Google Workspace は「中小企業ブーストアップ補助金」の対象?申請方法も解説
コラム更新日:2026.04.15
吹田市が実施する「中小企業ブーストアップ補助金」は、吹田市に拠点を置く中小企業を対象に、生産性向上に資する設備の購入費用を支援するものです。ソフトウェアや導入に係る必要経費も対象となるため、 Google Workspace の導入・運用コストを大幅に抑えられる可能性があります。
しかし、本補助金には「交付決定前に発注してはいけない」「支払いはクレジットカード不可」など、知らないと不採択や取り消しになってしまう重要な注意点がいくつかあります。本記事では、補助金の対象者や補助金額といった基本情報から、 Google Workspace 導入時にどの経費が対象になるのか、具体的な申請の流れまでをわかりやすく解説します。
▼TSクラウドでは、Google Workspace のライセンス契約から導入初期の技術的サポート、社内定着支援まで一気通貫で支援しています。導入ロードマップ策定や煩わしい初期設定などの費用に補助金活用をお考えでしたら、TSクラウドにおまかせください。
執筆・監修:TSクラウド編集部
Google Cloud の「プレミア認定」を保有する、Google Workspace 正規販売代理店です。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上の導入支援実績( 2026 年 2 月時点)に基づき、Google Workspace の最新機能から活用術、DX推進に役立つノウハウを専門的な視点で解説しています。
※情報は記事公開(更新)時のものです。Google Workspace の仕様や価格は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。
目次
吹田市の「中小企業ブーストアップ補助金」とは
吹田市が実施している「中小企業ブーストアップ補助金 」とは、生産性向上に取り組む中小企業に対して設備費用の一部を補助する制度です。生産性向上に必要な設備費用の一部を支援することで、物価高騰が進む中でも中小企業が継続的な賃上げを行えるよう、環境整備を促します。対象となる企業は、吹田市内に主たる事業所を有している中小企業 です。対象者や事業内容、補助金額は?
本補助金を利用するためには、市が定める要件を満たしている必要があります。ここでは、事業者の要件や対象となる事業、経費に加え、補助率や補助額について解説します。事業者の要件
対象となる事業者は、以下の要件を満たしている中小企業(個人事業主含む)です。- 吹田市内に主たる事業所を有している
- 創業後 1 年以上の事業実績がある
- 市町村民税の滞納をしていない など
補助対象の事業
対象事業は、生産性向上に資する設備投資を行う事業が対象 となります。補助金の利用が認められた実際の事例として、以下のような事業と設備投資が挙げられます。- 【製造業】製造ラインで老朽化した設備を最新機種に更新
通常3時間程度かかっていた工程が1時間程度で完了するようになり、生産性向上が見込まれる。 - 【飲食サービス業】キャッシュレス決済・自動キッチンオーダー機能付きの券売機を設置
注文の伝達やレジ作業でのヒューマンエラーの削減ができ業務効率の改善を目指す。 - 【小売業】大容量の保存ができる業務用高湿冷蔵庫を導入
発注作業の頻度低減と廃棄ロスの削減により、効率化と歩留まりの改善を図る。
補助率と補助金額(上限)
支給される補助率と上限額は以下のように定められています。| 補助率 | 3 分の 2 以内 |
|---|---|
| 補助額(上限) | 200 万円 |
Google Workspace 導入は補助金の対象になる?
Google Workspace の導入は、本補助金の対象になるのでしょうか?ここでは、対象となる経費と併せて、Google Workspace 導入に係る経費のどの項目が当てはまるのかを確認していきましょう。対象となる経費
補助金の対象となる経費は、大きく分けて「設備の購入費用」と「設備購入に係る初期導入経費」の二種類です。
- 設備の購入費用:吹田市内の事業所において、直接的に事業の用に供する設備(ソフトウェアを含む)の購入費用。
- 設備購入に係る初期導入経費:対象設備の購入に付随して必要と認められる工事費、運送料、初期設定費用等その他の経費。ただし、補助対象経費として算入できる上限金額は、設備の購入経費総額の 2 分の 1 まで。
上記に加え、補助金の交付決定日以降、令和9年2月26日以内に購入した設備等が対象となります。交付決定日よりも前に購入したものは対象外 となるため注意しましょう。
Google Workspace 導入を想定した場合
Google Workspace を導入する際、補助金の対象項目として以下の経費が考えられます。- ライセンス費用
- 導入サポート費用
導入時にかかる設備購入費用にソフトウェアも含まれていることから、Google Workspace のライセンス費用が当てはまる可能性があります。また、専門業者が提供している Google Workspace の導入・運用支援の費用なども、補助金の対象となるか吹田市に確認してみるとよいでしょう。
▼TSクラウドでは、Google Workspace 導入を成功に導くためのサポートサービスを展開しています。
クラウド活用をいち早く成功させ成果を最大化させるために、導入計画策定から初期設定、社員教育まで、お客さまの課題に合わせて伴走します。
\失敗しない導入を実現するなら/
導入支援サービスを見る対象外となる費用
ただし、導入に際して必要な費用であっても、補助の対象外となる経費もあるため注意が必要です。- 取得価格が単価 20 万円(税抜)未満の設備
- 吹田市外に設置する設備
- 汎用性があり、補助対象事業の目的外使用となりえるものの購入費用(例:パソコン、スマートフォン、タブレット端末、複合機、エアコン、車両など)
