コラム更新日:2026.08.18

Google WorkspaceとSalesforceは、どちらも企業の業務効率化に欠かせないツールで、両者を連携させることで相乗効果が期待できます。

この記事では、Google WorkspaceとSalesforceを連携するメリットと、具体的な連携方法、連携における注意点を解説します。業務効率化や顧客データの管理に課題を感じている企業の方は、貴社の生産性向上のために、ぜひお役立てください。

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執筆・監修:TSクラウド編集部

Google Cloud の「プレミア認定」を保有する、Google Workspace 正規販売代理店です。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上の導入支援実績( 2026 年 2 月時点)に基づき、Google Workspace の最新機能から活用術、DX推進に役立つノウハウを専門的な視点で解説しています。

※情報は記事公開(更新)時のものです。Google Workspace の仕様や価格は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。

※名称変更に関するお知らせ: NotebookLMは、2026年7月に「Gemini Notebook」に名称が変わりました。メディア内では旧名称が利用されていることがあります。その場合は、Gemini Notebookに読み替えてご確認ください。

目次

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Google WorkspaceとSalesforceを連携するメリット

Google WorkspaceとSalesforceを連携させると、顧客管理と社内コミュニケーションが円滑になり、業務効率化や生産性向上を実現できます。

この連携により、営業担当者は顧客情報へのアクセスが容易になり、複数のツールを行き来する手間が削減されるため、業務効率のさらなる向上が期待できます。

まずは、Google WorkspaceとSalesforceの連携によって得られるメリットを見ていきましょう。

顧客管理と業務の効率化を実現

Google WorkspaceとSalesforceの連携は、顧客データ管理と業務、両方の効率化に大きく貢献します。

Salesforceに登録された顧客情報、商談履歴、案件進捗などのデータがGoogle Workspace上で共有できるため、複数のツールを行き来する必要がなくなります。これにより、顧客対応のスピードが向上し、情報入力や確認にかかる手間が削減されます。情報の整合性が向上することも期待でき、従業員間の連携もよりスムーズになるでしょう。

SSOによるID一元管理とセキュリティの向上

Google Workspaceのアカウント情報を活用し、SalesforceへのSSO(シングルサインオン)連携を構築することで、社内の認証基盤を一元化できるのもメリットです。

Salesforceのログイン画面に「Googleアカウントでログイン」という選択肢が追加されるため、ユーザーは複数のID・パスワードを個別に管理・入力する負担から解放されます。

また、管理コンソールから一括して多要素認証(MFA)やアクセス制御を設定できるため、情報システム部門の運用負荷の軽減につながります。ユーザー情報の自動同期機能にも対応しており、退職者アカウントの即時無効化など組織全体のセキュリティ統制を強化することが可能です。

データに基づいた意思決定と顧客体験の向上

Salesforceの詳細な顧客データとGoogle Workspaceの各種ツールを連携させることで、データに基づいた意思決定が可能になります。たとえば、Google スプレッドシートでSalesforceのデータを分析し、マーケティング戦略を立てるといった活用ができるのもメリットといえるでしょう。

最新のデータに基づいた迅速な判断が可能で、よりパーソナライズされた顧客体験を提供できるようになり、顧客満足度の向上につながることが期待できます。

【ケース別】Google WorkspaceとSalesforceの連携手順と活用法

Google WorkspaceとSalesforceの連携方法は、利用するツールや目的によって異なります。そのため、どのGoogleサービスをSalesforceと連携させるのか、効率化したい作業は何かを明確にして、目的に沿った設定をそれぞれ行います。

ここでは、代表的な連携方法をケース別に解説します。

Google ドライブとSalesforceの連携

Google ドライブに保存されたファイルをSalesforceから直接参照する「Files Connect」機能との連携方法をステップで紹介します。

①Google側での準備

まず、Google Cloudで「プロジェクト」を作成します。プロジェクト作成後、APIとサービスから「Google Drive API」を有効化し、認証情報を作成します。ここで表示される「クライアントID」「クライアントシークレット」は、Salesforce側で設定する際に必要になるため、控えておきます。

②Salesforce側での認証設定

Salesforceの設定画面に移動し、認証プロバイダを設定します。プロバイダタイプで「Google」を選択して、前のステップで控えておいた「クライアントID」と「クライアントシークレット」をそれぞれ入力します。

③データソースの接続

Salesforceの外部データソースとしてGoogle ドライブを選択します。これにより、SalesforceからGoogle ドライブにアクセスできるようになります。

④ユーザーへの利用許可

対象ユーザーに権限を付与し、「Files Connect」を有効化して連携完了です。


この流れに沿って設定することで、Salesforceの画面上でGoogle ドライブ内のファイルを参照できるようになります。より詳細な手順は、Salesforce公式サイトをご参照ください。

