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Google フォームのアンケートの作り方。顧客満足度調査を作ってみた!

コラム更新日:2024.01.16

こんにちは!TSクラウドコラム編集部のチカです。

今回は、Google フォームのアンケートの作り方を紹介していきます。実際に顧客満足度調査を作りながら、悩んだ質問形式の選び方や条件分岐の方法など、知っていると役立つポイントもお伝えします。最後に他のアンケートの例として、セミナーのフィードバックや社内満足度調査のイメージサンプルも用意したので、ぜひ参考にしてみてください!


Google フォームとは、アンケートの作り方

Google フォームとは、Google アカウントがある人なら誰でも利用できるオンラインフォーム作成ツールです。Google フォームでは、複数の質問形式の中から選べたり、フォームの見た目を変えたり、カスタマイズも簡単です。


Google フォームを作成する基本的な操作が知りたい方は、こちらの記事が参考になります。

参考記事:Googleフォームの作り方。iPhoneやAndroidなどのスマホでも回答できる


Google フォームのアンケートの利用シーンはさまざま

Google フォームは、市場調査やサービス改善など社外へのアンケートから社内アンケートまで、幅広いビジネスシーンで活用できます。


  • 顧客満足度調査
  • 市場調査商品やサービス改善
  • セミナーやイベントのフィードバック収集
  • 求人募集
  • 社員満足度調査
  • 職場環境の改善

Google フォームで実際に作ってみた:顧客満足度アンケートの例

今回は、Google フォームの使い方が学べるように、あまり使わない機能にも触れながら、実際に顧客満足度調査のアンケートを作ってみました!

アンケートの目的と質問項目を考える

はじめに、顧客満足度調査とは?目的は?を調べてみました。

顧客満足度調査とは、企業や組織が顧客の製品やサービスに対する満足度を測定するための調査のことです。製品の品質や価格、顧客サポートなどに関する顧客の声を聞き、顧客満足度を高めることでリピーターや口コミを増やし、結果的にビジネス成長が期待できます。

質問項目を考える

目的が決まったところで、質問項目を考えます。商品やサービスによって質問を変えていく必要はありそうですが、基本的な質問として次の項目を用意します。


  • 回答者の情報
  • 商品やサービスを知ったきっかけ
  • 購入した理由
  • 商品やサービスに対する満足度
  • 満足度の理由
  • リピートの有無
  • 意見や要望

全体像を把握しながらアンケートを設計

質問項目を決めたら、次は全体の流れを考えます。今回は、「満足度」が高い場合と低い場合で質問内容を変えて、それぞれの理由を具体的に調査できるようなアンケートにしたいと思いました。


そこで、回答した選択肢によって次の質問を変える「条件分岐」の機能と、質問ごとにグループ分けをする「セクション」機能を使うことにしました。それぞれの設定方法や詳細は、後ほど説明しますね。

アンケートの全体像

新規フォームを作成

Googleフォームを開き、新しいフォームを作成します。

新規フォームを作成

タイトルと説明を設定

Google フォームのタイトルと説明を入力します。説明欄には、「アンケートの目的」「質問数」「回答時間の目安」「アンケート結果や個人情報の取り扱いについて」を記載すると、安心して回答できるためおすすめです。

Google フォームのタイトルと説明

質問を作成

Google フォームでは、以下の質問が選択できます。

記述式
  • 記述式:短文での回答
  • 段落:長文での回答
選択式
  • ラジオボタン:単一選択
  • チェックボックス:複数選択
  • プルダウン:単一選択
  • 均等目盛:段階評価形式
  • 選択式(グリッド):単一選択(ラジオボタンの複数行)
  • チェックボックス(グリッド):複数選択(チェックボックスの複数行)

右側 「+」 のアイコンから質問を追加します。質問形式を選択し、それぞれ質問と選択肢を入力します。

Googleフォームの質問を追加

💡もっと役立つヒント「最適な質問形式の選び方ポイント3選!!」

  • 記述式に長文を入れると回答の一部しか表示されない!
  • 同じ文章を入力してみると、以下の表示になります。回答内容が確認しにくくなるため、記述式は全角で20字程度の回答に使うとよいです。

    Googleフォーム記述式の選び方

  • 選択式の選び方は、「複数or単一」「選択項目」の2つで決める!
  • 主に使われる選択式「ラジオボタン」「プルダウン」「チェックボックス」は、次のチャートに沿って考えていくと決めやすいです。

    Googleフォーム選択式の選び方

  • 「均等目盛」「グリッド」もアンケートには便利!
  • 均等目盛は◯段階評価に、グリッドは複数の項目をまとめた質問に使え、実際に使ってみるとアンケートにも便利でした。

    • 均等目盛
    • 均等目盛

    • グリッド
    • Googleフォームグリッド

必須項目の設定

必ず答えてほしい質問は「必須」をオンにする設定をしていきます。

必須項目の設定


必須項目にするには、上記のように質問ごとに設定する方法の他、デフォルトですべての質問を必須にする方法があります。質問作成後に設定をオンにした場合は、作成済みの質問には設定が適用されないため注意が必要です。

デフォルトで必須項目を設定する


💡もっと役立つヒント「フォームのデフォルト設定」

「デフォルト」設定では、メールアドレスの収集方法も設定できます。作成中のフォームの他、今後新たに作成する他のフォームでも同じ収集方法を適用したい場合は、最初にフォームのデフォルト設定をしておくのがおすすめです!

