Google Keep の使い方。基本の機能とビジネスでの活用術
コラム更新日:2025.08.07
スマホやパソコンで手軽にメモを残せる、Google のメモアプリ「Google Keep」。付箋のような画面で、テキストや画像を安全なクラウドに一元管理できます。
この記事では、Google Keep の基本の使い方から仕事で使える実践的な活用術まで幅広く紹介します。気になる Google Keep の保存先やセキュリティ面での危険性についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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執筆・監修:TSクラウド編集部
Google Workspace 正規代理店のうち、最も高いランクのプレミア資格を持っています。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上へのサービス提供で培った知識と経験を活かし、Google Workspace の情報を発信しています。
Google Keep とは?ビジネスに役立つ特徴2つ
Google Keep は、紙のメモ帳の代わりに使えるだけではありません。ビジネスシーンで特に役立つ、2つの大きな特徴について解説します。
➤直感的なデジタル付箋。あらゆる情報をすぐにメモに残せる
Google Keep の最大の魅力は、操作の 手軽さと情報形式の多様性 です。例えば、以下のものがメモに記録できます。
- テキスト(文章)
- スマートフォンのカメラで撮影した写真
- 音声
- 手書きのスケッチ
- Web サイトの URL
作成したメモは クラウド上に自動で保存・同期 されるため、会社のパソコンで作成したメモを、外出先でスマートフォンから確認・編集するといったことも可能。デバイスを問わず、 いつでもどこでも必要な情報にアクセス できるため、メモの紛失や確認漏れを防げます。
➤Google Workspace の各ツールと連携できる
メールでの連絡など、情報が分散していて把握するのが大変という方もいるのではないでしょうか。例えば、Gmail で受信したメールを直接 Google Keep にタスクとして保存しておけば、メールをあとから確認しにいく手間がなくなります。
このように、普段の業務で利用している Gmail、Google カレンダー、Google ドキュメントなどと連携 することで、 業務フロー全体がスムーズ になります。
Google Keep の基本的な使い方
Google Keep を初めて使う方に向けて、基本的な4つの操作方法「作成」「整理」「リマインダー」「共有」について解説します。
➤メモを作成する方法
メモを作成する方法はパソコンとスマートフォンで少し異なります。それぞれの操作方法を紹介します。
パソコンの場合
- Googleアカウントにログインした状態でアプリランチャーを開き、Google Keep のアイコンをクリックします。
- 画面の上部にある「メモを入力…」と表示された欄をクリックします。
- タイトルとメモの内容を入力します。
- 入力欄以外の場所をクリックすると、メモが自動で保存されます。
また、テキスト以外のメモを作成したいときは、メモの入力画面に表示されるアイコンを利用します。 ペン (手書き)や 画像 のアイコンを選択するだけで、ご希望の形式でメモを簡単に作成できます。
スマートフォンの場合
- スマートフォンで Google Keep アプリを開きます。
- 画面の右下にある「+」ボタンをタップします。
- メモの種類を選択します
- タイトルとメモの内容を入力します。
- 画面左上にある「←」(戻る)アイコンをタップすると、メモが保存され一覧画面に戻ります。
➤メモを整理する方法
メモが増えてきても、整理機能を使えば簡単に見つけ出すことができます。メモを整理するには、主に3つの方法があります。
ラベルで分類する
- ラベルを付けたいメモを開くか、メモにマウスカーソルを合わせます。
- メニューアイコン(︙)をクリックします。
- 「ラベルを追加」を選択します。
- 既存のラベルにチェックを入れるか、新しいラベル名を入力して「”(入力したラベル名)”を作成」をクリックします。
色や画像で視覚的に区別する
- 色を変更したいメモを開くか、メモにマウスカーソルを合わせます。
- ツールバーのパレットのアイコンをクリックします。
- 表示された色の中から、設定したい色や画像を選択します。
ピン留めで上部に固定する
- ピン留めしたいメモにマウスカーソルを合わせます。
- メモの右上に表示される画びょうのアイコンをクリックします。
- アイコンが塗りつぶされ、メモが一覧の最上部に固定されます。
➤リマインダーでタスクを通知する方法
Google Keep にタスクをメモするなら、忘れないようにリマインダーを設定しておきましょう。指定した日時や場所で、通知を送ってくれます。
- リマインダーを設定したいメモを開きます。
- 下部ツールバーにあるベルのアイコンをクリックします。
日時で通知したい場合
「日付と時間を選択」を選び、 カレンダーから日付と時間を入力します。
場所で通知したい場合
「場所を選択」を選び、通知させたい場所の住所や名称を入力し、候補から選択して 「保存」をクリックします。
➤メモをチームで共有する方法
Google Keep のメモは、チームメンバーなどと簡単に共有できます。同じメモに書き込んで記録を残すことで、伝達漏れも防げます。
- 共有したいメモを開きます。
- 下部ツールバーにある人型のアイコンをクリックします。
