Gmail のブロックの解除方法。設定方法やできない場合の対処法も解説

コラム更新日:2025.11.04

「取引先からの連絡が滞っている…そういえば、以前ブロック設定をしたかもしれない」Gmail のブロック機能はフォルダの管理に便利ですが、誤って設定してしまうと業務で必要なメールが届かないといったリスクが生じます。重要なコミュニケーションの停滞は、事業にも影響を及ぼしかねません。

その際、ブロック設定の解除方法が分からず、困った経験がある方も多いでしょう。この記事では、 Gmail のブロックの解除方法をパソコン・スマートフォンそれぞれで解説。また、ブロックを設定したい場合の方法や、ブロックできない場合の対処法などもご紹介します。ビジネスチャンスを逃さず、効率よくメール業務を遂行する参考にしてください。

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Gmail のブロック機能

Gmail のブロック機能は、特定のメールアドレスからのメールを自動的に迷惑メールフォルダに移動させる機能です。ブロック機能を使用すると、ブロックしたメールアドレスからの新しいメールは直接迷惑メールフォルダに移動し、不要なメール管理が容易になります。

Gmail のブロック機能の必要性

現代のビジネスでは、電子メールは欠かせないコミュニケーションツールです。しかし、「不要なメールが溢れている」問題に直面している方も多いでしょう。迷惑メールや広告メールなどでメールボックスがいっぱいになると、重要なメールを見落とすこともあります。 Gmail のブロック機能を利用すれば、不要なメールを効率的に管理し、作業効率を上げていくことが可能です

「受信拒否」との違い

Gmail には 「受信拒否」という機能はありません。 受信拒否は、特定のメールアドレスからのメールを完全に拒否することで、メール自体がユーザーのアカウントに届くことはありません。

一方、Gmail のブロック機能は、ブロックしたメールアドレスからのメールを迷惑メールフォルダに自動的に移動させる機能のため、必要に応じて後でそのメールを見ることも可能です。

《参考》ブロックされて迷惑メールフォルダに入ったメールはどうなる?

ブロックされて迷惑メールフォルダに入ったメールは、Gmail のシステムにより 30 日間保持されます。 30 日間を過ぎると、メールは自動的に削除されます。 重要なメールが誤って迷惑メールフォルダに入ってしまった場合は、30 日以内にそのメールを見つけて「迷惑メールではない」とマークすることで、メールを保護できます。

迷惑メールに潜む悪質なサイバー攻撃は、ビジネスに深刻な影響を与えかねません。被害に遭う前に、セキュリティチェックシートで自社のセキュリティ状況を確認しましょう。

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Gmail のブロック解除方法

Gmail のブロック機能は、溢れるメールボックスの整理に効果的ですが、誤って重要なメールもブロックしてしまい、見逃してしまったという経験もあるかもしれません。その場合は、以下の手順でブロックを解除してください。

パソコン

  1. Gmail にログインする
  2. 右上にある「設定アイコン」>「すべての設定を表示」>「フィルタとブロック中のアドレス」タブをクリック
  3. ブロック中のアドレスリストから対象のアドレスを探し、「ブロックを解除」をクリック

ブロックを解除をクリック

iPhone などのスマートフォン

  1. Gmail アプリを起動する
  2. 迷惑メールに振り分けされているブロックしたメールを探す
  3. アドレスの右側「その他」アイコンをタップする
  4. その他アイコンをタップ

  5. 「(送信者)のブロックを解除」をタップ。これにより、受信トレイにメールが届くようになる
  6. 送信者のブロックを解除をタップ

Gmail のブロック設定方法

送信者をブロックすると、その送信者からのメールは「迷惑メール」フォルダに自動的に振り分けられます。

パソコン

  1. Gmail にログインする
  2. ブロックしたい送信者からのメールを開く
  3. メール画面の右上部に位置する「その他」のアイコンをクリック
  4. その他のアイコンをクリック

  5. ドロップダウンメニューから「(送信者)さんをブロックする」を選択
  6. 送信者さんをブロックするを選択

  7. ブロックをクリック
  8. ブロックをクリック

iPhone などのスマートフォン

  1. Gmail アプリを起動する
  2. ブロックしたい送信者からのメールを開く
  3. メール画面の右上部にある「その他」アイコンをタップ
  4. その他アイコンをタップ

  5. メニューから「(送信者)をブロック」をタップ

ブロックができない場合の対処法

Gmail のブロック機能は非常に便利ですが、すべてのメールをブロックできるわけではありません。ブロックできない場合は、そのメールを迷惑メールとして報告することで、Gmail の迷惑メールフィルタを改善することができます。

