【事例あり】Google Workspace が大企業に選ばれる理由とは?導入メリットを徹底解説
コラム更新日:2025.07.16
今日のビジネス環境は目まぐるしい変化の連続です。大企業のシステム部門では、レガシーシステムからの脱却や情報共有の非効率性、高まるセキュリティリスク、多様な働き方への対応など、さまざまな課題に直面しています。これらの課題は、企業の成長を阻害し、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の足かせとなる可能性があります。
本記事では、これらの課題を解決し、企業の DX を加速させる強力なソリューションとして、Google Workspace をご紹介します。多くの大企業が Google Workspace を選ぶ理由、具体的な導入メリット、効率的な導入方法、そして他のグループウェアとの比較を通じて、その真価を解説します。
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執筆・監修:TSクラウド編集部
Google Workspace 正規代理店のうち、最も高いランクのプレミア資格を持っています。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上へのサービス提供で培った知識と経験を活かし、Google Workspace の情報を発信しています。
Google Workspace が大企業に選ばれる理由
現代の大企業は、グローバル展開、多様な働き方への対応、そして強固なセキュリティ対策といった、従来のグループウェアでは対応しきれない複雑なニーズを抱えています。このような背景の中、Google Workspace は、その革新性と信頼性から、多くの大企業に選ばれ続けています。
Google は、世界中で利用される検索エンジンやクラウドサービスを支える極めて安定したインフラを誇ります。この強固な基盤の上で提供される Google Workspace は、常に最新のセキュリティ対策と技術が適用されています。Gmail、Google カレンダー、Google ドキュメント、Google Meet など、業務に必要なツールがすべてシームレスに連携しているため、情報共有から共同作業、コミュニケーションまで、あらゆる業務プロセスを劇的に効率化できるのです。
大企業が Google Workspace を導入するメリット
大企業が Google Workspace を導入することで得られるメリットは多岐にわたります。ここでは、特に重要となる5つのメリットを詳しく見ていきましょう。
➤メリット(1)強固なセキュリティとコンプライアンス
大企業にとって、セキュリティは最優先事項です。Google Workspace は、Google が誇る世界最高水準のセキュリティインフラによって支えられています。お客様のデータは、多層防御システムによって厳重に保護され、常に最新の脅威に対応するためのアップデートが行われます。
具体的には、データは常に暗号化され、不正アクセスを防ぐための多要素認証やアクセス管理機能も充実しています。さらに、国内外の主要なコンプライアンス基準にも対応しており、企業の法的要件や業界規制を遵守しながら安心して利用可能です。
➤メリット(2)高い拡張性とスケーラビリティ
大企業では、組織の成長に伴いユーザー数やデータ量が継続的に増加します。Google Workspace はクラウドサービスのため、このような変化に柔軟に対応できる高い拡張性とスケーラビリティを備えています。
事業規模の拡大や組織変更があった際も、システムを大幅に改修することなく、スムーズにリソースを調整できます。これにより、将来のビジネス成長にも対応可能な IT 基盤を構築できるのです。
➤メリット(3)圧倒的なコラボレーション能力
Google Workspace の真骨頂は、その圧倒的なコラボレーション能力にあります。Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライドなどのアプリケーションは、複数人がリアルタイムで共同編集できるため、資料作成や企画立案の時間を大幅に短縮できます。
また、Google Meet を活用すれば、遠隔地の拠点や海外のチームともスムーズなビデオ会議が可能です。Google Chat を使えば、チーム間の迅速な情報共有やプロジェクト管理が効率的に行え、部署や場所を超えた円滑なコミュニケーションを促進します。
➤メリット(4)どこからでも安全にアクセスできる利便性
多様な働き方が浸透する現代において、従業員がどこからでも安全に業務を行える環境は不可欠です。Google Workspace はクラウドベースのサービスなので、インターネットに接続できる環境があれば、デバイスや場所を選ばずにすべてのツールにアクセスできます。
自宅や出張先からでも、オフィスと変わらない業務を継続できます。オフライン環境でも一部のドキュメントを編集できる機能もあり、利便性を損なうことなく柔軟な働き方をサポートします。これは、従業員の生産性向上とワーク・ライフ・バランスの実現に貢献します。
➤メリット(5)運用管理の効率化とコスト削減
オンプレミス型のシステム運用では、サーバーの設置やメンテナンス、アップデートなどに多大な IT 管理者の負担とコストが発生します。Google Workspace はクラウドサービスのため、これらの手間を省けるのもメリットです。
IT 管理者はインフラの運用から解放され、より戦略的な業務に集中できます。また、サーバー購入費用や電気代などの物理的なコスト削減にもつながります。
