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Frontline ライセンスを現場従業員へ導入!組織から生産者まで、幅広い情報共有が実現

概要

株式会社 坂ノ途中は、環境負荷の小さな農業に取り組む人たちを増やすことを目指しています。新規就農者を中心とした提携生産者が栽培した農作物の販売を行っており、野菜やコーヒーの流通経路を拡大するため、少量多品目の商材の流通を目的とした受発注システムの構築にも取り組んでいます。

メールサーバーのコストや運用負荷、ファイル管理の煩雑化などの課題解決のため、Google Workspace を導入。基本ツールを Google Workspace アカウントに統合し、円滑なファイル管理やコミュニケーションを実現しました。導入に至るまでの経緯や活用方法、今後の展望などを、ITチームの 片山大 様、広報担当の 淺井真子 様にお話を伺いました。

Google Workspace導入事例

株式会社 坂ノ途中

業種 小売業
規模 101~500名
利用サービス Google Workspace Business Standard
Google Workspace Frontline Starter

課題

  • メールサーバーの運用コストがかかっていた
  • ファイルサーバーの運用負荷が高かった
  • ドキュメントの権限管理方法に改善が必要だった

決め手

  • Gmail の使い勝手、操作方法に慣れているメンバーが多かった
  • アカウント移行がしやすい

導入効果

  • 他メンバーの予定や会議室の確保状況の即時確認が可能になった
  • 共有ドライブにより権限管理が簡潔になった
  • 現場は Frontline ライセンスの使用でコストを抑えられた

農産物の販売だけでなく、IT にも注力するユニークさ

―御社について教えてください。

片山様:弊社は、環境負荷の小さい農業を広げていくことを目指し、農薬や化学肥料を使わずに栽培された農産物を販売しています。 年間450種類以上のお野菜を詰め合わせてお野菜セットとして販売したり、アジアのスペシャルティコーヒーを中心としたコーヒーの卸販売をしています。

淺井様:コーヒーの事業は、2017年から始まり、最初はアジアの国のものだけで個人向けの販売をこじんまりと行っていました。 2018年あたりから卸も始め、コロナ禍で自宅でのコーヒー需要が高まったことで焙煎所が増加し、卸の需要も高まり、弊社にお声がけいただく機会が増えていきました。 現在は、アジアの国以外でも事業展開をしており、ラオスで海外協力を目的としたプロジェクトなどにも取り組んでいます。

片山様:コーヒーの事業に伴い、流通周りのシステム開発もしています。 弊社は、少量多品目である野菜やコーヒーを取り扱っているため、それに合わせた受発注システムの構築も独自で行っています。そういう意味で、IT に力を入れていることは弊社の特徴であり、ユニークな部分だと思います。


Frontline ライセンスでコストを抑えつつ、円滑な業務遂行を目指す

―導入前の課題について詳しく教えてください。

片山様:メールについては、レンタルサーバー上でメールサーバーを運用していましたが、年に数回、数時間のメールの遅配が発生していました。 また、容量が足りていない部分や、メーリングリストの宛名の管理、退職者・新入社員のアカウント発行といった管理面での負担もありました。

また、各種資料の作成には別のツールがメインでしたが、誰がどこを見られるようにすべきかなど、ファイルサーバー上での権限の管理がおおざっぱになっているケースもありました。 無料の Google アカウントで、ドキュメントやスプレッドシートなどを使用することもありましたが、それぞれ一元的な管理ができていなかったことも課題でした。


―Google Workspace の導入の決め手をお聞かせください。

片山様:他のツールも検討していましたが、「メールサーバの運用コスト」「ファイルサーバーの運用負荷増」「ドキュメントの権限管理方法」の課題を解決できて、Gmail の使い勝手がいいこと、個人の無料 Gmail から Google Workspace への移行もできることが導入の決め手となりました。 社内で Gmail に慣れているスタッフが多かったことも理由の一つです。

また、弊社のように現場職が多い会社だと、全スタッフに有料ツールを導入する場合、コスト面で大きな負担が懸念されます。 Google Workspace では 現場職向けの Frontline ライセンスでコストを抑えられることを知り、導入のハードルが下がりました。


