コラム更新日:2026.06.04

「Google ドライブの容量を無制限に使いたい」「組織のデータ量がどんどん増えていて、ストレージの確保が課題」など、GoogleWorkspace の容量についてお悩みの企業担当者の方は多いのではないでしょうか。

G SuiteからGoogle Workspaceへと名称が変更されて以降、プランの内容や容量に関する規定が刷新され、 かつての無制限プランは現在提供されていません。 しかしその一方で、組織全体のストレージを効率よく分配・活用できる「プール方式」が導入されたことで、ビジネスを滞らせない広大な保存領域を確保することは、今もなお十分に可能です。

本記事では、Google Workspace の容量の考え方と、限りなく無制限に近い形でリソースを最大限に活用するためのノウハウを詳しくお伝えします。

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執筆・監修:TSクラウド編集部

Google Cloud の「プレミア認定」を保有する、Google Workspace 正規販売代理店です。業界歴 17 年、延べ 3,500 社以上の導入支援実績( 2026 年 2 月時点)に基づき、Google Workspace の最新機能から活用術、DX推進に役立つノウハウを専門的な視点で解説しています。

※情報は記事公開(更新)時のものです。Google Workspace の仕様や価格は変更される場合があるため、最新情報は必ず公式ページでご確認ください。

目次

Google Workspaceのストレージ容量の考え方

Google Workspace のストレージ容量を考える上で最も重要な概念が、プール方式です。この仕組みを理解することで、組織全体のストレージ戦略を立てやすくなります。

Google Workspace で使える容量は「プール方式」で決まる

プール方式とは、組織のユーザーに割り当てられている容量を合計し、それを組織全体で共有できる一つの大きな「プール(溜まり場)」として利用する考え方です。

たとえば、Business Standard を 30 ユーザーで使用すると、組織の全ユーザーの合計数 60TB(=30ユーザー × 2TB)を使うことが可能です。

ユーザーごとの容量制限に縛られることなく、組織のニーズに応じて柔軟にストレージを割り当てられるのがプール方式の大きなメリットです。

たとえば、組織の中で「人によっては 1TB しか使わないが 3TB 使う人もいる」という状況にも対応可能。この仕組みにより、個々のユーザーが容量上限に達して作業が止まる、といった事態を防ぐことができます。

ユーザー数を増やせば組織で使える容量も増える

プール方式の特性上、Google Workspace のストレージ容量を増やす最も直接的な方法は、ユーザー数を増やすことです。

たとえば、Business Standard(2TB /ユーザー)を利用している組織が、ユーザーを1名追加するだけで、組織全体の容量は 2TB 増加します。

これは、単にストレージ容量を追加購入するのとは異なり、新たなアカウントの作成により組織の成長と連動して容量を拡張できることを意味します。ストレージ容量の増加だけでなく、Google Workspace が提供するさまざまな機能も利用できるため、組織全体の生産性向上にもつながります。

ただし、Business プランで上限数(最大 300 ユ ーザー)に達した場合や、最も効率的に容量を拡張したい場合は、後述する Enterprise プランの検討が有効な選択肢となります。


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結論:Google Workspaceの容量無制限プランは廃止

デジタル化が進むにつれて、企業や組織で取り扱うデータ量は年々増加の一途をたどっています。Google Workspace の前身である G Suite では、上位プランにおいて「容量無制限」が提供されていたこともあり、無制限のプランを探している方もいるかもしれません。

しかし、結論から言うと、現在の Google Workspace のプランにおいて、容量無制限と明記されたプランは廃止されています。

前述の通り、現在では、プール方式へと移行し、Google Workspace の各プランには、1ユーザーあたりの容量(プール)が記載されていて、組織が全体で利用できる共有ストレージの上限が設定されるシステムとなっています。

【プラン別】Google Workspaceの容量を比較

現在の Google Workspace の各プランでは、具体的にどのくらいの容量が利用できるのでしょうか。組織全体の合計容量は、選択したプランによって大きく変動します。

中小企業向けのBusiness プランと、大規模組織向けのEnterprise プランを比較し、1 ユーザーあたりのストレージ容量を見ていきましょう。


Google Workspace Business Enterprise
Starter Standard Plus Standard Plus
保存容量 30GB 2TB 5TB 5TB* 5TB*

*必要に応じて保存容量を拡張可能


Business Standard 以上であれば 1 ユーザーあたり 2TB と大容量で利用可能です。プランの選定は、現状のデータ量だけでなく、将来的な増加の予測も含めて、無駄のないプラン選定を行うことが重要です。

