Googleドライブの容量無制限は廃止。大容量のドライブを持つためには?
コラム更新日:2024.09.28
Google の提供しているクラウドストレージサービス「Google ドライブ」ですが、容量無制限のエディションが廃止となりました。
Google Workspace の前身である G Suite には、容量無制限エディションが存在していたため、「容量無制限が廃止され、使えるエディションの容量はどうなるの?」「容量が足りるのか心配」と不安を抱えている人もいるのではないでしょうか?
この記事では、Google ドライブの容量無制限のエディション廃止について、概要を詳しく説明します。また、新しい Google Workspace のエディションでの容量の詳細や、容量無制限に近いエディションの選び方についてもご紹介します。
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Google ドライブの容量無制限は廃止された
➤G Suite から Google Workspace にリブランディング
2020年10月に Google Workspace の前身である「G Suite」がリブランディングされ、Google Workspace が誕生しました。さまざまな変更があったのですが、その中でも注目すべき点として、Google ドライブの容量無制限エディションが廃止されたことが挙げられます。
参考記事:Google が提供する G Suite がリブランディングされ「Google Workspace」がリリース
➤G Suite と Google Workspace のドライブを比較
G Suite と Google Workspace で提供されている Google ドライブの容量の比較表を見てみましょう。G Suite の「Business」「Enterprise」では容量無制限でしたが、それぞれエディションが細分化され、容量無制限のエディションが廃止されています。
現在の Google Workspace では、条件によって容量の拡張が可能な場合もあります。詳しくはお問い合わせください。⇒ まずは詳細を聞く
G Suite(廃止) | Google Workspace | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Business | Enterprise | |||||||
Basic | Business | Enterprise | Starter | Standard | Plus | Standard | Plus | |
容量の条件 (1ユーザーあたり) |
30GB | 無制限 | 無制限 | 30GB | 2TB | 5TB | 5TB (必要に応じて拡張可) |
5TB (必要に応じて拡張可) |
Google Workspace で使える容量は「プール方式」で決まる
➤Googleドライブの「プール方式」とは?
G Suite Basic は、1ユーザーが使える容量の上限が決まっていました。しかし、Google Workspace では、ドライブを所有している組織全体で保存できる容量の上限が決まる「プール方式」が採用されており、組織全体で柔軟な利用をすることができます。
例えば、Business Standard を30ユーザーで使用すると、1人あたり2TBではなく、組織の全ユーザーで合計60TB(=30ユーザー×2TB)を使うことが可能です。ユーザーによって、ドライブの利用量に差がある組織にとっては、組織内で無駄なくドライブ容量を利用できます。例えば、「人によっては1TBしか使わないが3TB使う人もいる」という組織をつくることも可能です。
➤ユーザー数を増やせば組織で使える容量も増える
Google Workspace ではプール方式が導入されていることから、組織で使える容量を増やすには、ユーザー数を増やせば OK です。Business Standard の場合、ユーザーを1増やせば、組織で新たに2TB使えるようになります。1ユーザーに対して2TB増えるのではなく、組織の皆で使える容量が2TB増えるので、覚えておきましょう。
他にも、容量無制限エディションの廃止に伴い、「容量がいっぱいになったらどうしたらいい?」「今どのくらいの容量を使っているか確認したい」といった方には、以下の記事も参考になりますので、ぜひご覧ください。
参考記事:Google ドライブの容量不足を解消!容量の確認方法と空き容量の増やし方
Enterprise エディションが容量無制限に近い?
Google Workspace の「Enterprise Standard」「Enterprise Plus」エディションの容量は、5TBとされていますが、条件によって容量の拡張が可能な場合もあります。詳しくはお問い合わせください。⇒ まずは相談
Enterprise エディションについては、こちらの記事を参考にしてください。
参考記事:Google Workspace EnterpriseのStandard, Plusを比較。料金や機能の違いと選定の注意点。
Google Workspace のお問い合わせはTSクラウドまで
この記事では、Google ドライブの容量無制限の廃止について解説してきました。G suite から Google Workspace へリブランディングされ、容量上限が設定されましたが、プール方式が導入されるなど使いやすくなっています。 Google Workspace でも、Enterprise エディションでは、条件によって容量の拡大が可能であり、容量無制限に近い使い方ができる場合があります。
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