―TSクラウドをお選びいただいた理由はどのようなことでしょうか。

片山様:2つあります。1つは、コスト。もう1つは、Google Workspace の導入に悩んでいた時期、何ができるか、どんな制約があるか調べていました。 その際、TSクラウドのサイトの記事が分かりやすく、参考になったこともTSクラウドを選んだ理由として大きいです。

よく使うツールが統合!さらに、Google サイトで情報共有がぐっと便利に

―現在、 Google Workspace はどのように活用されていますか。

片山様:会社のメール、ドキュメント、カレンダーを Google Workspace アカウントに統合できたことで、管理やコミュニケーションが容易になりました。 社内への浸透も基本的にスムーズに導入でき、Gmail もカレンダーも、みんなすぐに使いこなせていました。

Google サイトも活用しています。チームごとのファイルの管理場所や、社内ルール、簡単なメンバー紹介などを共有する社内向けのポータルサイトを作成しました。 他にも、弊社で提供している生産者向けの販売管理ツール「ファーモ」の使い方ガイドのサイトを作成し、取引先に対する情報共有にも Google サイトを活用しています。

出典:「ファーモ使い方ガイド」


Google サイトは、誰でも記事を作りやすく、文章の更新も簡単です。コーディングに不慣れなメンバーでも簡単に使えるという点がいいですね。 デザインを作り込む必要がなく、手軽にぱっと作ってコンテンツを掲載していくものに向いていると思います。


― Frontline ライセンスの活用方法をお聞かせください。

出荷や配送など、デスクワークが少ないスタッフが、Frontline ライセンスを利用しています。社内の誰かが作ったスプレッドシートを見たり、たまにメールを見たり。 基本的にファイル作成はせず、閲覧が多いメンバーです。 ただ、Frontline ライセンスだと、コスト軽減できる反面、頻繁に Gmail を使うスタッフなどは容量が不足してしまうこともあります。 そういった場合は、Business Standard のライセンスを割り当てて、対応しています。


―Google Workspace を活用してみての成果を教えてください。

片山様:導入後は、他のメンバーの予定や会議室の確保状況をすぐに確認できるようになり、コミュニケーションがスムーズになりました。共有ドライブによってドキュメントやスプレッドシートなどの権限管理が容易になり、課題の解決につながりました。 具体的には、「社外に共有するものは特定の共有ドライブに集める」といったルールを設けたことで、どのファイルが社外に共有されているか、分かりやすくなりました。

Google ツールに慣れている・中小企業におすすめしたい

―Google Workspace はどのような会社におすすめでしょうか。

片山様:もともと他のグループウェアやツールが浸透してしまっていると、移行作業の難易度があがるかなと思います。逆に、Google ツールに慣れているメンバーが多い企業にはおすすめですね。

Google Workspace を IdP として利用し、社内のゼロトラスト対応を勧めていきたい

―今後、 Google Workspace を活用して取り組みたいことや展望を教えてください。

片山様:Google Workspace は便利なので、これを中心にしてゼロトラスト対応をしていきたいと思っています。 社内システムがいくつかある中で、そこへのアクセスが Google Workspace を使ってログインできると、アカウント発行の手間もなく、かつ入退職事の権限管理も一括ででき、もっと便利になると思います。 これに関する情報の提供を、TSクラウドに期待しています。

会社紹介

会社名 株式会社 坂ノ途中
事業内容 新規就農者を中心とした提携生産者が栽培した農産物の販売
環境負荷の小さい農業を広げるためのあれこれ
従業員数 約180名
企業概要 「100年先もつづく、農業を」というメッセージを掲げ、化学合成農薬や化学肥料不使用で栽培された農産物の販売を行っており、提携生産者の約8割が新規就農者です。 少量不安定な生産でも品質が高ければ適正な価格で販売できる仕組みを構築することで、環境負荷の小さい農業を実践する生産者の増加を目指しています。 その他、東南アジアの山間地域で高品質なコーヒーを栽培することで森林保全と山間地での所得確保の両立を目指す「海ノ向こうコーヒー」も展開。 農業分野を代表するソーシャルベンチャーとして事業成長を続けています。

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