Google スプレッドシートとSalesforceの連携

Google スプレッドシートからSalesforceにアクセスできるようになり、顧客情報や売上データなどを簡単に呼び出せます。連携によって、SalesforceからGoogle スプレッドシートのシート作成や行の追加が可能です。Google スプレッドシートのデータが更新されるとSalesforceに自動で登録するといった、入力作業の自動化にも対応しています。SalesforceとGoogle スプレッドシートを行き来することがなくなり、業務の効率化に貢献します。

GmailとSalesforceの連携

GmailとSalesforceを連携させることで、双方のツールを行き来する手間を省き、顧客対応のスピードを向上します。具体的には、SalesforceのレコードをGmail画面で参照する、GmailのメールをSalesforceに記録する、GmailからSalesforceのレコードを作成するなどが可能です。顧客とのコミュニケーション履歴を管理しやすく、営業活動の進捗状況をリアルタイムで把握できるようになります。

Google WorkspaceのAI GeminiとSalesforceの連携

Google WorkspaceのAI「Gemini」とSalesforceを連携させると、さらに業務効率化が進みます。2025年3月より、Google WorkspaceでGemini用のSalesforce拡張機能が一般提供されました。

たとえば、GmailやGoogle ドキュメントなどのサイドパネルでGeminiに指示を出すだけで、Salesforceから最新の顧客情報や商談進捗を呼び出したり、メールのやり取りから新しいセールスリードや連絡先を作成したりできます。顧客対応や商談準備に必要な情報を検索・転記する手間の大幅削減につながります。

また、Geminiを活用して顧客からのメール本文を要約し、要約内容をもとに最適な返信案やフォローアップタスクをその場で生成することも可能です。普段使い慣れたGoogle Workspaceの画面上でSalesforceのデータとAIを融合させることで、営業活動や顧客対応のスピードの向上が期待できます。

※2026年8月現在、この拡張機能(Salesforce for Gemini)はパソコンのウェブブラウザ版Gmailにおいて、英語のみで利用可能となっています。今後の日本語対応をはじめ、さらなる言語の拡大が期待されています。

Google WorkspaceとSalesforce連携における注意点

業務効率を高めるGoogle WorkspaceとSalesforceの連携ですが、実務へ導入する際に押さえておきたい注意点があります。技術的制限や仕様上の注意点を確認しておきましょう。

「Files Connect」における共有ドライブの制限

Salesforce側からGoogle ドライブ内のファイルを参照する「Files Connect」機能は、Google Workspaceの「共有ドライブ」をサポートしていません。連携・参照できるのは、ユーザー個人の「マイドライブ」内にあるファイルのみとなります。

組織で共有ドライブをメインに活用している場合は、一時的に個人のマイドライブへファイルを配置するなどの運用ルールの事前策定が必要です。

データ同期・アクセス権限設定における注意点

データ同期やファイル参照の設定においては、以下の3つのポイントに注意が必要です。

①ファイルの同期仕様(コピーと参照の違い)
Files Connect経由でファイルをSalesforce内に「コピー」として保存した場合、Salesforce側での編集や、Google ドライブ側での更新履歴は相互に自動反映されません。一方、ファイルをコピーせずリンクする「参照モード」で連携している場合は、Google ドライブ側の最新バージョンが常に参照されます。

②ファイルのプレビュー制限とダウンロード権限
「参照モード」で連携したファイルは、Salesforceの画面上で直接プレビューすることができません。また、ファイルをダウンロードする際には、ユーザー自身がGoogle ドライブ側(外部システム)へのアクセス権限を保持している必要があります。

③アクセス権限の整合性
Salesforce側とGoogle Workspace側の双方向で適切なオブジェクト・フィールド権限、およびGoogle ドライブ側のアクセス制御が整合していない場合、データやファイルが正常に表示・アクセスできない原因となります。

※上記について詳細な接続仕様や最新のサポート状況は、Salesforce公式ヘルプでも公開されています。

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Google WorkspaceとSalesforceの連携で生産性アップ

Google WorkspaceとSalesforceを連携させることで、情報管理と業務の効率化、データに基づいた意思決定といった、多くのメリットが得られます。すでにSalesforceを導入している企業においては、GmailやGoogle ドライブ、Google スプレッドシートといった個々のツールとSalesforceを連携させることで、日々の業務をさらに効率化して、生産性向上が期待できます。

この連携をより深く理解し、自社の業務効率化に役立てたいとお考えの場合は、ぜひGoogle Workspace関連資料もご覧ください。

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