迷惑メールとの「いたちごっこ」で生じるリスク

不要なメールを一つひとつ手動でブロックする作業は、増え続ける迷惑メール問題に対する「一時しのぎ」に過ぎません。ビジネスシーンにおいて、個人が手動で迷惑メールをブロックする行動を続けることは、時間のムダです。さらに、 組織全体に「業務中断の常態化」「クリックミス」という 2 つの潜在的なリスクをもたらします


迷惑メール対応がもたらす潜在的なリスク

業務中断の常態化 社員一人ひとりが、毎日届く迷惑メールの削除、ブロック設定、スパム報告に貴重な業務時間を奪われている
クリックミス どれだけ注意しても、巧妙なフィッシングメールを誤ってクリックしてしまう人的ミスの危険性が常にある


業務中断の常態化は「時間コストの損失」、クリックミスは「セキュリティの脆弱化」につながるリスクです。

個人の手動ブロック対策ではなく、Google Workspace の高度なセキュリティでブロック

Google Workspace の導入により、高度なセキュリティ機能が標準で利用できます。Gmail では以下の機能で、迷惑メールをブロックしてくれます。


99.9 %の「迷惑メール」「フィッシング」をブロック

Gmail は常に強力なセキュリティが機能し、迷惑メール、フィッシング、マルウェアなどの不正なメールを配信される前にブロックしています。AI を利用した迷惑メールフィルターでは、毎日 10 億人以上のユーザーを保護しており、99.9 %の迷惑メールや危険なリンクを含むメールをブロック。その数は 1 分間に 1000 万通以上にも及びます。


不審な「添付ファイル」をブロック

受信メールの添付ファイルでウィルスが検出された場合、Gmail はそのメールをブロックし、送信者に通知します。すでに受信トレイ内にあるメールの添付ファイルでウィルスが検出された場合、その添付ファイルはダウンロードできません。

これらの高度なセキュリティ機能によって迷惑メールがブロックされるため、個人のブロック対策の手間を省き、ミスクリックのリスクを軽減します。本当に必要なメールだけに集中できるでしょう。

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Gmail のブロックに関するよくある質問


ブロックした相手からのメールを見る方法は?

ブロックした相手からのメールは、迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられます。迷惑メールフォルダを開くことで、ブロックを解除することなく見ることができます。

ブロックしていない相手からのメールが届かない場合は?

以下のステップで原因を探してみてください。

  • ステップ 1:インターネット接続を確認する
  • ステップ 2:Gmail のステータスを確認する
  • ステップ 3:アカウントを確認する
  • ステップ 4:Google アカウントのストレージをチェックする
  • ステップ 5:スパムフォルダを確認する
  • ステップ 6:フィルター設定を確認する
  • ステップ 7:ブロックリストを確認する
  • ステップ 8:メールの転送設定をチェックする
  • ステップ 9:送信者にメールアドレスを確認してもらう
  • ステップ 10:送信者に添付ファイルのサイズを確認してもらう
  • ステップ 11:送信者のメールサーバーに問題がないか確認してもらう

参考記事:「Gmail が届かない」を解決!迷惑メールにもない場合の対応策

ブロックしたら相手に通知される?

Gmail でメールアドレスをブロックしても、ブロックした相手に通知されることはありません。しかし、メールを返信しないことで、相手にブロックしたことが伝わる可能性はあります。

自分がブロックされた場合はどうなる?

自分が Gmail でブロックされた場合にも、ブロックされたと通知が来ることはありません。送ったメールは相手の迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられます。

Gmail ブロック機能を活用して快適なメール環境を実現しよう

Gmail のブロック解除方法と設定方法について詳しく解説しました。ブロック機能は不要なメールを効率的に管理し、作業効率を上げるための重要なツールです。しかし、誤って必要なメールをブロックすると重要な情報を見逃すリスクもあります。その際は、本記事を参考にブロック解除をしてください。よりスムーズで効率的なメール管理を実現しましょう。

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