Nano Banana の制限を徹底解説!上限や生成拒否の対策とは?
コラム更新日:2026.02.13
Google が提供する生成 AI Gemini の画像生成機能 「Nano Banana」は、その精度の高さから専門領域だったクリエイティブ業務の可能性を広げる存在として、大きな注目を集めています。
しかし、いざ業務で本格的に活用しようとすると、「プロンプトを入力しても生成が拒否される」「一日の上限枚数に達して作業が止まってしまった」といった壁にぶつかることも少なくありません。これらの制限は、一見不便に思えますが、実は安全なAI利用を守るための「ガードレール」です。
本記事では、Nano Banana で制限がかかる原因と、「プロンプトの言い換え」や「有料プランへの移行」といった具体的な解決策を徹底解説します。制限の仕組みを正しく理解し、ストレスのないクリエイティブ環境を整えましょう。
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執筆・監修:TSクラウド編集部
Google Workspace 正規代理店のうち、最も高いランクのプレミア資格を持っています。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上へのサービス提供で培った知識と経験を活かし、Google Workspace の情報を発信しています。
目次
Nano Banana とは? Nano Banana Pro との違い
まずは、画像生成の基礎となる Nano Banana のモデル構成と基本的な仕様の違いを整理しておきましょう。
Nano Banana( Gemini 2.5 Flash Image )は、Google の画像生成モデルで、高速な生成と手軽な画像編集に優れています。
一方、上位モデルである Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)は、従来の画像生成 AI が抱えていた「複雑な指示を理解できない」「文字が正しく出力されない」といった課題を克服した高度な画像生成モデルです。
Nano Banana および Nano Banana Pro は、Gemini アプリで利用可能。Nano Banana で画像生成したい時は「高速モード」を、Nano Banana Pro を利用したいときは「思考モード」「Pro」を選択した状態でプロンプトを入力し、画像生成をします。
なお、プランによって異なりますが、無料の個人アカウントでは、Nano Banana が 1 日あたり最大 100 枚の画像、Nano Banana Pro が 1 日あたり最大 3 枚の画像を生成できる とされています。
Nano Banana で制限がかかる2つの主な原因
プロンプトを入力した際に「回答できません」「画像を生成できません」といったエラーメッセージが表示される場合、主な原因は「生成上限に達した」もしくは「ポリシーに反している可能性」のいずれかに該当します。
1.1 日の生成回数の上限に達した
Nano Banana には、サーバー負荷を防ぐため、一定時間内または 1 日あたりの生成回数に上限が設けられています。上限に達すると「現在、リクエストが多すぎます」といったメッセージが表示され、リセットされるまで画像の生成ができなくなります。
上限は毎日リセットされますが、無料版ではピークタイム(利用者が多い時間帯)に制限 が厳しくなる傾向があります。これは Google がすべてのユーザーに公平なアクセス権を提供するため、リソースを動的に管理しているためです。
2.「生成 AI の使用禁止に関するポリシー」に反する可能性がある
Nano Banana および Nano Banana Proで画像を生成する際、入力内容が Google の「生成 AI の使用禁止に関するポリシー」に抵触すると判断された場合、もしくは悪意がなくともフィルターに引っかかった場合、プロンプトの画像が削除される ことがあります。
特に、以下のような内容は、Google の規約が適用され、違反する可能性があると判断される可能性が高く、自動的にブロックされます。
- 嫌がらせ:特定の個人やグループに対する攻撃、侮辱、脅迫。
- ヘイトスピーチ:人種、宗教、性別、性的指向などに基づく差別や憎悪の扇動。
- 露骨な性表現:性的でわいせつな描写やコンテンツの生成。
- 危険な活動:自傷行為、サイバー攻撃の手口、犯罪の助長につながるもの。
- 著作権・知的財産: 特定のキャラクターや企業のロゴなど他者の権利を侵害するもの。
厄介なのは、悪意がないのにフィルターに引っかかるケースです。たとえば、特定の専門用語が偶然ポリシーに抵触するワードと誤認されたり、抽象的な指示が不適切と判断され、画像を生成できない場合もあります。
