コラム更新日:2026.05.19

「業務効率化が進まない」「定型業務に時間をとられ、付加価値の高い業務に取り組めない」といった課題に直面していませんか?

Google Workspace の生成 AIの「Gemini」は、これらの課題を解決するビジネスの切り札です。Gmail やドキュメントなどの普段使いのツール上で、アシスタントのように利用が可能 。2025年1月から、Google Workspace へ標準搭載され、より活用の幅が広がりました。

Google Workspace の生成 AI「Gemini」の概要やメリット、料金、プラン別の機能比較について解説 します。急速に進化を続ける AI をビジネスに取り入れ、新しい働き方の実現のための参考にしてください。

※プランや管理設定により、利用できない機能もあります。機能がご利用いただけない場合、管理者による設定をご確認ください。

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執筆・監修:TSクラウド編集部

Google Cloud の「プレミア認定」を保有する、Google Workspace 正規販売代理店です。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上の導入支援実績( 2026 年 2 月時点)に基づき、Google Workspace の最新機能から活用術、DX推進に役立つノウハウを専門的な視点で解説しています。

※情報は記事公開(更新)時のものです。Google Workspace の仕様や価格は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。

目次

Google Workspace の生成 AI「Gemini」とは?

Google Workspace の生成 AI「Gemini」とは、Google Workspace の利用者向けに提供される生成 AI サービスです。Google の最先端の AI 技術である Gemini を基盤としており、文章の作成や要約、翻訳、データ分析、議事録作成など、さまざまな作業を効率化できます。

以前は、一部が拡張機能として提供されていましたが、Google Workspace に統合され、Google Workspace 導入ユーザーであれば追加料金なしでご利用いただけます。(プランによる利用制限あり)

また、Google Workspace のアプリ内に組み込まれている AI 機能も多く、画面を切り替えることなく直接 AI が利用できるため、より効率的に日々の業務が遂行できます。

Google Workspace で使える Gemini の種類

Google Workspace で使える Gemini には、大きく分けて 3 つあります。

  • Google Workspace with Gemini
  • Gemini アプリ
  • NotebookLM

Google Workspace with Gemini

Google Workspace with Gemini は、Google Workspace のアプリ内で直接 AI が利用できる機能です。Google Workspace with Gemini は以下のアプリで利用できます。

  • Gmail
  • Google Chat
  • Google Meet
  • Google ドキュメント
  • Google スプレッドシート
  • Google スライド
  • Google Vids
  • Google ドライブ
  • Workspace Studio
  • Flow

たとえば、AI アシスタントとして利用できる「サイドパネル」や Gmail や ドキュメント内で文章生成サポートなどが使えます。使い慣れた環境で AI が利用でき、別のアプリを開く必要もないため、業務を止めずに生産性向上が図れます。

Gemini アプリ

Gemini アプリは、チャット型の AI サービスです。テキスト生成だけでなく、画像生成機能「Nano Banana Pro」や音楽作成、高度なリサーチ機能である「Deep Research」など多種多様な機能が備わっています。

機能のアップデートも目覚ましく、新しい機能や連携が備わっていくのがGemini アプリの特徴ともいえるでしょう。

NotebookLM

NotebookLM とは、無料で利用できる Google が提供するノートブック形式の AI ツール です。ユーザーがアップロードした内容を、AI の技術で整理・分類・管理が可能。社内に蓄積された資料や過去のデータから、必要な情報を瞬時に引き出すことができ、社内の問い合わせ対応やマニュアルとして活用できます。

現在は、Gemini アプリとも連携しており、NotebookLMをソースにGeminiアプリで文章等の生成ができるのも特徴的です。

【新機能】Gemini を基盤に業務を支援! Workspace Intelligence とは?

Workspace Intelligenceは、Gmail、Google ドライブ、Google Chat、Google カレンダーといったGoogle Workspace全体に分散したデータをつなぎ、Geminiにリアルタイムな業務コンテキストを提供する基盤 です。

従来の生成AIがアプリケーションごとの独立したデータしか参照できなかったのに対し、Workspace Intelligenceは、散在するメールやファイルを構造化された「ナレッジグラフ(知識グラフ)」に変換。ユーザーの業務におけるリアルタイムな文脈をGeminiが把握できるようになるため、ユーザーはタスクのたびに前提条件や背景情報をAIに説明する必要がなくなります。

