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コラム更新日:2024.10.21

Google サイトは、プログラミングの知識がなくても Webサイト を作成できる無料ツールです。

「起業したばかりでサイト作成に手間やコストをかけられない」「情報共有用の社内ポータルを作成したいが、Web の知識をもつ人材が不足している」という企業にとって、導入を検討してみたいツールの一つではないでしょうか。そこで今回は、Google サイトを活用するうえで知っておきたい基礎知識や、メリット・デメリットについて解説します。


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Google サイトとは?

Google サイトとは、Google社 が無料で提供している Webサイト の作成ツールです。デザインテンプレートを選び、テキストや画像をレイアウトするだけで、ホームページなどを簡単に作成できます。HTML や CSS などのプログラミングやデザインに詳しくなくても、誰でも作成できることが魅力です。

Googleサイトとは無料で使えるWeb作成ツール

参考記事:Google「Googleサイト」

参考記事:Google「Google サイトの使い方」

Google サイトでできること

Google サイトはビジネスシーンでどのように活用されているのでしょうか。Google サイトの主な用途を紹介します。

Webサイト 作成

Google サイトは、自社ホームページや各種ビジネスサイトなど、Webサイト の作成に適しています。デザインや機能はシンプルですが、その分、「必要最低限の情報を手軽に発信したい」という企業にとって有用なツールでしょう。自社ホームページやサービスサイト、ECサイト などを作成し、ブランディングや集客に役立てられます。また、Webサイト の作成関係者にイメージを共有するためのサンプルや、テストページの作成に活用するケースもあります。

社内ポータル作成

社内ポータルとは、企業内の情報やアプリケーションを一元管理し、従業員だけが閲覧できるサイトのことです。情報共有やプロジェクト管理によって業務効率化を図ったり、リモートワークを推進したりと、幅広い目的で活用できます。Google サイトにはポータル用のテンプレートが用意されているほか、内容の更新も容易なため、担当者のスキルを問わず運用が可能です。

Googleサイトで社内ポータルが作成できる

社内規定やマニュアルの共有

Google サイトを活用すると、画像や表を使った分かりやすいマニュアルを作成できます。必要に応じオンライン上で即座に共有・閲覧できるため、社内ルールの周知や生産性の向上に役立つでしょう。

Google サイトで自社の Webサイト を作成するメリット

昨今、多種多様な Webサイト 作成ツールがリリースされていますが、その中でも Google サイトが高いユーザー満足度を獲得している理由とはどのようなものでしょうか。Google サイトを活用するメリットを取り上げます。

メリット① 専門知識がなくても作成できる

Google サイトは直感的操作を可能にしており、HTML や CSS といったプログラミングに関する知識が必要ありません。目的に応じてテンプレートとテーマを選び、テキストや画像をドラッグ&ドロップで配置するというシンプルなインターフェースを実現しています。

Google サイトの使い方についてはこちらの記事を参考にしてください。

関連記事:【サンプルあり】医療・介護現場の業務効率化!Google サイトを活用した情報共有術

メリット② コストがかからない

Google サイトは、利便性と機能性に優れていながら完全無料という点が大きなメリットです。サーバーのレンタルやドメインの取得など初期コストがかからないだけでなく、更新料も発生しません。既存の独自ドメインを適用したい場合も、無料で設定が可能です。無償で提供されているにもかかわらず自動的に広告が表示されることもなく、見やすい Webサイト を実現できます。

メリット③ Google アプリのコンテンツを埋め込める

Google サイトは、Google マップや Google フォーム、Google フォトなど、他の Google サービスとのスムーズな連携が可能です。Google ドライブ内の Google ドキュメントや Google スライド、Google スプレッドシートのコンテンツも、クリック操作で簡単に挿入できます。

たとえば、「社内ポータルと Google カレンダーを連携してプロジェクトメンバーのスケジュールを共有する」「ホームページに Google マップを埋め込んでオフィスへのルート検索を可能にする」など、利便性の高いサイトを実現できるでしょう。

Google サイトと合わせ有料の Google Workspace を活用すると、法人利用に必要な機能と高度なセキュリティが備わっているため、より効率的で安全な Webサイト 作成を実現できるでしょう。

《Google Workspace とは》

Google Workspace とは、Gmail、Google ドライブ 、Google Meet などの多様なツールがパッケージされた、Google社 が提供するビジネス向けのクラウド型グループウェアサービスです。

Google Workspace についてはこちらの記事を参考にしてください。
関連記事:Google Workspace とは?使い方やできること、料金プランを解説

メリット④ 複数人で共同編集できる

Google サイトには編集権限を付与する機能が備わっており、複数人で同時に編集・運営を行えます。個々の待ち時間が発生せず、作業時間を短縮できるでしょう。編集作業にミスが発生した場合、Google ドキュメントや Google スプレッドシートと同様、変更履歴を遡って復元することが可能です。

また、Google サイトはパソコンやタブレット、スマートフォンなどさまざまなデバイスに対応するレスポンシブデザインなので、場所を選ばず閲覧・編集できます。

Google サイトを使うデメリット

Google サイトにはさまざまなメリットがある反面、機能面の制限や廃止されたサービスもあります。活用前に、メリットだけでなくデメリットも押さえておきましょう。

デメリット① 機能に制限がある

Google サイトには、バージョン変更によって廃止された機能や、対応していないサービスがあります。2024年9月時点で制限されている機能を、以下の表にまとめました。