Google ドライブの容量不足を解消し、実質無制限に近づける運用のヒント

現在の Google Workspace には、容量無制限プランはないものの、組織のストレージニーズを満たすための最適な選択肢や、効率的な運用方法が存在します。

ここからは、Google ドライブのストレージ容量の懸念をなくすための具体的なヒントを紹介していきます。

不要なファイル・重複ファイルをなくす

プラン選択とは別に、組織全体のストレージを効率的に利用し、容量の限界を遠ざけるためには、日々のデータ管理が不可欠です。

  • 不要なファイルの定期的な削除とアーカイブ
    プロジェクトが完了したデータや、長期間アクセスされていない古いファイルについては、削除または Google Vault へのアーカイブ(Business Plus / Enterprise 以上)を行うポリシーを策定します。
  • 重複ファイルの排除と効率的な保存
    個人ドライブに同じファイルをコピーして複数人が保有するのではなく、 共有ドライブでファイルを一元管理することで、重複ファイルの発生を大幅に抑えることができます。

Enterprise プランを検討する

容量を気にせず使える状態を目指すなら、Enterprise プラン(Enterprise Standard または Enterprise Plus)を検討するのがよいでしょう。

Enterprise プランは、ユーザーあたり 5TB の容量を持つだけでなく、容量が不足した際に Google へ申請することで、条件によっては 追加のストレージ容量の拡張が可能な場合もあります。これにより、組織全体のデータ増加に柔軟に対応でき、実質的に 容量を気にせず運用することが可能になります。

このリクエストによる容量追加の仕組みこそが、現在の Google Workspace における容量無制限への解釈となります。実際にどの程度まで容量が拡張されるかについては、組織の規模や利用状況に応じて個別に決定されるようですが、事実上、容量の心配がほとんどなくなる状態と言えるでしょう。


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無料版 Google アカウントと Google Workspace の容量・機能の違い

個人向けの無料のGoogleアカウント(無料版)は便利ですが、ビジネスでの利用を考えた場合、法人向け有料プランであるGoogle Workspaceをおすすめします。容量の面と機能の面から、両者の違いを解説します。

無料版 Google アカウントの容量制限

無料版 Google アカウントで提供されるストレージ容量は 15GB です。 この 15GB は、Google ドライブだけでなく、Gmail、Google フォトを含めたすべてのサービスで共有される容量であり、ユーザーごとに独立しています。

個人で利用するには十分な容量かもしれませんが、ビジネスで利用する場合、特に大容量のファイル(高解像度の画像、動画、デザインデータなど)を取り扱う機会が多い場合は、すぐに上限に達してしまう可能性があります。

Google Workspaceのメリットは、容量の増加だけではない!

Google Workspace を導入するメリットは、ストレージ容量が増えることはもちろんですが、それだけではありません。企業や組織での利用を前提とした、コラボレーション機能・AI 活用・セキュリティ・管理機能など、それぞれの機能の強化も Google Workspace を利用する価値であると言えます。

1.組織の生産性を高めるコラボレーション機能

  • カスタムメールアドレス:Google Workspace では独自ドメインを使用したメールアドレス(例:user@yourcompany.com)が利用でき、ビジネスの信頼性が向上します。
  • 大人数での会議:Google Meet で参加人数上限が増加し、録画機能なども利用可能になります。
  • 共同編集:管理コンソールより、所属部署やチーム・プロジェクト単位でファイルの管理ができるため、共同編集機能がスムーズに活用できます。

2.最新 AI 「Gemini」の活用

Google Workspace では、Google の生成 AI である Gemini を利用できます。無料版の Gemini と利用モデルや制限が異なるほか、Google Workspace の各ツールと連携し、最新 di AI をビジネスに活用できます。

3.高度なセキュリティとコンプライアンス対策

  • 管理機能の強化:管理コンソールを通じて、組織内のユーザー、デバイス、セキュリティポリシーを一元管理できます。
  • Google Vault によるアーカイブ:Business Plus や Enterprise プランでは、組織の電子情報を保持、検索、書き出し、監査するための機能を提供し、法的義務やコンプライアンス要件への対応を支援します。
  • データ漏洩防止(DLP):機密情報を含むファイルの共有を制限するなどの高度なセキュリティ対策、主に Enterprise プランで提供されています。

Google Workspace は単なる容量不足の解消に留まらず、セキュリティの向上や最新 AI の導入など、企業の持続的な成長を支える多彩な機能を備えています。「自社に最適なプランがわからない」「導入による具体的なメリットを把握したい」「コストに見合う成果が出るか確かめたい」といったお悩みをお持ちの担当者さまは、ぜひお気軽にご相談ください。

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最適なプランを選んで、容量を気にせず GoogleWorkspace を活用しよう

本記事では、Google Workspace の容量・ストレージの考え方について詳しく解説しました。

Enterprise プランを選ぶことで、容量のプールを最大化し、必要に応じて追加リクエストが可能なため、実質的に容量の心配から解放される運用が可能です。

また、容量だけでなく、組織の生産性を高めるためのコラボレーション機能、セキュリティ・コンプライアンス対策など、Google Workspace の多岐にわたるメリットを享受できます。

本記事を参考に、組織の規模・データの利用頻度・そして必要なセキュリティレベルを総合的に考慮し、最も適した Google Workspace のプランを選択してください。

Google Workspace の最適なプラン選びについてご不明な点がある場合は、いつでもお気軽に TSクラウドまでご相談ください。

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