Gmail のブロックの解除方法。設定方法やできない場合の対処法も解説
コラム更新日:2025.11.04
「取引先からの連絡が滞っている…そういえば、以前ブロック設定をしたかもしれない」Gmail のブロック機能はフォルダの管理に便利ですが、誤って設定してしまうと業務で必要なメールが届かないといったリスクが生じます。重要なコミュニケーションの停滞は、事業にも影響を及ぼしかねません。
その際、ブロック設定の解除方法が分からず、困った経験がある方も多いでしょう。この記事では、 Gmail のブロックの解除方法をパソコン・スマートフォンそれぞれで解説。また、ブロックを設定したい場合の方法や、ブロックできない場合の対処法などもご紹介します。ビジネスチャンスを逃さず、効率よくメール業務を遂行する参考にしてください。
Gmail のブロック機能を効果的に活用して、快適なメール環境を実現しませんか?その先にある、チーム全体の生産性を向上させる「働き方」のヒントを資料でご紹介しています。
執筆・監修:TSクラウド編集部
Google Workspace 正規代理店のうち、最も高いランクのプレミア資格を持っています。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上へのサービス提供で培った知識と経験を活かし、Google Workspace の情報を発信しています。
Gmail のブロック機能
Gmail のブロック機能は、特定のメールアドレスからのメールを自動的に迷惑メールフォルダに移動させる機能です。ブロック機能を使用すると、ブロックしたメールアドレスからの新しいメールは直接迷惑メールフォルダに移動し、不要なメール管理が容易になります。
➤Gmail のブロック機能の必要性
現代のビジネスでは、電子メールは欠かせないコミュニケーションツールです。しかし、「不要なメールが溢れている」問題に直面している方も多いでしょう。迷惑メールや広告メールなどでメールボックスがいっぱいになると、重要なメールを見落とすこともあります。 Gmail のブロック機能を利用すれば、不要なメールを効率的に管理し、作業効率を上げていくことが可能です。
➤「受信拒否」との違い
Gmail には 「受信拒否」という機能はありません。 受信拒否は、特定のメールアドレスからのメールを完全に拒否することで、メール自体がユーザーのアカウントに届くことはありません。
一方、Gmail のブロック機能は、ブロックしたメールアドレスからのメールを迷惑メールフォルダに自動的に移動させる機能のため、必要に応じて後でそのメールを見ることも可能です。
迷惑メールに潜む悪質なサイバー攻撃は、ビジネスに深刻な影響を与えかねません。被害に遭う前に、セキュリティチェックシートで自社のセキュリティ状況を確認しましょう。
Gmail のブロック解除方法
Gmail のブロック機能は、溢れるメールボックスの整理に効果的ですが、誤って重要なメールもブロックしてしまい、見逃してしまったという経験もあるかもしれません。その場合は、以下の手順でブロックを解除してください。
➤パソコン
- Gmail にログインする
- 右上にある「設定アイコン」>「すべての設定を表示」>「フィルタとブロック中のアドレス」タブをクリック
- ブロック中のアドレスリストから対象のアドレスを探し、「ブロックを解除」をクリック


➤iPhone などのスマートフォン
- Gmail アプリを起動する
- 迷惑メールに振り分けされているブロックしたメールを探す
- アドレスの右側「その他」アイコンをタップする
- 「(送信者)のブロックを解除」をタップ。これにより、受信トレイにメールが届くようになる




Gmail のブロック設定方法
送信者をブロックすると、その送信者からのメールは「迷惑メール」フォルダに自動的に振り分けられます。
➤パソコン
- Gmail にログインする
- ブロックしたい送信者からのメールを開く
- メール画面の右上部に位置する「その他」のアイコンをクリック
- ドロップダウンメニューから「(送信者)さんをブロックする」を選択
- ブロックをクリック






➤iPhone などのスマートフォン
- Gmail アプリを起動する
- ブロックしたい送信者からのメールを開く
- メール画面の右上部にある「その他」アイコンをタップ
- メニューから「(送信者)をブロック」をタップ




