Gmail で一括削除!スマホ・パソコン別にまとめて削除する方法

コラム更新日:2025.11.10

「いつの間にかメールが溜まってしまった」「メールを整理したいけど1件ずつ削除するのは時間も手間もかかって大変」 そんなお悩みのある方は多いのではないでしょうか。

メールを削除しないと、ストレージ容量の圧迫や重要なメールを見逃す可能性があり、メールの整理はビジネスにおいて重要です。 Gmail なら、100 件以上溜まってしまったメールでも一括削除でき、簡単にメールの整理が可能です。

本記事では、パソコンでの一括削除やスマホの場合、検索演算子(検索コマンド)で対象を絞ってメールを削除する方法、誤って削除したメールの復元方法を解説します。メールのストレージ容量問題を根本的に解消する方法も紹介していますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

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執筆・監修:TSクラウド編集部

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Gmail のメールを削除しないデメリットは?

Gmail のメールを削除せずにいると、いくつかのデメリットが生じます。まず、メールボックスのストレージが増加し、Google ドライブの容量を圧迫することです。Google ドライブは Gmail と同じ Google アカウントで共有されるストレージ空間であり、Gmail のメール、Google ドライブのファイル、そして Google フォトの写真や動画が含まれます。

また、メールを削除しないと、重要なメールが埋もれてしまったり、検索結果が混雑したりと、必要な情報を見つけるのに時間がかかることもあります。不要なメールは削除、またはアーカイブすることで、受信ボックスは常に整理された状態にしておきたいですね。

パソコンで Gmail のメールを一括削除する

ページ表示件数上限の 50 件や 100 件ずつ削除している方も多いかもしれません。しかし以下の方法なら、100 件以上でもまとめて削除が可能です。


手順1:パソコンで Gmail にアクセスする

手順2:メールを選択する

画面の左上にあるチェックボックスをクリックします。これにより、現在のページのすべてのメールが選択されます。

全選択

手順3:すべて選択をクリック

メールが複数ページに渡っている場合は、画面上部に表示される「〇〇のスレッド△△件をすべて選択」をクリックします。

〇〇のスレッドをすべて選択

手順4:削除アイコンより削除

上部のメニューバーにある「削除」アイコン(ゴミ箱マーク)をクリックします。これにより、選択されたすべてのメールが100件以上でもまとめて削除されます。

削除アイコン


iPhone・Android などのスマホで一括削除できる?

Gmail アプリでは、一度に削除できるメールは最大 50 件となっており、一括削除はできません。スマホで効率的にメールを整理するには、検索演算子(検索コマンド)でメールを絞り込んで、特定のメールをまとめて削除するとよいでしょう。演算子による具体的な削除方法は、次の見出しで解説します。

(スマホからブラウザ版 Gmail にアクセスすれば一括削除は可能ですが、細かくて見にくいため、PC での操作をおすすめします。)

参考:Gmail でメールを削除する

検索演算子で効率よく一括削除する

「メールを検索」の検索バーに以下の演算子を入力することで、絞り込みが可能です。

参考:Gmail の検索を絞り込む

指定した日付以前のメールを一括削除

「before:」「older_than:」などを入力し、表示されたメールをまとめて削除します。
例)
before:2023/3/2 (2023年3月2日より前)
older_than:1y(1年以上前)older_than:3m(3ヵ月以上前)

検索バーに演算子を入力

未読のみ一括削除

検索バーに「is:unread」を入力し、表示された未読メールをまとめて削除します。または、チェックボックスのプルダウンより「未読」を選択しても同様です。

未読を選択

既読のみ一括削除

検索バーに「is:read」を入力し、表示された既読メールをまとめて削除します。または、チェックボックスのプルダウンより「既読」を選択しても同様です。

指定した相手のみを一括削除

検索バーに「from:メールアドレス」(メールアドレスは削除したい相手のメールアドレス)を入力し、表示されたメールをまとめて削除します。または、「検索オプションを表示」より、fromの欄に削除したいメールアドレスを入力、「検索」で絞り込みが可能です。

fromにメールアドレスを入力

添付ファイル付きのメールのみ一括削除

検索バーに「has:attachment」を入力し、表示された添付ファイル付きのメールをまとめて削除します。または、「検索オプションを表示」より、「添付ファイルあり」のチェックボックスをONにして、「検索」で絞り込みが可能です。

添付ファイルありにチェック

特定のキーワードを含むメールのみ一括削除

検索バーに「キーワード」を入力し、表示されたメールをまとめて削除します。

削除したメールを受信トレイに戻す方法

誤って削除してしまったメールも受信トレイに戻すことが可能です。ただし、30日経過すると自動的に消えて復元できなくなるため、注意が必要です

  1. パソコンから Gmail にアクセスする
  2. Gmail の左サイドバーより「もっと見る」を選択し、その後に表示される「ゴミ箱」をクリック
  3. 移動させたいメールのチェックボックスをクリックして、メールを選択
  4. 「移動」アイコンをクリックし、移動先を選択

Gmail のゴミ箱を一括削除する方法

Gmail のゴミ箱を空にするのも1クリックで可能です。

  1. パソコンかGmail にアクセスする
  2. Gmail の左サイドバーより、「もっと見る」を選択し、その後に表示される「ゴミ箱」をクリック
  3. 「ゴミ箱を今すぐ空にする」をクリック

無料版 Gmail の容量問題は、業務効率を低下させる原因

Gmailの容量不足は、単なるストレージの問題にとどまらず、業務効率に関わる本質的な課題となります。

時間コスト:メールの整理・削除は本来の業務ではない

定期的なメールの整理や削除は、生産的な業務を妨げる「隠れた時間コスト」です。本来の業務に集中すべき時間をメール整理に費やすことは、組織全体の生産性低下につながります。

情報損失リスク:必要なメールまで削除していませんか?

容量を確保するために、将来的に必要となる可能性のある重要なメールまで削除してしまうリスクがあります。この情報損失のリスクは、ビジネスにおいて致命的な問題につながることも考えられます。

本質的な課題:メール管理の非効率性を解消しよう

本当に解決すべきなのは「メールを削除する手間」ではなく、「容量を気にせず効率的にメールを管理できる環境の整備」です。これらの課題を根本から解決するのが、ビジネスに必要なツールをひとつにまとめたクラウド型グループウェア、 Google Workspace です

無料ユーザーのストレージは 15 GB ですが、Google Workspace は最低 30 GB のストレージが利用可能。中小規模の企業で多く導入されている「Business Standard」では、2 TB ものストレージが提供され、メールによるデータ容量を気にせず、本来のビジネスに集中できる環境が提供されます。

さらに、Google Workspace は、独自ドメインの Gmail、メンバーのスケジュールを可視化できる Google カレンダー、容量ストレージを提供する Google ドライブ、生成 AI Gemini のほか、リモート会議ツール Google Meet、ドキュメントや表計算ツールなどのさまざまな機能がシームレスに連携。ビジネスにおける非効率な方法を根本的に解消したい企業に選ばれ続けています。

Gmail の課題を根本から解決して業務効率をアップ!

Gmail のメールを適切に管理しないと、容量の圧迫や検索結果の混雑などのデメリットが生じます。今回ご紹介した一括削除の方法や、検索演算子を活用して、これらの課題解決にお役立てください。

しかし、これらの対策は一時的なものにすぎません。根本的な解決のためには、「メールの容量を気にしながら、日々、不要なメールを削除する」という状況から抜け出し、より本質的な業務に集中できる環境を構築するために、Google Workspace の導入を推奨します。ストレージの有効活用とメール整理を、業務効率の向上につなげていきましょう。

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