【導入事例】大企業における Google Workspace 活用術
Google Workspace は、さまざまな業種の大企業で導入され、多様な課題解決に貢献しています。ここでは、Google Workspace が企業でどのように導入されているのか、具体的な活用シーンを紹介します。
➤製造業における Google Workspace 活用例
製造業においては、生産現場と本社の連携、品質管理における情報共有、そして営業や開発部門間のスムーズな連携が特に重要です。Google Workspace は、これらの課題を効果的に解決し、生産性向上と DX 推進をサポートします。
生産現場と本社の連携強化
Google Chat を活用すれば、製造ラインの状況や進捗をリアルタイムで共有できます。遠隔地の工場やサプライヤーとの打ち合わせには Google Meet が有効で、移動コストや時間を削減し、迅速な意思決定を可能にします。
品質管理・情報共有の効率化
Google ドライブで図面や仕様書、手順書を一元管理することで、常に最新バージョンにアクセス可能になります。また、Google スプレッドシートで品質データをリアルタイムに共有・分析することで、異常の早期発見や改善活動の迅速化につながります。
営業・開発部門の連携
Google ドキュメントで提案書や企画書を共同作成し、コメント機能や承認プロセスを活用することで、業務フローをスムーズに進行できます。Google サイトで社内ポータルを構築すれば、部門間の情報共有もさらに活性化できるでしょう。
➤【製造業】株式会社ノーリツ
温水空調分野を中心とした住宅設備機器の製造、販売、サービス事業を展開する株式会社ノーリツは、高額なサーバーリプレイス費用削減と旧グループウェアの課題解決のため、全社約5000名に Google Workspace を導入しました。旧システムはメール容量不足や多言語対応の不十分さ、システム停止などの問題がありました。IT 推進部主導で導入を進め、Google Workspace の利便性や明確な費用、セキュリティが評価され、テスト利用を経て全社導入がスタート。導入前後で大きく変わった点は、メールに関するストレスが一掃されたことだそうです。利用者から100%の継続意向を得るなど、大幅な改善が見込まれています。
参考:Google Workspace 導入事例 株式会社ノーリツ
Google Workspace の導入方法と成功のポイント
Google Workspace の導入は、計画的に進めることでスムーズに行えます。導入時に必要な準備として、次の5つが挙げられます。
- Google Workspace のプラン(エディション)の決定
- 利用人数の決定
- 移行計画の策定
- 管理者・導入担当者の決定
- 導入サポート役の決定
導入手続きを行う前に、まず実際に利用したいプラン(エディション)をある程度決めておきましょう。次に、契約する人数を決めますが、従業員全員ではなく数人から始めるなど、部分的な導入も可能です。
利用人数が決定したら、現在のシステム体制から Google Workspace へとどのように移行していくのか、スケジュールを立てましょう。続いて、導入後にさまざまな管理業務をスムーズに進められるよう、企業内の「管理者」を決定します。また、トラブル発生時に迅速に対応できるよう、導入サポート役を決めておくと安心です。
関連記事:Google Workspace 導入はこれで完璧!申し込み手順を詳しく解説
Google Workspace と Microsoft 365 を比較。グループウェアの選び方
大企業でグループウェアを検討する際、Google Workspace と常に比較対象となるのが Microsoft 365 です。どちらも優れたサービスですが、それぞれに異なる強みがあります。
Google Workspace は、操作性、検索機能、アプリ連携に強みがあります。
- シンプル・直感的な操作性で、情報共有や共同作業が簡単
- Google ならではの高い検索機能
- アプリ間の連携がスムーズ
一方、Microsoft 365 は Office との相互性や高度な機能が特徴です。
- Microsoft Office シリーズとの互換性が高い
- 高度な機能や豊富なテンプレート
Google Workspace と Microsoft 365 の機能には大きな差がありません。選び方のポイントとして、「コストで選ぶ」「使い慣れたツールで選ぶ」が挙げられます。また、機能に大きな差はないとお伝えしましたが、使用感には大きな違いがあると考えます。使用感を確かめる方法として、導入前にトライアルをしてみるのもおすすめです。
関連記事:Google Workspace と Microsoft 365 を比較。選び方のポイントは?
大企業の DX を加速させる Google Workspace
本記事では、大企業が Google Workspace を選ぶべき理由と、その導入がもたらす具体的なメリットを詳しく解説しました。強固なセキュリティと高い拡張性、圧倒的なコラボレーション能力、場所を選ばない利便性、運用管理の効率化とコスト削減など、Google Workspace は現代の大企業が直面するさまざまな課題を解決する強力なソリューションです。
記事で紹介した製造業における具体的な活用シーンや企業の導入事例なども参考に、ぜひ Google Workspace 導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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