ExcelをGoogle スプレッドシートに変換・編集する方法。互換性や注意点も解説

コラム更新日:2026.10.14

Excel(xlsx.ファイル)をGoogle スプレッドシートで変換・編集する方法や、Google スプレッドシートをExcelに変換して書き出しする方法をわかりやすくステップで解説します。また、ExcelをGoogle スプレッドシートに変換する際の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。ExcelとGoogle スプレッドシートの互換性を理解し、効率的に作業を行いましょう。

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執筆・監修:TSクラウド編集部

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目次

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ExcelをGoogle スプレッドシートで編集する必要性

ExcelとGoogle スプレッドシートの互換性は、ファイル形式の変換を行うことで実現します。ExcelファイルをGoogle スプレッドシートで開くことで、Excelの機能を保持しつつ、Google スプレッドシートの以下のような機能を利用できるようになります。

  • 複数人でもリアルタイムでの共同編集が可能
  • 複数のデバイス間でも作業が可能
  • 変更履歴をバージョンとして保存しているため、間違えて削除や編集をしてしまっても以前のバージョンへ戻すことが可能
  • 作業を自動的に保存してくれる自動保存機能
  • コメント機能を使うことで、シート内でコミュニケーションが可能

ExcelをGoogle スプレッドシートに変換・編集する2つの方法

ExcelファイルのデータをGoogle スプレッドシートへ移行するには、大きく分けて「ファイル全体を変換する方法」と「データのみをインポートする方法」の2つがあります。目的に合わせて使い分けましょう。


方法1:ファイル全体をスプレッドシートとして保存する

GoogleアカウントでGoogle ドライブにアクセスし、以下の手順を踏むことで、ExcelファイルがGoogle スプレッドシートとして保存されます。

<手順>

  1. Google ドライブのホーム画面で「+新規」ボタンをクリックし、「ファイルのアップロード」を選択する。その後、アップロードしたいExcelファイルを選択する。
  2. +新規ボタン

    ファイルのアップロード

  3. アップロードしたExcelファイルを右クリックし、「アプリで開く」>「Google スプレッドシート」を選択する。ExcelファイルがGoogle スプレッドシート形式で開き、編集可能になる。
  4. アプリで開くからGoogleスプレッドシート

  5. Google スプレッドシートの画面上部にある「ファイル」メニューをクリックし、「Google スプレッドシートとして保存」を選択する。
  6. Googleスプレッドシートとして保存を選択

方法2:「インポート」でデータのみを変換して取り込む

ファイルそのものを変換するのではなく、既存のGoogle スプレッドシートにExcelの「データだけ」を読み込みたい場合は、インポート機能が適しています。たとえば、社内フォーマットがすでにGoogle スプレッドシートで決まっており、そこに数値を流し込みたい場合などに便利です。

<手順>

  1. Google スプレッドシートで新しいスプレッドシートを作成するか、既存のファイルを開く。
  2. 上部メニューの「ファイル」>「インポート」をクリック。
  3. インポート機能

  4. 対象のExcelファイルを選択(またはアップロード)し、「挿入」をクリック。
  5. 「スプレッドシートを新規作成する」「新しいシートを挿入する」「スプレッドシートを置換する」などのインポートオプションを選択し、「データをインポート」をクリック。
  6. ファイルをインポート

今後のアップロードを常に「自動変換」する設定手順

今後、Google ドライブにアップロードするすべてのOfficeファイル(Excelなど)を、自動的にGoogle スプレッドシートなどの形式に変換したい場合は、Google ドライブ側で設定を行えます。

<手順>

  1. Google ドライブ画面の右上にある「設定(歯車アイコン)」>「設定」をクリック。
  2. 「アップロードしたファイルを変換する」の項目にある「アップロードしたファイルをGoogle ドキュメント エディタ形式に変換します」にチェックを入れる。
    ※この設定は今後アップロードするファイルにのみ適用され、過去にアップロード済みのファイルは変換されません。

スプレッドシートをExcelに変換して書き出しする方法

次に、Google スプレッドシートをExcelに変換して書き出しする方法を確認しましょう。

手順1:ダウンロードオプションの選択

変換したいGoogle スプレッドシートの画面上部にある「ファイル」メニューをクリックし、「ダウンロード」>「Microsoft Excel(.xlsx)」を選択します。

