MeetはGoogle Workspaceとシームレスに連携しているため、GmailやGoogleカレンダー、Google Chatなどからもビデオ会議を設定することが可能です。そのため参加方法も多数ありますが、一般的なものについて解説します。

Googleカレンダーの予定から会議に参加する

該当の予定を選択し「Google Meetに参加する」をクリックします。

Googleカレンダーからに参加

Google Meetから会議に参加する

Google Meetにアクセスし、参加する会議を選択します。

Google meetから参加

Gmailから会議に参加する

Gmailを開き、左のバーより「Meet」を選択、参加する会議の「今すぐ参加」をクリックします。

Gmailから参加

会議のURLを使用して参加する

会議のURLを取得することで、会議に参加することが可能です。URLは会議情報より取得できます。

URLから参加

 

録画機能

会議の録画、文字起こし、ブレイクアウトルームはプレミアム機能として利用できます。会議を録画してGoogleドライブに保存できるのはBusiness Standard以上となります。また、会議の録画はパソコンでのみ利用可能でスマホでは録画ができません。録画ボタンが表示されない場合には、管理者に管理コンソールでMeet録画がオンなっているか、確認してください。
    1. 録画をする会議に参加する
    2. 会議画面の下部にある、三点リーダーアイコン「その他」をクリック
    3. 「録画を管理する」をクリック

録画を管理するをクリック

  1. 字幕や文字起こしの設定を確認し、「録画を開始」をクリックする

録画を開始をクリック

 

背景を変更(ビジュアル エフェクトを適用)

 

会議の開始前

    1. Google Meetにアクセスし、参加する会議を選択
    2. 自分のビデオプレビューの右下にある「ビジュアルエフェクト」アイコンをクリック

ビジュアルエフェクトアイコンをクリック

    1. プレビュー画面から戻るには右上のバツボタンをクリック

右上バツをクリック

  1. 「今すぐ参加」をクリックし会議に入る
 

会議中に背景を変更

    1. Google Meetにアクセスし、参加する会議を選択会議画面の下部にある、三点リーダーアイコン「その他」をクリック

その他をクリック

    1. 「ビジュアルエフェクトを適用」を選択

ビジュアルエフェクトを仕様を選択

  1. プレビュー画面から戻るには右上のバツボタンをクリック

右上バツボタンで戻る

 

背景を変更するヒント

    • 背景のオフやぼかしたい場合は、「エフェクトなし/ぼかし」より選択

背景のオフやぼかしたい場合

    • 新しい画像を背景に設定するには、「背景画像をアップロード」をクリックし画像を追加する

新しい画像を背景に設定

  • 映像に特別なスタイルを加えたい場合やフィルタを使用する場合は、画面下部の「スタイル」や「フィルタ」から選択する

スタイル、フィルタ

 

ビジネスでの利用ならGoogle Workspaceの導入がおすすめ!

 

無料のGoogleアカウントとGoogle Workspaceの違いは?

上記のGoogle Meetは無料アカウントでも使用できます。しかし、強固なセキュリティを求める組織では、必ずGoogle Workspaceを利用しましょう。以下は無料アカウントでは提供されていない、Google Workspaceならではの機能の一例です。
  • 独自ドメインを使用したメールアドレスの設定
  • 組織としてユーザーが利用するツールの一元管理
  • 高度なセキュリティ

特にGoogle Meetにおいては、Google Workspaceを利用することで以下のメリットがあります。

  • 管理権限の付与や録画機能の利用
  • ブレイクアウトルームの利用
  • アンケート、Q&A機能の利用
Google Workspaceは、BusinessエディションとEnterpriseエディションの二つの主要エディションを提供しています。自身が所属する組織規模や、必要な容量・機能・ツールを考えてプランを選択すると良いでしょう。TSクラウドではお客様の課題・ご希望をヒアリングの上、最適なプランをご提案いたします。お悩みの場合はぜひご相談ください。

参考記事:【2023年】Google Meetの無料アカウントでできること。時間制限なしで使うには?

 

医療現場でのGoogle Workspaceの導入事例紹介

潤和会記念病院-BCP、 人材育成、院内コミュニケーションを一新 潤和会記念病院は、2010年にグループウェアをG Suite(Google Workspaceの旧称)に変更しました。導入の動機として、台風によるサーバーの被害リスクやコスト問題を解消するための措置でした。導入前は、コミュニケーションが電話中心で、情報の伝達が分散していましたが、G Suiteの導入により、情報の一元化や自動集計、スケジュール管理の効率化などが実現できました。また、G Suiteの導入により、年間140万円のフィルタリングコストやその他のコストが5年間で1000万円削減されたそうです。

参考記事:潤和会記念病院も Google へ – G Suite を 病院の情報インフラとして活用。BCP、 人材育成、院内コミュニケーションを一新!

参考記事:Google Workspaceで医療DXを実現する方法。導入・活用事例も

 

Google Workspaceのお問い合わせはTSクラウドまで

Google Meetは、安全なビデオ会議を実現するツールです。簡単な操作で会議の設定や参加、背景の調整が可能で、厳重なセキュリティと併せて医療現場でのコミュニケーションを効率的かつ安全にサポートします。Google Workspaceと連携することでさらにスムーズな業務遂行を実現します。時間や場所を選ばずコミュニケーションが可能なGoogle Meetを活用して医療現場の業務効率化を目指しましょう。

資料DL

株式会社TSクラウドは、Google Workspaceの正規代理店として、ユーザーの皆様の支援を行っています。電話やメールなどによるスピーディーで丁寧なサポートも充実しています。Google Workspaceのコストダウンの検討や、お困りごとがありましたら是非ともTSクラウドにご相談ください。

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