Google Workspace で Gemini を利用するメリット

生成 AI のビジネス利用が顕著になってきている今、さまざまな AI サービスがでてきました。数ある AI サービスの中から、Google Workspace の Gemini を利用する主なメリットとして、以下が挙げられます。

  • 安心のセキュリティ
  • Google Workspace とのコラボレーション
  • 圧倒的なコストパフォーマンス

安心のセキュリティ

Google Workspace の生成 AI は、Google のプライバシーポリシーのもと、入力内容や生成されたデータを AI の学習に利用しないと明言されています。そのため、機密情報の情報漏洩のリスク対策ができるなど、強固なセキュリティ環境で生成 AI の利用が可能です。

\ 安全に生成AI を使いたい /

GoogleWorkspace を導入する

Google Workspace とのコラボレーション

Google Workspace の生成 AI は、Gmail や Google ドキュメントなどの各アプリケーションに統合されています。そのため、既存のデータやワークフローをそのまま最大限に活用できます。

たとえば、Google ドライブのデータを活用すれば、生成 AI 導入のためにデータを整理する必要がありません。すぐに AI の導入が可能であることもメリットです。

圧倒的なコストパフォーマンス

Google Workspace の Gemini は、別で AI サービスを契約・導入する必要がありません。すでに Google Workspace を利用している企業であれば、既存環境のまま AI が活用できるため、新たに別のツールを探す手間や導入プロセスにかかる時間、ライセンス費用、運用コストがかかりません。これにより、AI の導入にかかるコストの削減が可能となります。ただし、プランによって機能の制限があることに留意しましょう。

Google Workspace における Gemini の利用方法と料金プラン

ここでは、Geminiの利用方法と料金プランについて解説していきます。

Gemini の利用方法

Google Workspace の生成 AI「Gemini」をご利用いただくためには、Business プランもしくは Enterprise プランのご契約が必要です。すでにGoogleWorkspaceを導入済みの企業であれば、手続きなくGeminiの利用を開始できます。

Google Workspace のご契約がお済みでない方は、以下の記事で申し込み手順や準備事項について詳しく解説しています。まずはこちらの記事で、導入に向けた全体像を把握し、検討にお役立てください。

Gemini の料金プラン

Gemini 利用料金は、Google Workspace のライセンス料に含まれます 。GoogleWorkspaceを未導入であれば、Gemini の機能以外にも、ストレージ容量や活用したい機能・目的にあわせてプランを選択するとよいでしょう。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
価格
ユーザー1人あたりの月額
(年間契約の場合)
¥800 ¥1,600 ¥2,500 ¥3,060 ¥3,980
利用可能人数 ~300人 ~300人 ~300人 無制限 無制限
ストレージ容量
ユーザー1人あたり
30GB
(プール)
2TB
(プール)
5TB
(プール)
5TB~
(プール)
5TB~
(プール)
Google Workspace with Gemini
(機能制限あり)
Gemini アプリ 機能とモデルへの標準権限 機能とモデルへの拡張されたアクセス 機能とモデルへの拡張されたアクセス 機能とモデルへの拡張されたアクセス 機能とモデルへの拡張されたアクセス
NotebookLM 標準権限 上位レベルのアクセス権 上位レベルのアクセス権 上位レベルのアクセス権 上位レベルのアクセス権

\ プラン選びに迷ったら /

TSクラウドに相談する

AI をさらに活用したいなら AI Expanded Access を導入しよう

プランに標準搭載されている Geminiなどの AI 機能をより細かくカスタマイズしたり、高度な自動化を実現したりしたい場合は、追加ライセンス「 AI Expanded Access」 の導入の検討をおすすめします。AI Expanded Access は、Google Workspace の各プランに標準で含まれるAI機能の性能を大幅に向上させます。

AI Expanded Accessの料金については、Google Workspace管理者ヘルプのページに「お住まいの地域の通貨とサブスクリプションの期間によって異なります」と記載されています。機能等の詳細は下記の関連記事をご覧ください。

