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コラム更新日:2024.05.01

デジタルホワイトボードの Jamboard をオンライン会議やアイデア出しに使っている方は多いのではないでしょうか。便利な Jmaboard ですが、2024年12月で提供が終了となることが Google より発表されました。

「提供が終了した後、データはどうなる?」「代わりになるアプリが知りたい」など、Jamboard 終了に伴うお悩みを解決できるよう Jam データの移行方法や代替となるアプリをご紹介します。参考にしていただきながら、提供終了時に慌てることないよう今から準備をしておきましょう。


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Google Jamboard が2024年12月に提供終了

Google Jamboard は、デジタルホワイトボードで、手書き入力・テキスト入力・画像挿入・付箋機能が備えられています。リアルタイムで共同編集できるため、オンライン会議やチームでのブレインストーミングなどに活用されています。

便利な Jamboard ですが、 2024年12月31日をもって、Jamboard アプリの提供を完全終了することが発表されました。

Google 公式:Google Jamboard の提供終了について

Jamboard の提供終了までのスケジュール

Jamboard の提供終了までのスケジュールは、以下の通りです。

  • 2024 年 10 月 1 日まで
    Jamboard のデバイスとアプリケーションは通常通り動作する。
  • 2024 年 10 月 1 日以降
    Jamboard アプリは表示専用になり、新しい Jam の作成や既存の Jam の編集ができなくなる。また、Jamboard デバイスが自動更新の有効期限を迎え、Meet の会議へ参加できなくなる、情報がクラウドに保存されなくなる。
  • 2024 年 12 月 31 日以降
    Jamboard アプリと Jam ファイルにアクセス不可となる。

Jamboardの提供終了までのスケジュール

Jamboard 終了までに必要な対応

Jam ファイルをダウンロードする

作成した Jam データは、サービス終了に伴い全てアクセス不可となるため、必要なデータは事前にPDF形式で保存しましょう。PDF形式のほか、PNG画像形式で保存することも可能です。


代替のアプリを検討する

引き続きホワイトボードとして利用したいデータは、事前に代替のアプリに移行することが必要です。Jamboard に代わるデジタルホワイトボードの検討には、以下の基準を考慮するとよいでしょう。

  • Google Workspace との互換性
  • 操作性
  • プライバシーやセキュリティ
  • 料金や機能

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Jam データの移行方法

提供が終了する2024年12月31日までの期間、ユーザーは Jam データを PDF 形式で保存することができます。また、2024年末までに残っている Jam データは、PDF ファイルに自動的に変換され、元の保存場所と同じ場所に保存されます。

以下で、事前に手動でデータをエクスポートする方法をご紹介します。

Jam データを書き出す

  1. Jamboard にアクセス
  2. 書き出す Jam の 右下ある「その他の操作」>「PDF 形式でダウンロード」をクリック

    Jamデータを書き出す

ホワイトボード内から Jam データを書き出す

  1. Jam を開始、もしくは開き、右上のアイコン「その他の操作」>「PDF 形式でダウンロード」または「フレームを画像として保存」をクリック

    ホワイトボード内からJam データを書き出す

複数の Jam データを PDF 形式で書き出す

  1. Google ドライブ、もしくは Google ドライブのモバイルアプリを開く
  2. Google ドライブの検索ボックスに「type:Jam」と入力して検索
  3. ダウンロードしたいファイルを選択後、右クリック >「ダウンロード」をクリック

    複数のJamデータをPDF形式で書き出す

他のツールに移行する

既存の Jam ファイルを FigJam、Lucidspark、Miro といった他ツールに移行する「Jamboard インポータ」が2024年3月までに利用できる予定と発表されています。 また、Figma の FigJam、 Lucid の Lucidspark を使用して、各サービスに Jamboard ファイルのインポートを開始することも可能です。

Jamboard の代替となるアプリのご紹介

Jamboard の終了に伴い、使用目的や企業に合った代わりのデジタルホワイトボードが選択できるよう、今から検討していく必要があるでしょう。Google が Jamboard の移行先としておすすめしているアプリは、以下の3つになります。

Miro

オンラインホワイトボードの定番ともいわれているサービスです。Google Workspace との連携機能があるので、Google Meet での直接のブレインストーミングや、カレンダーの予定への添付、ドキュメント・スプレッドシート・スライドからファイルのインポートができます。

FigJam

Figma が提供するオンラインホワイトボードツールです。Figma との連携や、多様なテンプレート、ネイティブ投票など、さまざま便利な機能があります。Google Meet の会議画面から FigJam を開始したり、Chrome 拡張機能を使用したカレンダーの予定への添付ができます。


Lucidspark

直感的に使えるオンラインホワイトボードツールです。用途に合わせたテンプレートが用意されています。Jam ファイルのインポートや、Google Meet の会議での Lucidspark の開始、Google ドライブへの自動保存など、Google Workspace との連携機能を備えています。ほかにも Slack や Notion、asana など数多くの外部サービスとの連携が可能です。

Jamboard 終了に関するよくある質問

Jamboard が終了するのはなぜ?背景は?

コラボレーションや教育の向上に役立つ、高度な機能が備わった利便性の高いホワイトボードツールサービスが多く展開されています。Jamboard におけるユーザーの利用状況もふまえ、ホワイトボード機能はパートナーエコシステムを活用し、既存のサービスにおけるパーソナライズされた体験のサポートに注力するためです。

サポート終了後はどうなる?

2024年12月31日を過ぎると、Jamboard アプリは利用できなくなり、Jam ファイルへのアクセスもできなくなります。保持しておきたい Jam については、2024年12月31日までにエクスポートするか、他のサービスに移行しておく必要があります。

Jam ファイルはドライブに保存できますか?

Jam ファイルは PDF 形式で保存することで Google ドライブ上で維持できます。PDF 形式にエクスポートしたデータは、サービス終了後も自由にアクセスが可能です。

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デジタルホワイトボードのサービスである Google Jamboard は、2024年12月31日に終了します。サービス終了に伴い、Jam データが全て削除されてしまうため、必要データの移行・整理を行うようにしましょう。また、代替アプリの検討も進めていく必要があります。事前に準備することで、慌てずデータを継続して活用できるでしょう。Google ツールの最新情報を見逃したくない方は、TSクラウドのメールマガジンの登録をおすすめします。

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この記事を書いた人

株式会社TSクラウド | 丸山
IT推進事業部 サービス部門 テクニカルチーム

2021年にグループ会社に入社し、DX化推進業務に携わる。 案件管理アプリ開発を契機に AppSheet でのノーコード開発に注力し、要件定義スキル向上に努めている。 Google Cloud 認定資格「Professional Data Engineer」を取得し、データ分析基盤構築にも積極的に取り組んでいる。

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