ダウンロード

手順2:ダウンロードの完了

ダウンロードが完了したら、ダウンロードフォルダを開き、新しくダウンロードしたExcelファイルを開きます。これで、Google スプレッドシートがExcelファイルに変換され、ExcelはローカルのデバイスでExcelとして開けます。

Excelとして開ける

Excelをスプレッドシートに変換する際の注意点

エクセルをスプレッドシートに変換するにあたり、以下のポイントを事前に確認しておくことが重要です。場合によっては変換せず、Excelのまま運用を継続したほうがよいケースもあります。

体裁が崩れることがある

Google スプレッドシートとExcelは、基本的に同じような機能を持っていますが、それぞれ独自のフォーマットを持っています。そのため、Excelをスプレッドシートに変換する際、レイアウトやフォーマット、グラフや図形が崩れることがあります。

関数がエラーになることがある

ExcelとGoogle スプレッドシートでは、一部の関数や機能について互換性がない場合があります。特に他のブックを参照している関数や一部の特殊な関数をそのまま移行すると、参照エラーが発生することがあります。

1セルあたり5万文字を超えるデータは削除される

Googleの公式仕様として、ExcelファイルからGoogle スプレッドシートに変換する際、1つのセルに5万文字を超えるテキストが入力されていると、そのセル内のデータが削除(欠落)されるという制限が設けられています。

ExcelファイルをGoogle スプレッドシートに変換する際、レイアウトや関数の崩れだけでなく、データそのものの欠落にも注意が必要です。長文のテキストデータを扱うファイルを移行する際は、事前に文字数を確認しましょう。

マクロ(VBA)はそのまま使えないためGASへの移行が必要

Excelで構築されたマクロ(VBA)は、Google スプレッドシートに変換してもそのまま引き継いで動作させることはできません。Google スプレッドシートで同様の自動処理を行いたい場合は、Google Apps Script(GAS)を用いてプログラムを組み直す必要があります。

1,000万セルを超える大容量データは変換できない

Google スプレッドシートには、1ファイルあたり最大「1,000万セル」(ファイルサイズ上限100MB)というデータ上限が設けられています。全シートの合計セル数がこの上限を超える巨大なデータセットは変換できません。この場合はデータの分割や、データベースツールの利用を検討しましょう。

Excelとスプレッドシートの違い

Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートは、世界中の多くのユーザーに利用されている表計算ツールです。この2つのツールは似ていますが、いくつかの違いがあります。

アクセシビリティ

Google スプレッドシートは、完全なクラウドネイティブです。ソフトウェアのインストールは不要で、インターネット接続があればどのデバイスからでもアクセスして作業可能です。

Microsoft Excelも現在は「Excel for the web」やOneDriveによるクラウド保存に対応しています。高度な処理ができるデスクトップアプリとクラウド環境を組み合わせて使い分けることができます。

共有と共同編集

Google スプレッドシートは、URLを共有するだけでリアルタイムでの共同作業をスムーズに開始できます。複数のユーザーが同時に編集し、誰がどこを変更しているかをリアルタイムで確認可能です。

Microsoft ExcelもOneDriveを介したリアルタイムの共同編集に対応していますが、スプレッドシートの方がブラウザベースでの同時編集の挙動が軽く、手軽に共有できる傾向があります。また、Googleの「変更履歴」とExcelの「バージョン履歴」など、履歴の復元方法が異なります。

関数と機能

Microsoft ExcelとGoogle スプレッドシートは、基本的な表計算機能ではほぼ同等ですが、高度な関数や機能についてはいくつかの違いがあります。たとえば、関数では、Excelにはあってスプレッドシートにはない関数、反対にスプレッドシートにはあってExcelにはない関数があったり、引数が異なったりする点にも違いがあります。

セキュリティとプライバシー

どちらのツールも、それぞれの提供元(GoogleおよびMicrosoft)の強固なクラウドセキュリティプロトコルによってデータが保護されています。両者の違いとして、Google スプレッドシートは基本的にGoogle ドライブ上で一元管理されるのに対し、Microsoft Excelは社内の厳格なセキュリティポリシー等の理由で「クラウドを一切使わず、完全にローカルでのみファイルを保存・管理する」という選択も行えます。

Google Workspaceに関する問い合わせはTSクラウドへ

ExcelをGoogleスプレッドシートで編集したり、スプレッドシートをExcelに変換して書き出したりすることは簡単ですが、変換する際には、関数の違いやデータそのものの欠落など、いくつかの注意点があります。これらを理解し適切に対応することで、効率的に作業を進めましょう。

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