Googleドライブの容量無制限は廃止。大容量のドライブを持つためには?
コラム更新日:2024.05.10
Google ドライブの容量無制限のエディションは廃止されました。Google Workspace の前身である G Suite には存在しましたが、現在の Google Workspace では容量の上限があります。どのように Google ドライブの容量を考えていけば良いのか解説していきます。
Google ドライブの容量無制限は廃止された
➤G Suite から Google Workspace にリブランディング
2020年10月に Google Workspace の前身である「G Suite」がリブランディングされ、Google Workspace が誕生しました。様々な変更があったのですが、その中でも注目すべき点として、Google ドライブの容量無制限エディションが廃止されたことが挙げられます。
参考記事:Google が提供する G Suite がリブランディングされ「Google Workspace」がリリース
➤G Suite と Google Workspace のドライブを比較
G Suite と Google Workspace で提供されている Google ドライブの比較表を見てみましょう。G Suite の「Business」「Enterprise」では容量無制限でしたが、それぞれエディションが細分化され、容量無制限のエディションが廃止されています。現在の Google Workspace では、条件によって容量の拡張が可能な場合もあります。詳しくはお問い合わせください。⇒ 詳細はこちらから
G Suite(廃止) | Google Workspace | 年契約(月額) | ||
---|---|---|---|---|
Basic | 30GB | Business Starter | 30GB | ¥680/ 月/ユーザー |
Business | 容量無制限 | Business Standard | 2TB | ¥1360/ 月/ユーザー |
Business Plus | 5TB | ¥2040/ 月/ユーザー |
||
Enterprise | 容量無制限 | Enterprise Essentials | 1TB | お問い合わせ |
Enterprise Standard | 5TB | お問い合わせ | ||
Enterprise Plus | 5TB | お問い合わせ |
Google Workspace で使える容量は「プール方式」で決まる
➤Googleドライブの「プール方式」とは?
G Suite Basic は、1ユーザーが使える容量の上限が決まっていました。しかし、Google Workspace では、ドライブを所有している組織全体で保存できる容量の上限が決まる「プール方式」が採用されており、組織全体で柔軟な利用をすることができます。
例えば、Business Standard を30ユーザーで使用すると、1人あたり2TBではなく、組織の全ユーザーで合計60TB(=30ユーザー×2TB)を使うことが可能です。ユーザーによって、ドライブの利用量に差がある組織にとっては、組織内で無駄なくドライブ容量を利用できます。例えば、「人によっては1TBしか使わないが3TB使う人もいる」という組織をつくることも可能です。
➤ユーザー数を増やせば組織で使える容量も増える
Google Workspace ではプール方式が導入されていることから、組織で使える容量を増やすには、ユーザー数を増やせば OK です。Business Standard の場合、ユーザーを1増やせば、組織で新たに2TB使えるようになります。1ユーザーに対して2TB増えるのではなく、組織の皆で使える容量が2TB増えるので、覚えておきましょう。
Enterprise エディションが容量無制限に近い?
Google Workspace の「Enterprise Standard」「Enterprise Plus」エディションの容量は、5TBとされていますが、条件によって容量の拡張が可能な場合もあります。詳しくはお問い合わせください。⇒ 詳細はこちらから
Google Workspace のお問い合わせはTSクラウドまで
この記事では、Google ドライブの容量無制限の廃止について解説してきました。容量上限はありますが、プール方式が導入されるなど使いやすくなっています。無制限廃止と聞くとネガティブなイメージがありますが、使える容量はテラ単位でありますので、ぜひ積極的に Google ドライブを活用していただければと思います。
株式会社TSクラウドは、Google Workspace の正規代理店として、ユーザーの皆様の支援を行っています。電話やメールなどによるスピーディーで丁寧なサポートも充実しています。Google Workspace のコストダウンの検討や、お困りごとがありましたら是非ともTSクラウドにご相談ください。
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