制限のある機能 制限の内容
サイト構造 構築できるサイト構造は最大5階層まで
ドメイン名 ドメイン名は、「https://sites.google.com/」から始まる長いアドレスに設定される
対応のブラウザ 閲覧に対応するブラウザは以下の5つ
  • Chrome
  • Firefox
  • Internet Explorer
  • マイクロソフト Edge
  • Safari
また、編集には、Google Chrome もしくは Firefox の最新バージョンが必要
容量 利用上限は100MB/1サイトあたり(Google アカウント全体のストレージ容量は15GB)
サイト訪問者のコメント機能 サイトの来訪者がコメントを残す機能は2020年に廃止
共同編集者の設定 サイト全体で共同編集や閲覧の制限をかけられるが、ページごとの設定は不可
サポート チャットボットなどの機能がなく、即時的なサポートには対応していない

上記の通りコメント機能が廃止されているため、双方向のコミュニケーションを図るには、メールフォームなどを設置する必要があるでしょう。また、投稿を時系列にする機能はないため、社内掲示板や告知サイトを作成する場合は、Google スプレッドシートや Google ドキュメントを埋め込み、最新投稿がトップ表示されるよう工夫する必要があります。なお、サイト全体で共同編集や閲覧の制限をかけられますが、ページごとの設定はできません。部署内だけで情報を共有したい場合は、別サイトを設けるとよいでしょう。

デメリット② 細部にこだわったデザインにするのは難しい

2024年9月時点で18種類のテンプレートと6種類のテーマが用意されており、その組み合わせによってイメージに沿った Webサイト を作成できます。フォントや色などの変更も可能ですが細かな作り込みは難しく、ユニークなデザインを追求する方は物足りなさを感じるかもしれません。

Google サイト活用のポイント

Google サイトの強みを最大限に活かし、質の高い Webサイト を効率的に作成・運用するには、次のポイントを押さえておきましょう。

ポイント① Webサイト の目的を明確にする

Webサイト の完成をゴールに掲げるのではなく、その先の目的を明確化することが重要です。Webサイト は、目的によって必要な構成やコンテンツ、デザインが異なります。目的を明らかにしないまま作成してしまうと訴求ポイントがずれ、ユーザーの関心やアクションを引き出せません。

自社ホームページの場合、ブランディングや集客、売上増、人材採用など、さまざまな目的が考えられます。目的達成に向けた制作手法を講じることで、集客増や人材獲得など求める成果を上げられるでしょう。

ポイント② サイト構成の考え方をすり合わせる

Webサイト の作成に着手する前に、サイト構成の見える化を図りましょう。Google サイトは共同編集が可能ですが、メンバー間でサイト構成の認識に齟齬があると混乱を招いてしまいます。「分かりやすいサイトを効率的に作成できる」という Google サイトのメリットを活かせない結果となるでしょう。サイトマップを作成し、どのページにどのコンテンツを配置するか、どのような流れでページを遷移するか、すり合わせておくことが重要です。

ポイント③ 定期的に更新する

Webサイト の更新頻度が低いと、検索エンジンから低評価を受けたり、企業のイメージダウンを招いたりする可能性があります。CMS やシステムのメンテナンスが行き届いていないサイトとみなされ、サイバー攻撃のリスクも高まるでしょう。内容の変更が容易な Google サイトを活用すれば、更新作業の負担を軽減し、常に最新情報を発信できます。

更新時のヒューマンエラーを回避できる体制作りも重要です。Google サイトでは、サイトの公開前に変更前と下書きを見比べ、変更箇所を検証できる機能も備えられています。複数人で検証することにより、確認漏れやトラブルを予防できるでしょう。

Google サイトは無料版で足りる? Google Workspace との違い

Google サイトのデメリットを補い、よりスムーズかつ安全なサイト作成を実現したいという方には、Google Workspace への加入をおすすめします。無料(個人向け)の Google サイトと有料(法人向け)の Google Workspace の違いを紹介します。

無料版は容量15GBの制限あり

無料アカウントで Webサイト を作成する場合、ドライブの容量は15GBが上限です。これは、Google サイトだけでなく Google ドライブのメールやドキュメント、画像などすべてのデータを含めた容量です。そのため、必要に応じてデータを削除しなければ、容量超過によってデータの保存やメールの送受信に不具合が生じる可能性があるでしょう。しかし、Google Workspace に加入すると必要に応じて容量を拡張できます。

プランごとのストレージ容量は以下の通りです。

                                                               
  無料
アカウント
Business Enterprise
Starter Standard Plus
価格
ユーザー1人あたりの月額
(年間契約の場合)
¥0 ¥680 ¥1,360 ¥2,040 お問い
合わせ
ストレージ容量
ユーザー1人あたり
15GB30GB(プール) 2TB(プール)5TB*(プール)5TB~*(プール)

*必要に応じて拡張可能。詳しくは お問い合わせ ください。

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独自ドメインを使うなら Google Workspace

独自ドメインをもたない場合、Google サイトのドメインは、「https://sites.google.com/view/〇〇」(〇〇は任意の文字列)と設定されます。無料で設定できますが、長くて覚えづらく、ユーザーの認知度やアクセスを向上しづらい点がデメリットです。Google Workspace に加入すると、企業名やブランド名に関連した独自ドメインを設定し、永続的に利用できます。

Google Workspace を導入し、スムーズな Webサイト 作成を

リソースが限られた企業でも、Google サイトによって Webサイト や社内ポータルを容易に作成できます。Webサイト 作成に要する期間の短縮や、社内ポータルを軸とした情報共有によって、業務効率化を図れるでしょう。Google サイトには機能面の制限があるものの、Google Workspace の加入によって、よりスムーズかつ安全なサイト作成・運用を実現できます。

資料DL

株式会社TSクラウド は、Google Workspace の正規代理店として、ユーザーの皆様の支援を行っています。電話やメールなどによるスピーディーで丁寧なサポートも充実しています。 Google サイトを活用した Web作成 について、疑問点やお困りごとがありましたらぜひ TSクラウド にご相談ください。

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