「制限ストレス」を解消する具体的な対策
制限を回避し、 Nano Banana をフル活用するためには、プロンプトの言い換えなどの技術的アプローチや、Google Workspace の導入など利用環境的アプローチの両面からの対策が有効です。
誤検知を防ぐ「プロンプト言い換え」
誤検知による生成拒否を回避するためには、プロンプトの「書き方」を工夫する必要があります。これは決してポリシーを潜り抜けるための裏技ではなく、 AI に対して「安全で建設的な指示である」ことを明確に伝える技術 です。
- 具体的かつ客観的な言葉を選ぶ
「激しい」「ショッキングな」といった主観的で強い言葉を避け、「躍動感のある」「インパクトの強い色彩の」といった具体的な視覚表現に置き換えます。 - 文脈(コンテキスト)を与える
単に「ナイフを持った男」と入力すると暴力表現として弾かれる可能性がありますが、「プロの料理人がキッチンで食材をカットしている風景。明るく清潔な雰囲気」と文脈を補足することで、安全な画像として認識されやすくなります。 - ネガティブプロンプトの活用
「~を含めないでください」と明示することで、意図しない不適切な要素が混じり、結果的にフィルターに引っかかるのを防ぐことができます。
Google Workspace や追加アドオンの導入
生成回数の上限による「枚数不足」に悩まされている場合、最も確実な解決策は 有料プランである Google Workspace への移行や追加アドオン「AI Expanded Access」や「AI Ultra Access」を導入することです。1 日あたりの生成回数の上限が大幅に引き上げられ、業務を止めることなく大量の試行錯誤が可能になります。
【比較表】プラン別 Nano Banana の回数制限
Nano Banana および Nano Banana Pro は、無料アカウントと Google Workspace 、追加アドオンにより画像を生成できる回数の制限が異なります。以下はその違いをまとめた表です。
| 無料 アカウント |
Business Starter | Business Standard/Plus Enterprise Standard/Plus |
AI Expanded Access あり(アドオン) | AI Ultra Access あり(アドオン) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 利用料金 | 無料 | ¥800 | ¥1,600~ | Google Workspace プランの利用料 + AI Expanded Access の利用料(非公開) |
Google Workspace プランの利用料 + AI Ultra Access の利用料(非公開) |
| Nano Banana による画像生成枚数 | 最大 100 枚/日 | 最大 100 枚/日 | 最大 1,000 枚/日 | 最大 1,000 枚/日 | 最大 1,000 枚/日 |
| Nano Banana Proによる 画像生成枚数 |
最大 3 枚/日 | 最大 3 枚/日 | 最大 100 枚/日 | 最大 200 枚/日 | 最大 1,000 枚/日 |
無料アカウントおよび Business Starter では、Nano Banana による画像生成枚数が 1 日最大 100 枚までとなっていますが、Business Standard 以上では、1 日最大 1000 枚まで生成可能 になります。
また追加アドオン「AI Ultra Access」を導入すると Nano Banana Pro による画像生成枚数は、最大 1,000 枚まで生成可能になります。
AI Ultra Access の料金プランは、現在公式サイトでは公開されていません。料金の確認とお申し込みは、管理コンソール、または販売パートナーを通じてご確認いただいた後、管理コンソールにてお手続きいただけます。
TSクラウドでは、AI Ultra Access に関するご相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Nano Bananaの制限を理解して業務効率を最大化しよう
Nano Banana の制限は、一見するとクリエイティブな自由を縛るものに感じられるかもしれません。しかし、その背景にある安全性ポリシーや生成回数制限の仕組みを理解すれば、より賢く AI と共生することが可能 です。
「制限に引っかかって仕事にならない」というストレスを解消するための第一歩は、適切なプロンプトエンジニアリングの習得と、必要に応じた Google Workspace へのアップグレードです。まずは環境を整え、業務効率を最大化しましょう。