- 「共同編集者」の入力欄に、共有したい相手の Google アカウント( Gmail アドレス)または名前を入力します。
- 入力欄の下に表示される候補から、正しい相手を選択します。
- 画面右下の「保存」をクリックします。
チームの生産性を劇的に上げる Google Keep のビジネス活用術
タスク管理から情報共有、会議の効率化まで、チーム全体の生産性を飛躍的に向上させる具体的な活用術をご紹介します。
➤【ツール連携】Gmail や Google カレンダーと組み合わせればさらに便利
日常的に使用する Gmail やGoogle カレンダーと組み合わせることで、業務はさらに効率化します。
【活用術1】重要な Gmail を Google Keep にそのままメモ
「あのメールどこだっけ?」などと、あとから探そうと思うとなかなか見つからないこともあるでしょう。重要なメールは Google Keep に保存しておくと便利です。Gmail の画面右側にあるサイドパネルから Google Keep のアイコンをクリックすると、その メールへのリンク付きメモを簡単に作成 できます。
【活用術2】Google カレンダーのサイドパネルにメモを表示
パソコンで Google カレンダーを確認する際に、画面右側にあるサイドパネルから Google Keep を直接開くことが可能 です。例えば、クライアントに打ち合わせ候補日程を送るときに、カレンダーを開きながら Google Keepに日時をメモする、といった使い方も便利です。
➤【情報共有・ナレッジ蓄積】社内の掲示板として活用
Google Keep は、チームや部署内の情報共有ツールとしても非常に優秀です。特に総務部門のように、さまざまな問い合わせ対応や情報発信が求められる部署で役立ちます。
【活用術3】問い合わせ対応用の「簡易 FAQ 」を作成・共有
「 Wi-Fi のパスワードは?」「経費精算の締め日は?」など、頻繁に寄せられる質問とその回答をまとめたメモを Google Keep で作成し、部署メンバーで共有します。これにより、 誰でもすぐに正確な回答ができるように なります。
【活用術4】Web 上のスクラップブックとして活用
インターネットで調べているときに、有益な情報を見つけたら、すぐに Google Keep に保存。「Google Keep Chrome 拡張機能」を使えば ワンクリックで Google Keep に追加 できます。URL だけでなく、ページ内のテキストをハイライトして保存することも可能で、ブックマークするよりも格段に情報を活用しやすくなります。
【活用術5】画像内の文字をテキスト化し、検索可能なデータに
名刺や紙の資料などを Google Keep に画像として保存した後、簡単な操作で文字をテキストデータとして抽出できます。これにより、後から キーワードを入力してメモを検索 できるようになり、「データ」として活用しやすくなります。
➤【タスク管理】チームのタスクも一括管理
Google には「Google ToDo リスト」というタスク管理ツールもありますが、Google Keep も個人やチームのタスク管理に使うことができます。 チェックリスト機能共有機能 を組み合わせることで、煩雑になりがちなタスクをシンプルかつ効率的に管理できます。
【活用術6】メンバーを共同編集者に追加し「担当者別タスクリスト」を作成・共有
イベント準備やプロジェクトなど、複数のメンバーが関わる業務では、タスクリストを共有するのが効果的です。「【Aさん担当】会場手配」「【Bさん担当】資料作成」のようにタスクをリストアップし、担当メンバーを共同編集者に追加します。各々が進捗状況を反映させることで、 誰がどのタスクを進めているのか、リアルタイムで把握 できます。
Google Keep はセキュリティ面での危険性はない?
「便利だけど、会社の情報をメモして危険性はないの?」と、セキュリティ面を心配される方もいるでしょう。Google Keep は 適切な設定を行えば安全に利用できます。
まず、Google Keep に保存されたデータはすべてお使いの Google アカウントに紐づき、 Google の堅牢なインフラ上 で保護されています。 通信や保存データは暗号化 されており、世界最高水準のセキュリティ対策です。
ただし、ユーザー側の設定も重要です。情報漏洩を防ぐためには、 メモの共有設定を常に確認 する習慣をつけましょう。また、アカウント乗っ取りによる不正アクセスを防ぐため、 パスワードの使い回しをやめて、「2段階認証プロセス」を設定することも重要 です。
Google Workspace で Google Keep を利用するメリット
個人向けの無料版と異なり、法人向けの Google Workspace で Google Keep を利用すると、以下のようなメリットがあります。
- ストレージ容量が増加
画像や音声メモなどデータをより多く保存できます。 - 高度なセキュリティと管理機能
管理者は「管理者コンソール」から、組織外との共有を禁止するなど、全社的な利用ルールを設定し、情報漏洩リスクを管理できます。 - 安心のサポート体制
万が一のトラブル時も業務を止めることなく、迅速な対応が期待できます。
Google Keep を最大限に活用し、チームの生産性を向上させよう
手軽にメモを残せて、アイデア活用やタスクリスト、メンバーとの共有などさまざまに展開できる Google Keep。Google Keep 活用のメリットを最大限に引き出し、組織全体の生産性を向上させるためには、 管理機能やセキュリティが充実した Google Workspace の導入がおすすめ です。
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