- ホームページ等の作成委託費用(例:電子商取引サイト等を含むウェブサイト全般)
- 既存設備の保守、修繕に係る費用
- 予備品の購入費用
- 顧客に提供する商品自体の購入費用(レンタル品を含む)
- 保守費用、保険料等の継続費用
- 不動産の購入費用
- そのほか、補助金の趣旨に照らして適切でないもの
「中小企業ブーストアップ補助金」の実施期間と申請の流れ、注意点について
ここでは、補助金の実施期間と申請の流れ、注意点について解説します。申請受付期間
募集は2026年2月24日から すでに開始しています。エントリー受付期間と交付申請受付期間はそれぞれ異なるため注意しましょう。- エントリー受付期間:2026年2月24日(火) ~ 2026年8月31日(月)まで
- 交付申請受付期間:2026年9月30日(水)まで
申請から補助金受け取りまでの流れ
補助金の申請から受け取りまでの流れは、以下の5つのステップで進みます。1. エントリーシートの提出(申請者→吹田市)
期限: 2026 年 8 月 31 日(月)吹田市ホームページから「エントリーシート」をダウンロードし、必要書類を添付してEメール(boostup-keizai@city.suita.osaka.jp)で提出します。
2. 補助金の交付申請(申請者→吹田)
期限:案内メールで指定された期限まで「吹田市中小企業ブーストアップ補助金交付申請書」(様式第1号)に必要書類を添付し、Eメールまたは郵送(レターパックライト)で提出します。
3. 対象事業の実施
交付決定通知書を受け取ったら、速やかに事業(設備の発注・導入・支払い)に着手します。納品書、請求書、領収書等の対象経費に関する書類は必ず保管しておきましょう。4. 対象事業の完了報告(申請者→吹田市)
期限: 2027 年 2 月 26 日(金)期限までに納品および支払いを終え、同日までに「吹田市中小企業ブーストアップ補助金事業完了報告書」(様式第8号)に必要書類を添付して提出します。
5. 補助金の交付請求・受け取り(申請者→吹田市)
期限:確定通知書で指定された期限まで「吹田市中小企業ブーストアップ補助金交付請求書」(様式第10号)に必要書類を添付して提出します。不備等がなければ、請求日から 1 か月程度で指定した口座に補助金が振り込まれます。
補助金申請時の注意点
本補助金の申請時には、以下の点に注意しましょう。- 補助対象となる設備は、必ず「交付決定」を受けた後に発注や契約を行うこと。
- ※交付決定前に発注したものは補助対象外
- 設備購入の支払いは、クレジットカードで行わないこと。クレジットカードで支払った経費は補助金の対象外のため、銀行振込や現金支払いで行うこと。
- 設備の納品および対象経費の支払いは、2027 年 2 月 26 日(金)までにすべて完了させること。
- 補助金に関する経理の証拠書類等(納品書、請求書、領収書など)は、交付年度終了後から 10 年間保管しておくこと。
「デジタル化・AI導入補助金2026 」(旧:IT 導入補助金)など他の補助金との併用は不可
本補助金は、「デジタル化・AI導入補助金2026」など国や府、その他の団体からすでに補助金等を受けている事業や、今後受ける見込みがある事業は対象外となります。そのため、ひとつの事業内容(同じ設備投資)に対して、他の補助金制度と併用して二重に受け取ることはできません。 ただし、他の補助金を利用している場合環境でも、本補助金で予定している設備投資の事業内容や経費を、他の補助金対象の取組と明確に区分できる場合は、対象となる可能性があります。吹田市に問い合わせてみるとよいでしょう。よくある質問
ここでは、「中小企業ブーストアップ補助金」でよくある質問について紹介します。Q|一度エントリー段階で対象外と判断されたが、再エントリーは可能か?
再エントリーは可能です。ただし、すでに一度本補助金の交付決定を受けている場合や、再エントリーした時点で予算が上限に達してしまっている場合は再エントリーできません。Q|個人事業主で、市内と市外に複数店舗がある。対象か?
吹田市内の店舗が本拠地であることが、客観的に確認できる場合は対象となります。ただし、自宅のみが吹田市内にあり、実店舗や事務所等は吹田市外にしかなく、市内における事業活動の実態が確認できない場合は対象外となります。Q|補助金は請求してからどのくらいの期間で振り込まれるか?
提出した請求書類等に不備がなければ、請求日から概ね 1 か月程度で振り込まれるとされています。Q|補助金の相談先は?
補助金に関する相談やお問い合わせは以下で実施されています。吹田市都市魅力部 地域経済振興室中小企業ブーストアップ補助金担当
〒564 – 8550
吹田市泉町 1 – 3 – 40 低層棟 3 階( 316 番窓口)
TEL:06 – 6170 – 7217(直通) FAX:06 – 6384 – 1292
MAIL:boostup-keizai@city.suita.osaka.jp
受付時間:9:00 ~ 17:30(土日祝日を除く)
Q|TSクラウドでは、補助金の申請代行は行っていますか?
いいえ。誠に恐縮ながら、申請はお客さまご自身で行っていただく必要があります。「中小企業ブーストアップ補助金」を活用して Google Workspace 導入しよう!
吹田市の「中小企業ブーストアップ補助金」について、対象者や対象事業、補助額などを紹介しました。本補助金を活用することにより、Google Workspace のライセンス費用や初期導入経費の負担を大幅に軽減しながら、自社の生産性向上を図れる可能性があります。 本補助金はソフトウェア購入だけでなく、専門業者による導入・運用支援費用も対象となる可能性があるため、手厚いサポートを受けながら IT 化を進める絶好の機会となります。TSクラウドでは、Google Workspace のライセンス提供から初期設定、その後の運用までワンストップでサポートを行っています。Google Workspace の導入を検討中の企業さまは、弊社にお気軽にご相談ください。