ブロックができない場合の対処法
Gmail のブロック機能は非常に便利ですが、すべてのメールをブロックできるわけではありません。ブロックできない場合は、そのメールを迷惑メールとして報告することで、Gmail の迷惑メールフィルタを改善することができます。
迷惑メールとの「いたちごっこ」で生じるリスク
不要なメールを一つひとつ手動でブロックする作業は、増え続ける迷惑メール問題に対する「一時しのぎ」に過ぎません。ビジネスシーンにおいて、個人が手動で迷惑メールをブロックする行動を続けることは、時間のムダです。さらに、 組織全体に「業務中断の常態化」「クリックミス」という 2 つの潜在的なリスクをもたらします。
迷惑メール対応がもたらす潜在的なリスク
| 業務中断の常態化 | 社員一人ひとりが、毎日届く迷惑メールの削除、ブロック設定、スパム報告に貴重な業務時間を奪われている |
|---|---|
| クリックミス | どれだけ注意しても、巧妙なフィッシングメールを誤ってクリックしてしまう人的ミスの危険性が常にある |
業務中断の常態化は「時間コストの損失」、クリックミスは「セキュリティの脆弱化」につながるリスクです。
➤個人の手動ブロック対策ではなく、Google Workspace の高度なセキュリティでブロック
Google Workspace の導入により、高度なセキュリティ機能が標準で利用できます。Gmail では以下の機能で、迷惑メールをブロックしてくれます。
99.9 %の「迷惑メール」「フィッシング」をブロック
Gmail は常に強力なセキュリティが機能し、迷惑メール、フィッシング、マルウェアなどの不正なメールを配信される前にブロックしています。AI を利用した迷惑メールフィルターでは、毎日 10 億人以上のユーザーを保護しており、99.9 %の迷惑メールや危険なリンクを含むメールをブロック。その数は 1 分間に 1000 万通以上にも及びます。
不審な「添付ファイル」をブロック
受信メールの添付ファイルでウィルスが検出された場合、Gmail はそのメールをブロックし、送信者に通知します。すでに受信トレイ内にあるメールの添付ファイルでウィルスが検出された場合、その添付ファイルはダウンロードできません。
これらの高度なセキュリティ機能によって迷惑メールがブロックされるため、個人のブロック対策の手間を省き、ミスクリックのリスクを軽減します。本当に必要なメールだけに集中できるでしょう。
Gmail のブロックに関するよくある質問
➤ブロックした相手からのメールを見る方法は?
ブロックした相手からのメールは、迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられます。迷惑メールフォルダを開くことで、ブロックを解除することなく見ることができます。
➤ブロックしていない相手からのメールが届かない場合は?
以下のステップで原因を探してみてください。
- ステップ 1:インターネット接続を確認する
- ステップ 2:Gmail のステータスを確認する
- ステップ 3:アカウントを確認する
- ステップ 4:Google アカウントのストレージをチェックする
- ステップ 5:スパムフォルダを確認する
- ステップ 6:フィルター設定を確認する
- ステップ 7:ブロックリストを確認する
- ステップ 8:メールの転送設定をチェックする
- ステップ 9:送信者にメールアドレスを確認してもらう
- ステップ 10:送信者に添付ファイルのサイズを確認してもらう
- ステップ 11:送信者のメールサーバーに問題がないか確認してもらう
参考記事:「Gmail が届かない」を解決!迷惑メールにもない場合の対応策
➤ブロックしたら相手に通知される?
Gmail でメールアドレスをブロックしても、ブロックした相手に通知されることはありません。しかし、メールを返信しないことで、相手にブロックしたことが伝わる可能性はあります。
➤自分がブロックされた場合はどうなる?
自分が Gmail でブロックされた場合にも、ブロックされたと通知が来ることはありません。送ったメールは相手の迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられます。
Gmail ブロック機能を活用して快適なメール環境を実現しよう
Gmail のブロック解除方法と設定方法について詳しく解説しました。ブロック機能は不要なメールを効率的に管理し、作業効率を上げるための重要なツールです。しかし、誤って必要なメールをブロックすると重要な情報を見逃すリスクもあります。その際は、本記事を参考にブロック解除をしてください。よりスムーズで効率的なメール管理を実現しましょう。
Gmail のブロック機能を効果的に活用した快適なメール環境の実現と、さらに一歩進んでビジネス全体のセキュリティを強化するために、Google Workspace の導入がおすすめです。
株式会社TSクラウドでは、Google Workspace の基本(機能やメリット、エディション比較)をまとめた資料をご用意しています。ぜひご活用ください。