フォームのデフォルト設定

セクションの追加

セクションとは、Google フォーム内の複数の質問を1つのグループにする機能です。質問数が多いときや、質問の内容ごとにまとめたい時に活用でき、フォーム全体が見やすくなります。


右側にある「セクションを追加」アイコンをクリックすると作成できます。追加後の編集画面、プレビュー画面は以下のようになりました。

セクションを追加アイコン

セクションの編集・プレビュー画面

作ったセクションは、「その他」からセクションの移動・削除が可能です。セクションの削除は、セクションに含まれている質問と回答も削除されます。質問と回答を残す場合は、削除ではなく「上と結合」を選択してください。

セクションの移動・削除

条件分岐の方法

条件分岐とは、回答した選択肢によって次の質問を変える機能です。回答する必要がないものをスキップでき、途中離脱を防いだり、回答時間を短くできます。


今回は、満足度の質問から条件分岐するよう設定してみました。「非常に満足・満足・普通を選択した回答者向け」と「非常に不満・不満を選択した回答者向け」の2つのセクションを作成。「非常に不満・不満」と回答した人には、満足度ではなく不満点・改善点を聞く質問になるようにしました。


  1. 分岐前の質問を作成(条件分岐ができる質問形式は、「ラジオボタン」「プルダウン」の2種類であることに注意
  2. 回答ごとにセクションを作成
  3. 回答ごとのセクションを作成

  4. 分岐前の質問項目で、「その他のオプション」>「回答に応じてセクションに移動」を選択
  5. 回答に応じてセクションに移動

  6. 分岐後に移動するセクションを選択
  7. 分岐後に移動するセクションの設定

  8. 移動したセクションに回答後、どこに移動するか選択(最後のセクションは自動的にフォームを送信に移動)
  9. 回答後のセクションの設定

回答後に表示されるメッセージを編集

Google フォームの回答を送信した後、デフォルトでは「回答を記録しました」という画面になります。この画面は、「設定」>「表示設定」>「確認メッセージ」>「編集」から、このメッセージを変更可能です。お礼の言葉があればうれしいですし、最後にお知らせをいれるのもいいかもしれません。

回答後に表示されるメッセージを編集

Google フォームのデザインを変えてみる

Google フォームは、色やテキストスタイルの変更、ヘッダー画像の挿入ができます。普段は、変更せずにそのまま使ってしまうことが多いですが、せっかくなので設定してみました。


設定方法は、右上「テーマをカスタマイズ」から行え、以下が変更できます。

  • テキストスタイル:ヘッダー、質問、テキスト
  • ヘッダー画像:既存のテーマの他アップロードも可能
  • Googleフォームのデザインを変更

プレビュー

アンケートが完成したらプレビュー画面を開いてみましょう。右上のプレビューアイコンから確認できます。

プレビュー

プレビュー画面では、実際に回答ができます。回答した結果がどうなるか確認できるので、一度やってみることをおすすめします。

💡もっと役立つヒント「入力した回答を消す方法」

  • 質問ごと消去する方法:「再度クリックする」 or 「選択を解除」
  • フォーム全体をクリアする方法:「フォームをクリア」をクリック
  • Googleフォーム回答内容を消す方法

顧客満足度アンケートのイメージサンプル

今回作ってみた顧客満足度調査アンケートは、こちらから見ることができます。ぜひ、参考にしてみてください。

イメージサンプルはこちら


アンケートを収集して活用する

アンケートは作成するだけでなく、収集して活用することが重要です。回答を確認したり、スプレッドシートと連携して結果の分析をすることで、企業成長や商品・サービスの改善を図るための情報として活用できます。


回答の確認・共有方法やスプレッドシートとの連携については、こちらで詳しく説明しています。

参考記事:
Googleフォームの回答の確認方法。スマホで確認する方法や回答率を上げる方法もご紹介
Googleフォームとスプレッドシートを連携して、回答を効率的に分析する方法。

Google フォームでアンケート作成する際のよくある質問

Google フォームを回答する際に匿名にできる?

Google フォームは、設定から以下の2つの条件を満たした場合、匿名での回答が可能です。

  • メールアドレスを収集しない
  • 回答を一回に制限するをオフ
  • Googleフォームを匿名にする

社外の人にアンケートを答えてもらうには?

Google フォームに回答してもらう際、共有範囲の設定で、組織外の人も回答できるようにすることができます。Google フォームは、Google アカウントがなくても回答できますが、共有範囲を限定する場合はログインが必須です。

セミナーアンケートなど、社外の人と共有したい場合オフ、共有範囲を限定したい場合はオンになるように設定してください。


「設定」>「回答」>「<ドメイン名.com> と信頼できる組織のユーザーに限定する」で設定

社外の人にアンケートを答えてもらう

無料版と有料版に違いはありますか?

無料アカウントでは、Googleフォームの他、GoogleドキュメントやGmail などの基本ツールは15GBのストレージ容量と制限があります。

一方、Google Workspaceでは、ストレージ容量やツール等によって2つの主要エディションを提供しています。組織での利用を考えるなら、より多くの機能と容量を提供する Google Workspace が適しているでしょう。

「セミナーのフィードバック」「社内満足度」のアンケートのイメージサンプルはこちら

こちらから、以下の2つのサンプルをご覧いただけます。ぜひ、参考にしてください


Google Workspaceのお問い合わせはTSクラウドまで

Google フォームは、簡単にアンケートが作成でき、データの分析まで幅広く活用できるツールです。回答に合わせた質問形式を選んだり、セクションや条件分岐を使用したりすることで、回答しやすいアンケートが作成できます。ビジネスでは、Google Workspace を利用することで、より業務の効率化を図ることが可能です。この機会に、導入の検討をしてみてはいかがでしょうか。

資料DL

株式会社TSクラウドは、Google Workspaceの正規代理店として、ユーザーの皆様の支援を行っています。電話やメールなどによるスピーディーで丁寧なサポートも充実しています。Google Workspaceのコストダウンの検討や、お困りごとがありましたら是非ともTSクラウドにご相談ください。

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