徹底比較!プランごとに利用できる Gemini の機能

Google Workspace の生成 AI Gemini は、プランによって利用できる機能に違いがあります。ここでは、プランごと、具体的な機能の違いについてまとめています。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
エンタープライズグレードの
セキュリティとプライバシー
AI が利用できるアプリ Gmail Gmail, Google Chat, Google Meet, ドキュメント, スプレッドシート, スライド, Google ドライブ, Google Vids Gmail, Google Chat, Google Meet, ドキュメント, スプレッドシート, スライド, Google ドライブ, Google Vids Gmail, Google Chat, Google Meet, ドキュメント, スプレッドシート, スライド, Google ドライブ, Google Vids Gmail, Google Chat, Google Meet, ドキュメント, スプレッドシート, スライド, Google ドライブ, Google Vids
Gemini アプリ 機能とモデルへの標準権限 機能とモデルへの拡張されたアクセス 機能とモデルへの拡張されたアクセス 機能とモデルへの拡張されたアクセス 機能とモデルへの拡張されたアクセス
Gem
Deep Research 月あたり 5 件のレポート 1 日あたり 20 件のレポート 1 日あたり 20 件のレポート 1 日あたり 20 件のレポート 1 日あたり 20 件のレポート
NotebookLM 標準アクセス権 上位レベルのアクセス権 上位レベルのアクセス権 上位レベルのアクセス権 上位レベルのアクセス権

ここからはアプリ別、プランごとに利用できる機能を詳しく見ていきましょう。



Gemini アプリ

チャット型 AI サービスとして提供されている Gemini アプリも, Google Workspace で利用可能です。Gemini アプリは、すべてのプランで利用できますが、Business Standard 以上のプランでは、より高度な機能が利用できます。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
エンタープライズ グレードの
セキュリティとプライバシー
Pro 基本アクセス* 1 日あたり最大 100 件のプロンプト 1 日あたり最大 100 件のプロンプト 1 日あたり最大 100 件のプロンプト 1 日あたり最大 100 件のプロンプト
思考モード 基本アクセス* 1 日あたり最大 300 件のプロンプト 1 日あたり最大 300 件のプロンプト 1 日あたり最大 300 件のプロンプト 1 日あたり最大 300 件のプロンプト
高速 一般的なアクセス 一般的なアクセス 一般的なアクセス 一般的なアクセス 一般的なアクセス
コンテキスト ウィンドウ 32,000 100万 100万 100万 100万
Deep Research 月あたり 5 件のレポート 1 日あたり 20 件のレポート 1 日あたり 20 件のレポート 1 日あたり 20 件のレポート 1 日あたり 20 件のレポート
Gem
音声概要

*アクセスはさまざまです。1 日の上限は頻繁に変更される可能性があります。

NotebookLM

NotebookLM とは、無料で利用できる Google が提供するノートブック形式の AIツール です。 ユーザーがアップロードした内容を、AI の技術で整理・分類・管理できます。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
上限 標準アクセス権 上位レベルのアクセス権 上位レベルのアクセス権 上位レベルのアクセス権 上位レベルのアクセス権
ソース 1 ノートブックあたり 50 件 1 ノートブックあたり 300 件 1 ノートブックあたり 300 件 1 ノートブックあたり 300 件 1 ノートブックあたり 300 件
音声概要の生成 3件/1日 20件/1日 20件/1日 20件/1日 20件/1日
動画の概要 3件/1日 20件/1日* 20件/1日* 20件/1日* 20件/1日*
インフォグラフィック 限定 上限の引き上げ 上限の引き上げ 上限の引き上げ 上限の引き上げ

*シネマティックな動画解説は 1日あたり 2 件

Gmail

Gmail では、メールの文面を作成するなどの文書作成サポート機能や、サイドパネルなどが利用できます。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
サイドパネル
文書作成サポート
日程調整サポート

Google Chat

Google Chat では、サイドパネルと会話の要約、自動翻訳が提供されています。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
サイドパネル
会話の要約
自動翻訳

Google Meet

Google Meet では、翻訳や自動メモの生成、音声や映像のサポートなどを行えます。会議中の画面の不正な利用を防ぎ、情報漏洩のリスクを低減するための「透かし」機能は Business Plus 以上のプランでのご利用となります。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
自動メモ生成
アダプティブ オーディオ
字幕の翻訳
透かし

Google ドキュメント

Google ドキュメントでは、サイドパネルのほか、文章作成サポート機能やドキュメントの要約機能が提供されています。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
サイドパネル
文書作成サポート
画像を生成
ドキュメントの要約

Google スプレッドシート

Google スプレッドシートでは、サイドパネルの他に、「拡張版スマートフィル」や「AI関数」などの機能が利用可能です。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
サイドパネル
AI関数
拡張版スマートフィル*

