無償版G Suiteが廃止へ。コストを抑えてGoogle Workspaceへアップグレードする方法
2022.01.20
Googleが無償版G Suite(旧Google Apps無償版、G Suite legacyとも呼ばれる)の提供を2022年7月1日で終了すると発表しました(現在は8月1日に期間が延長されています)。期日までに有料版であるGoogle Workspaceへのアップグレード手続きを完了させないと、サービスを利用できなくなります。無償版G Suiteの利用中の方は、早急にアップグレードの検討を始めることをオススメ致します。
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無償版G Suiteが2022年8月1日で完全に終了
Googleは2022年1月20日、Googleが無償版G Suite(旧Google Apps無償版)の提供を終了すると発表しました。2022年8月1日までが猶予期間として設定されており、該当のユーザーは現在Googleが提供しているしているGoogle Workspaceへのアップグレードを求められています。
参考:従来の無償版 G Suite からのアップグレード(Google Workspace公式)
無料版を続けて使う方法はなく、有料のGoogle Workspaceの利用が必須
Googleの公式発表によると、2022年8月1日以降は完全にG Suiteを使用することはできなくなります。有償版のG Suiteも2020年10月6日にGoogle Workspaceにリブランディングされているため、同様のサービスを利用しようとすると、有料のGoogle Workspace一択になります。
Google Workspaceはリリースされて以来、300を超える様々な新機能が追加されており、Googleが重要な投資対象としていることがわかります。この事実からも無償版のG Suiteよりも利便性は上がっており、充実した機能を有したグループウェアに進化していると言えるでしょう。
無償版G Suite(旧Google Apps無償版)の経緯
現在Googleが提供している「Google Workspace」は、もともと2006年からに開始した「Google Apps for Your Domain」という名のサービスで、開始後もしばらくはベータ版として無償提供がされていました。その後、有料版が提供され、無償で使えるユーザー数も減少していき、2012年には新規受付を停止しています。
しかし、新規受付を停止してG SuiteがGoogle Workspaceにリブランディングされた後も、無償版G Suite(旧Google Apps無償版)は10年間の無償提供が続けられていましたが、今回のG Suiteの停止に伴って遂に終了することになりました。
Google Workspaceへのアップグレードに際しての注意点
Google Workspaceへの切り替え手続きをするタイミングで、状況が変わってきますので、十分に注意して計画を立てていただけるようお願い致します。
注意点① 8月1日までにアップグレード手続きをしないと一時停止する
遅くとも2022年8月1日までに切り替えの手続きをしないと、一時停止されてしまいます。そして一時停止のまま60日が経過すると、Gmail、Googleカレンダー、MeetなどGoogle Workspace のコアサービスが利用できなくなります(その他のYouTubeやGoogleフォトなどのGoogleサービスは利用可能)。停止してしまっても、お支払いの手続きをすれば、アカウントを復元することが可能です。
注意点② 8月1日までにアップグレードすれば、それまで無料で有料版を使える
8月1日よりも前にGoogle Workspaceにアップグレードを行っても、実際に課金が開始されるのは8月1日以降です。それまでは有料のGoogle Workspaceを無料で使える期間となります。もしアップグレードを迷われていたとしても、無料期間中にお試しいただくことが可能です。早めにアップグレードを行っても損をすることはありません。
注意点③ 6月1日までにアップグレードをしないと自動切替される
6月1日までに切り替えを行わなかった場合、Google Workspaceに自動切り替えが行われます。プランは現在ご利用になっている機能に基づいて、自動的に選択されますので、ご注意ください。
Google Workspaceにアップグレードしない場合は?
Google Workspaceに切り替えない場合は、これまで蓄積してきた組織のデータをGoogleが提供しているエクスポートツールを使用してエクスポートすることができます。しかし、エクスポートを行うことはできてもGoogleアカウントを同じように再構築するのは困難で、非現実的と言えるでしょう。
Google Workspaceのプラン・価格
Google Workspaceには6つのプランがあり、機能や価格が異なります。以下に比較表を記載しますが少々複雑なため、選択の際にはGoogle Workspaceの専門家に相談することをオススメします。
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Google Workspace Business Starter |
Google Workspace Business Standard |
Google Workspace Business Plus |
Google Workspace Enterprise Essentials |
Google Workspace Enterprise Standard |
Google Workspace Enterprise Plus |
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年契約(月額) | ¥680円 | ¥1,360円 | ¥2,040円 | (お問い合わせ下さい) | (お問い合わせ下さい) | (お問い合わせ下さい) |
利用可能人数 | 300人 | 300人 | 300人 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
技術サポート | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 |
ストレージ容量(1ユーザーあたり) | 30GB | 2TB (プール) |
5TB (プール) |
1TB (プール) |
必要に応じて拡張可能 | 必要に応じて拡張可能 |
Google Vault | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ |
Google Meet ビデオ会議 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Meet ビデオ会議への最大参加者数 | 100人 | 150人 | 500人 | 150人 | 500人 | 500人 |
Meet ライブストリーミングの最大視聴人数 | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | 10,000人 | 100,000人 |
Meet 録画機能 | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Gmail | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ |
Googleカレンダー | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ |
ドキュメント、スプレッドシート、スライド | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Chat | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Cloud Search | ✕ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ |
共有ドライブ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
エンドポイント管理 | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ |
デバイス監査ログ | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
データ損失防止(DLP) | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ |
Appsheet | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ |
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