*日本語未対応

Google スライド

Google スライドでは、サイドパネル、画像作成サポート、画像の背景の削除が利用可能です。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
サイドパネル
画像を生成
画像の背景の削除

Google Vids

Google Vids とは、Google が提供するAI を活用した動画作成ツール です。特別な動画スキルを必要とせず、簡単に動画の作成が可能になります。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
AI アバター *
AI 動画クリップ *
動画制作サポート *
AI ナレーション *
画像生成 *
音楽生成 *

*ユーザーは、少なくとも 2026 年 5 月 31 日までの期間限定で無制限で利用可能

Google ドライブ

Google ドライブでは、サイドパネルのほか、PDF ファイルの要約や特定の情報の検索や PDF を使った新しいコンテンツの作成などが行える「PDFの分析」機能が提供されています。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
サイドパネル
PDF の分析

Workspace Studio

Workspace Studioでは、Gemini を活用して、Gmail、スプレッドシート、ドライブなどの Google Workspace のアプリだけでなく、外部アプリとも連携し、ルーティンとなっているタスクを自動化 できます。ただし、現時点では日本語対応が限定的となっています。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
フローの実行数* 100回/1か月 400回/1か月 400回/1か月 400回/1か月 400回/1か月

*プロモーション特典アクセス。上限の適用は 2026 年 6 月 1 日に開始されます。

Flow

Flowでは、映画のような一貫性のあるクリップ、シーン、ストーリーを作成 できます。自然言語のテキストによるプロンプトだけでなく、画像をベースにした動画生成にも対応。高度でクリエイティブな制作環境を構築できます。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
クレジット 50クレジット/1日 50クレジット/1日 50クレジット/1日 50クレジット/1日 50クレジット/1日

セキュリティ

Enterprise Plus のみで提供 されている Google Workspace の Gemini のセキュリティとして、Google ドライブで、AI を使用して自動的に組織の機密コンテンツにラベルを付ける機能があります。

AI が組織の機密コンテンツに関する学習を終えると、Google ドライブ内の新しいファイルと既存のファイルの両方に、自動的にラベルが適用されます。ラベル付けにかかる時間や労力を大きく削減でき、効率的な情報管理が可能です。

  Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
ドライブの AI 分類

Google Workspace の生成 AI「Gemini」に関するよくある質問

Google Workspace の生成 AI「Gemini」に関するよくある質問をまとめました。

Google Workspace で Gemini の利用制限はできる?

はい、可能です。Gemini が Google Workspace に統合され、Google Workspace の一部ユーザーは、追加料金なく利用可能となりました。しかし、場合によっては組織として生成 AI の利用を制限したいと考えることもあるでしょう。

管理者とユーザーが管理できるアクセス制御の例は以下になります。

  • Google Workspace での Gemini 機能へのアクセス管理(Enterprise プランのみ利用可能)
  • Gemini アプリのアクセス制御
  • NotebookLM のアクセス制御
  • Google Vids へのアクセス制御
  • Google Meet での会議メモ作成機能をユーザーに許可するかの管理
  • Google Workspace のスマート機能の管理

無料版 Gemini との違いは?どちらを使えばいい?

無料版の Gemini アプリ と Google Workspace の Gemini には, 対象者が「個人」か「ビジネス」といった違いがあります。

無料版の Gemini アプリでは、ユーザーデータはサービス改善に利用される可能性があります。 そのため、社内情報や顧客情報などの機密情報を扱う企業では、無料版の Gemini アプリの使用を制限したいケースも多いでしょう。

しかし、便利な Gemini 機能の利用を制限するのは難しく、業務でユーザーが無料版の Gemini アプリを利用したかどうかを判断することは困難です。ユーザーが安心して Gemini 機能を利用し、生産性を向上させながら、企業が機密情報も守るためには、ビジネスシーンでの利用に特化された Google Workspace の Gemini 利用がおすすめです。

Google Workspace の Gemini で業務効率化を加速させよう

Google Workspace の生成 AI Gemini は、単なるツールではなく、新しい働き方を作る強力なパートナーとなります。

無料版にはない「安心のセキュリティ」や「Google Workspace とのコラボレーション」といったメリットだけでなく、ビジネスに特化した高度な機能も利用できます。そのため、ビジネスで AI を利用するなら、業務の基盤を整えながら AI で効率化を目指せる Google Workspace の導入をおすすめします。

プラン選定のお悩みや生成 AI の具体的な活用方法など、ご質問やご相談はお気軽にお声がけください。

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